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家庭によって違う、糠漬けの味

糠漬けキュウリをいただきました。

糠漬けにするとキュウリの質感が変わり、断面に宝石のような光沢感が出るのが不思議です。 

うちで作ったキュウリの糠漬けとはまた違う味。例えるならカツオの一番出しが入ったような、一味旨味の追加された味わいです。

塩加減や、これまでどんな野菜を漬けてきたかや、いろんな要素によって味が変わると思うのですが、いちばんは作った人の手によって変わると思うのですね。人それぞれの手のぬくもりが糠漬けに伝わり、その人・その家庭の味を作り上げているのでしょう。

手塩にかける、と言う言葉があります。実際に手をかけて作り上げた糠漬けには、その人の気持ちや心が入ります。 

「うちのは、おいしくないー(笑)」って、言ってる人もいましたけどね。でもそれがきっと家庭の味で、美味しくなぁれと思って工夫していったら、美味しいものに育っていくんじゃないかな。 

手を怪我してるのであれば別ですが、そうでなければ手は清潔な状態にして、手袋などせず素手で、糠漬け仕事を行いたいものだなと思います。

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