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【週刊】VTuberニュースピック 22年1月1週

さて、今週から新企画が始まります。
その名も「VTuberニュースピック」。
日本のVTuberニュースを中心に各メディアが報じたVTuberのニュースを中心にその週に起きた出来事をピックアップしてご紹介します。VTuberのメディアを通すことで今何が注目されているか? に着目します。

採用基準

・対象はウェブメディアでVTuberについて扱ったニュース/コラム/インタビューなどの記事で、かつ筆者が注目すべき、面白いなど独断と偏見でセレクトしたもの。
・リライトを伴わないプレスリリース転載および執筆者がVTuber本人または関係者であるニュース記事は基本的に除外。
・VTuberの定義は各メディアが「VTuberとして扱ったもの」または「VTuberのグループ」などとして扱われたことのあるもの等を主に扱う。
・まとめサイトは除外。
・対象言語は日本語を中心に、英語、中国語、インドネシア語、スペイン語を取り扱う。
・採用は前週の土曜日(日本時間)0時〜翌週の土曜日24時の間に投稿されたもの。

※注意: 筆者はメディア寄稿を行っていることがあるため、選出は完全な公平を保障するものではありません(自作性記事も含みます。)。独断と偏見になります。

ピックアップ

1日

「どこかにいそうで、どこにもいない」一ノ瀬うるはが見せる不思議なリアリティ【バーチャルタレント名鑑】

執筆: 草野虹。VTuberのFPSシーンを昨年勉強させていただきました。毎度毎度ですが、1人のVTuberに対する解像度が高く、一ノ瀬うるはさんを通してFPSシーンを深く学ぶことができます。


2日

「VTuberになりたい」と思ったら何をすべき? 必要なものや注意点など基本的な知識まとめ

執筆: うぇるあめ。Moguraさんでは同様な記事は不定期であがっています。昨今ではVRoidなどが定着してきたことで、こういった記事はある程度役目を終えてきてはいますが、必要とする人がいるのも確か。VTuberになる方法を伝えた記事としては最新事情をとらえており、秀逸でしょう。

文化觀察|數字主持人「小漾」綜藝首秀,「虛擬形象熱」早已不容小覷

中国で「HelloSaturday」なるバーチャルヒューマンが登場する番組が開始されたというニュース。基本的にはバーチャルヒューマンシーンをとらえた記事ではありますが、海外でもバーチャル存在が番組を担当したという事例、バーチャルヒューマンの動向を捉えるにはいい記事でしょう。

3日

(なし)

4日

VTuber 潤羽るしあ、2021年スパチャ世界1位に 総額2億円に迫る売上を記録

今週国内でPV数を上げていたのがこの記事でしょう。Playboardによるランキング記事はなぜだか注目が集まります。同サイトで潤羽るしあさんが1位、総額は1億9449万462円に。登録数、スパチャ額に関しては未だホロライブが最も伸びており、額よりもなぜホロライブがこの人気をキープしているのかそろそろ解析が必要なのではないか? と思います。

神戸新聞社発のキャラクター「いまいち萌えない娘」がVTuber化発表!

ここにきて、いまいち萌えない娘のVTuber化。老人会ネタですが、案外話題になっていないのは世代のズレなのでしょうか……?

5日

にじさんじ ラトナ・プティ、新衣装で活動再開「配信初心者なのでお手柔らかに」

活動をするうえでやんでしまうVTuberは後を絶ちません。その中で、復帰を1人でも遂げられたのはいいことなのでしょうか。回復を待ちつつ、動向を見守りたいところですね。

VTuberプロジェクト「私立ヴァーチャル女子学院」が運営体制を変更 実質的な解散へ

昨年末不穏な動きが知られていた同プロジェクトですが、実質的な解散へ。ママを担当した、師走の翁氏も「誠に遺憾」とツイートを残しています。「活動1年目でYouTubeチャンネル登録者数2万人」という目標。どこか2018年を思いさせます。大切なのは登録者数ではなく、経営的にファンになにをどうしていくかではないのでしょうか?

6日

OTOTOY ハイレゾランキング[2021.12.29 - 2022.1.4]VTuber、角巻わためのセカンド・アルバム『わためのうた vol.2』が1位に登場!

いち配信サイトのランキングではありますが、驚くべきはVTuberの占有率。トップ10に3組ものバーチャルアーティストがランクイン。現在、星街すいせいの勢いはビルボードやオリコンのランキングで知るところではありますが、KAMITSUBAKIやわためぇがランクインするのは意外も意外。各配信サイトの動向をもっと見てみてもいいかもしれませんね。

バーチャル・シンガーYuNi その魅力を知るための楽曲6選【本人コメントあり】

執筆: 野良猫のユウ。楽曲を通して本人を知る。バーチャルシンガーでは、今までにありそうでなかったライティング手法です。楽曲についてYuNiさん本人のコメントを交えているのと、選曲は完璧そのもの。注目記事です。

“バーチャル読書会”も楽しめる!? 本好きならチェックしたい「文芸系VTuber」たち

アニメ ダ・ヴィンチがVTuberを取り上げるとは珍しい。「VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた」の宣伝ではありますが、文芸系VTuberとして古書屋敷こるの、本山らの、常磐カナメを紹介しています。

7日

「Vtuber」に対する名誉毀損は成立するか? 「ネット人格」めぐる論点

弁護士ドットコムがこの問題を詳細に取り上げるのは昨年朝日新聞などが取り上げた影響などだと思いますが、以前Moguraで「VTuberへの誹謗中傷や意図的な炎上工作はどこから犯罪? 弁護士に話を聞いた」で取り上げられた際とは多少状況も異なり、VTuberの社会的影響がさらに大きくなっていることを裏付けています。現在進行中の動向では、最も注視する動向だと思いますが、追う際には 静岡大学 原田伸一朗准教授著「バーチャルYouTuberの人格権・著作者人格権・実演家人格権」など先行論文、先行事例を確認すべきかと思います。

“虚拟人”入侵”各行各业 市场规模或达2700亿元 会抢我们的“饭碗”吗?

今週は中国市場でメタバース関連株が新規上場したことやそれに伴う関連株の株高でバーチャルリアリティー、バーチャルヒューマンへの注目がされていました。


注目notes

独断と偏見で選んだnote記事たち。

その他動向

・朝ノ茜無期限活動休止
・深層組新メンバー
・電子妖精引退
・ホロライブERROR配布開始
など


次週は1月15~19日に投稿予定です。
※予定は変更となる可能性があります。

告知欄

告知欄では、ぜひともこの欄で告知をしたいVTuber、おすすめ動画を載せてほしい、こういう企画を載せてほしいといったファンの声にお応えします。詳細はDMまたはコメント欄にて。


Discordサーバー「Project Virtual History」では、VTuberに関する情報を収集・蓄積しています。

KAI-YOUさんで担当した2021年の総括記事も是非ご覧ください。


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