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ショップ探訪③ カトーサイクルプラス

事ある毎に、いつかは行きたいと思っていたショップが
ココでした。
ただ、東京から名古屋って、ちょっと遠いですよね。
そして電車賃も…

首都圏に居れば
そこかしこに優れた数々の名店があるので
何を今更、と言ったところなのかも知れませんが
今回、以前お話ししたGITANE VOGUE

のパーツ収集を静かに始動させたところから
東奔西走をしているところですが
何せ今回の相手は考証すると
MAVICでのコンポと言う強敵。
殆ど知識が無いのに着手してしまったものだから
トライ&エラーを繰り返し
ハブはボスフリー用とカセット用をそれぞれ入手する等
遠回りをしながら知識の向上に努めているところです、ハイ。

そして特に今回ネックになっているのが、ヘッド。

延長されたフォークコラムに、当時モノ(つまり市川選手が使用したと思われる)のスペーサー。
これに合う「MAVICの」ヘッドをまずは探す事としました…

このフレームは以前紹介の通り、VOGUE製なので
自ずと規格はJISになります。
そしてMAVICはフランス製。
’80sのMAVICでJIS規格なんて、あるの?と言ったところです…
って言うか、そもそも今時MAVICのヘッド自体扱ってるところって…
しかも店頭在庫が有りそうな店って、思い浮かばないんだよなぁ…
でももしかしたら…と検索すると
在りましたよ、やっぱりカトーサイクルさんに!

で、一度お電話をさせて頂いたのですが
規格がBSCかITAか、判然としない事があったのと
どうもヘッドが2種類あるみたいで
電話口だけで私の説明だけではちょっと、判断しづらい事から
(決してカトーサイクルさんの対応が悪い訳ではありません!)
これをキッカケにどうせならこの機会に一度、行ってみるか!と
東海道新幹線でバビュン!と行って来ました。

ちなみに今年の4月に行われたCYCLE MODE TOKYO 2024でカトーサイクルさんが出展されたので
その時Zプジョーのボトルを購入したのです。
小さいブースでしたが、唸る程のレアパーツやイクイップメントが所狭しと揃っており
さすが屈指の名店と思い、この時画像右手の奥様に「近い内にお伺いします。」と挨拶しました。
そして名古屋に到着しました。1時間弱で到着です。やはり新幹線は早いです。
ここから名古屋市営地下鉄桜通線に乗り換え、桜本町駅を目指します。
そして名古屋駅から20分弱で到着しました、桜本町駅。
ここから歩いて3分しない程度の距離です。

そして、おっ!見慣れたキャラが…

カトーちゃん、でしたっけ⁉
昭和50年代前半には、既にこのキャラは居たみたいですね。
かなり古いサイスポのバックナンバーで見た記憶が…
もう彼も私と同じ50代に突入なのでしょうか…

この看板のある場所は、本館の裏口、バックヤード的な所です。
そしてその隣に…

うを~!!!ビンテージサイクル部門だけで、この店舗の大きさ!!!

私が到着したのは、13時の10分位前。
12時~13時までは休憩時間で閉まっているところ
丁度良いタイミングで到着しました。
そして13時丁度に、休憩を終えたご主人
(いわゆる「おじさん」ですね)が
本館の方からスタスタ歩いてくると
お店を開けると、待っていた私に「どうぞ~」と
通してくれました。

入り口にはオールドMTBが所狭しと並んでいました。
入口両側の木彫りの置物は、守護神でしょうか(笑
ちなみに両方に何故か「TOEI」と彫られていました(笑

そして中に入ると…
本当に広くて、在庫量も半端ではありませんでした…

もう、解説はしません。画像を拡大して各々でじっくり見て下さい(笑
入り口付近はカウンターとその脇におじさんが車体の組み立て作業をするスペースする周りに
主にイクイップメント類と完成車の一部が展示されていました。
完成車とフレーム、左手は絶版パーツのショーケース。
本当に多すぎて、紹介し切れません。
おお、これは!
確かフランス革命200周年を記念して造られた
LOOK KG89、1789-1989ですね! 新品です!
LOOKのマンガンモリブデン、でしたっけ⁉
レイノルズ753チューブ使用のフレーム。
有りました、Rossin!
チューブはCOLOMBUSのAELLEでした!
当然新品です!

