瓦は日本の財産
日本人の生活の中にすんなりと溶け込んでいる瓦。
瓦の素材で作るコースターを手作りしにギャラリー土坐さんにお邪魔しました。淡路島にあります。
本業で瓦を作りながら、瓦の良さを啓蒙していくために瓦の素材で小物をたくさん作り、ギャラリーをなさっています。
それがもう、ずっと居続けたいと思うような素敵な空間で。
空間のセンスの良さもさることながら、
そこにあるものすべてが土や木によって作られていることも、空間を居心地良くさせています。
窓辺にある深いブルーのテーブルも、土製。
土壁は、湿度や温度を快適なものに保ってくれ、結露ができません。
瓦屋根は断熱効果があり家は暑くなりすぎず、遮音効果があり雨が降ってもそこまでうるさくありません。また、吸水性に優れているので雨の後も瓦が濡れたままにならない。
手洗い場にあるシンクは、水を弾いてこないので快適。陶器製だとこうはいきませんね。
この、瓦が座面になっている椅子ですが、
知らない間に2時間半も座っていてしまいました…!!!
「普通なら、これだけ座っていたら一回立ちたくなるでしょ?」
…はい!!まさに!!
これだけ座り心地の良い椅子には、これまで出会った記憶がないです。まだまだ座れていそうな勢いでした。
淡路島に良い土があり、瓦文化が発達したとのことです。私には文化に対する思いは当然ありますが、日本人がこんなにいいものを使わない手はないと、単純に思うのです。
最近は工業規格によって瓦自体が変わらないといけない側面もあるそうなのです。それを超えて良いものを生み出していくんだと意気込んでおられる職人(社長)は、とても輝いて見えました。
瓦コースター作りについては、のちに書きます。
こちらは、おはよう朝日です(関西の朝の番組)の取材で作成された、おきたくんとめざめちゃんの手作りコースター。
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