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ラブ・ストーリーは突然に

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もし人が恋に落ちる時に音がするなら、この曲の最初の最初、ギター・カッティングのトゥクトゥン!みたいな音がするのだろうと思う。

1991年にリリースされた、小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」。

イントロ部分の、「あれ、もしかしてこれが恋・・・?」感がたまらない。たった39秒の間で走る電撃。音楽って本当にすてきな発明だ。

実際は、まだ社会にも出ていない22歳なのだけれど。

ドラマティックに生きていたい

大量生産・大量消費の世界はとても便利だ。音楽はストリーミングでたくさん聴けるし、服だってネットで買うほうが楽。もしサイズが合わなかったら、さっさと売ってしまえばよい。

言うまでもなく、便利な社会って素晴らしい。だけど、何かをじっくりと好きでいる時間って、どれだけあるのだろう、とふと思うことがある。コンテンツの量も多いし、流れも速い。大げさかもしれないけれど、ほんとうの好きではなくて、周りからみた「これが好きなわたし」を意識しちゃってンじゃないの、という感覚すらある。(わたしがひねくれているだけかもしれない)

身の回りに「ドラマティック」が減ってきているように思えて、どうもさみしい。自分は好きなものにどんなふうに出逢い、どう感じて、どう愛しているのか。何にときめいてきたのかをしっかり自分でわかっているって、すごくカッコいいと思う。

何事にも運命を感じて、ドラマティックに生きてゆきたい。ビビっときて、「身体に電流が走っちゃいたい」。もちろん効果音は、トゥクトゥン!で。

こういったアンテナを高く張って、突然訪れるかもしれないラブ・ストーリーに、気がつける人でいたい。音楽、古着屋やヴィンテージ、たまに見つけるブリューパブ。わたしの趣味にすべて通じるはず。

その手始めとして、このnoteを通して、自分の「好き」を言語化していく練習をしてみたいと思う。

あの日、あの時、あの場所で 出逢わなかったら、人生はどうなっていたんだろう。そう思える人や、ものに囲まれていられたら素敵。


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