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はじめまして

『note』というコンテンツはNYのような街のイメージだと書いてあった。
NYかぁ…。行ったことないけど、大都会の雑多な街の中にいろんな人が住んでいるんだろう。
レンガ作りのアパートメント、行き交うクラクション、点滅するネオンに信号機。
いろんな肌の色、老いも若きも、ビジネスマンも浮浪者も。
その中に、自分がいると想像してみる。
わたしはどこに住んでいるんだろう?

大通りを少し入って、小さな公園がある路地に、
ありきたりなレンガ作りのアパートメントが建っている。
5段ほどの階段を降りると、地下はかび臭い古本屋になっていて、上の階は3階だてのアパートメント。
わたしはその3階部分の角部屋に引越してきたのだ、…ということにする。
南の窓からは、隣接する小さな公園の木々が張り出して生えていて、季節ごとに色を変える。
キッチンがある西の窓からは、繁華街のネオンがキラキラと、夜空の星くずのようにまたたいている。
そんな部屋。

わたしの日常は、特に華々しいものでもなく、職場とスーパーマーケットと家を往復するような平凡なものだ。
どこのだれでもない、何者でもない、そんなわたしの胸に湧き上がる所感を、ここに書いていきたいと思う。
NYの片隅に、こんな人がいても誰も気に留めない。そのくらいがちょうどいい。
はじめまして、空想のNYであるところのnoteさん。これからよろしくお願いします。


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