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新型コロナウイルスと認知症

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本日のニュースで、新型コロナウイルスの後遺症で、高齢者の5割超に「認知障害」が見られたという内容が伝えられていました。

実は、日本でこのニュースが流れる前から欧米では認知機能についての研究結果は多く出ており、コロナの後遺症として認知障害に苦しむ事例が報告されていました。

恐ろしいのは、認知機能への悪影響はコロナの症状の度合いに関わらず、しかも長期に及んで影響があるようだということです。

私たちはこれからも暫くの間、この新型コロナと付き合いながら生活を続けていかなくてはいけません。その中で、少しでも自然免疫力を上げ、認知機能への悪影響を最小限に抑えることができるかを考えてみましょう。

新型コロナの後遺症として、アルツハイマー症などの患者の脳に見られる「タウタンパク質」という物質の蓄積量が多い傾向がわかってきました。

この「タウタンパク質」の蓄積量を抑制する力があるものの一つが、エキストラヴァージンオリーブオイルだと言われています。

”米テンプル大学の研究者らが行った今回の研究はさらに一歩進み、EVOOをたっぷり使った食事には、アルツハイマー病や前頭側頭型認知症の患者の脳にみられる異常なタウタンパク質の蓄積を防ぐ効果があるのかどうかを、マウスを用いた実験で調べた。主に大脳の前頭葉と側頭葉が萎縮するこのタイプの認知症は、早ければ40歳くらいから発症し、言語障害や記憶力の低下といった症状が表れる。

研究チームは、遺伝子を操作してタウオパチー(脳内でのタオタンパク質の蓄積)を発症させたマウスのグループに、多量のEVOOを加えた餌を与えた。どのマウスも比較的若く、人間では30〜40歳相当。同じ年齢層のもう一方のグループには、EVOO抜きの通常の餌を与えた。

半年後、これらのマウスの評価を行うと、EVOO入りの餌を与えたマウスは通常の餌を与えたマウスと比べて、タウタンパク質の蓄積が60%少なかった。また、前者は学習テストや記憶テストの成績でも後者を上回った。”(前出Forbes)

マウスでの実験で、人に対しての効果はまだまだこれから研究が重ねられる必要がありますが、エキストラヴァージンオリーブオイルが脳や心臓の健康を改善する可能性があることを改めて示唆するものとなったことは喜ぶべきことです。

医学博士の白澤卓二先生の記事でも、エキストラヴァージンオリーブオイルの脳の炎症を抑える成分について言及されています。

ワクチンが普及してきても、変異ウイルスが増え続ける中、私たちは日々の食生活からまず見直し、体に良いものを取り入れ、不要なものを除外し、良質な睡眠と笑顔いっぱいの生活を心がけ、感染予防に努めていきたいものです。



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