そしてお目当ての、MAVICのヘッドを見てみます。

私が今回探していたのは、このヘッドでした。
型番が312なのでしょうか?
どうもITA(イタリアン)規格みたいですね。
小加工でJISに流用出来そうです。

ちなみに以前記したこちらで一度お話ししましたが

サイクルスポーツ誌1988年1月号の

この項に市川選手のトレーニング用マシンが紹介されているのですが

VOGUEフレームで、やっぱりこのヘッドを使用しているんですよね。
ちなみにこの頃の市川選手は
ヒタチ・マーク・ロッシンに所属していた頃ですよね。

画像を拡大すると、このステムと同型の様ですが、VOGUEのフレームに付いていると言う事は
JISが存在していたと言う事なのでしょうか⁉
そしてやっぱり、車体のディメンションは
ステムとサドルの高低差は2~3センチ程度に見えますね。
この時はフォークコラムが延長されていない様子ですが
ちなみに紹介されている使用パーツの構成(SPECIFICATIONS)欄に
ステム チネリA1 80㎜とありますが、多分1Aステムご先祖様なのでしょうか?
ちなみにここがMAVICコーナー。
なるほど別種類の、もう少し新しめのヘッドが他に2個あったんですね。
こちらの種類のヘッドはBSC規格とITA規格両方がありました。
行く前に店主と電話でお話しした時にどれがどれだか…と言っていた理由が分かりました。
しかし、MAVICのオールドパーツがこんなにあるのは、ここだけでしょうね(驚

そして、店主近撮

やはり、仕事を持ったり目標を持つ先輩方は
お元気です!

現在、GITANE VOGUEのパーツ集めをしている事を説明し
エロイカジャパンに初出場しリタイアした事などを話すと
直ぐに話が盛り上がりました(笑
そして11月に御殿場で開催されるOLD MTBの集まりで
またお会いする約束をし帰路に着きました。

新幹線代は往復2万円弱掛かりましたが
今回はそれ以上の収穫を持ち帰って来た1日でした
さしずめ「ビンテージサイクル界の最後の砦」と言っても
過言ではない規模と物量のカトーサイクルプラスさん。
機会が有れば必ず一度は行くべきだと思います!

名古屋駅前の近鉄百貨店の「矢場とん」で
昼食を、と思いましたが
余りにも人が多いので断念しました(笑

6月18日追記
実は帰りに、名古屋駅新幹線上りホーム上にある立ち食いきしめん屋で
食事をしてから帰ろうとした際
購入したヘッド、キャップ、ボトルを入れていたエコバッグを
忘れて、新幹線内で気づきました…

当初、新幹線内で携帯で電話を試みましたが
中々繋がらず…やはり高速で走行しているからか…
とりあえずは、JR東海の落とし物問い合わせのHPにアクセスし
入力をしました。

そして新横浜駅に到着し、改めてまずは
訪ねた飲食店に電話して問い合わせようと
名古屋駅のホーム上の店舗でしたが、店舗名をググると
運良く電話の設置がありました。(驚
するとお姉さんから「ああ、もう駅の落とし物センターに届けましたよ~」
と神回答が!(嬉!

そして次は、JR東海さんの落とし物問い合わせ窓口に
電話で、遺失した店舗名、時間、品物の特徴を知らせると
オペレーターさんから
「今、名古屋駅の落とし物センターに届いています~」との回答が(嬉!!
そして「後ほどセンターの係員から問い合わせが行くと思いますので~」
と電話を切り、それから約15分後位に担当の方から電話が来たので
再度、遺失した店舗名、時間、品物の特徴を知らせると
「間違いないですね。それではセンターに取りに来られないのであれば
着払いの宅配便でお送りします。」と向けられ
お願いします、と配送を依頼しました。

ちなみにその後すぐに、新幹線内で入力した
JR東海の落とし物問い合わせのHPにアクセスし入力した
結果回答が来たのですが
「今のところまだ該当する落とし物は届いていません」
との回答メールが(笑
レスポンスを早く求めるなら、やはり電話で問い合わせだと
つくづく感じました(笑

そして先程

落としたのが日曜日、届いたのが火曜日の中1日で届きました(驚
強い雨の中、宅急便さんが持って来てくれました。

中を開けると…

おお!コレコレ(嬉!
しかも、プチプチで梱包まで(泣

そして

これもプチプチで丁寧に梱包されていました(泣
正直電車賃も含め、今回は結構な出費だったので…

きしめん住よしさん、そしてJR東海さん
本当にありがとうございました!
いやぁ、日本人に生まれて良かった(嬉

おしまい。

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