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#キズナアイおすすめ楽曲10選

6月30日ですね。つまりそういうことです。さて、10選が出来るほどにキズナアイの曲は豊富なのをまずご存知でしょうか?
オリジナル曲だけでも約30曲以上存在します。今回はそんな中から個人的に好きな曲を紹介します。

1. Fireburst

キズナアイが手塚治虫コンピに参加した時にTeddyLoidと共作した楽曲。
少しマニアックですが、実は一番好きな曲です。

このコンピに参加した当時はまだ楽曲も10曲ほどしかありませんでした。そんあ中でも様々な曲の印象を乗り越えたのがこの曲でした。
TeddyLoidが織りなすゴリゴリのEDMを、9曲連続リリースなどを経験してEDMなどを鍛えられたキズナアイが歌ったことで、「Fireburst」のタイトルの通り、燃え盛るように体を揺さぶりたてられる曲に仕上がってます。

2.The Light

続いてもEDM続きで、W&Wと共作した「The Light」を紹介します。
筆者は元々W&Wのファンで、彼らが常連になっているEDMフェスの「TOMORROWLAND」のアーカイブを毎回見るようにしているのですが、この楽曲はその「TOMORROWLAND」で公開された楽曲。
世界的に大規模なEDMフェスやW&Wがagehaで来日公演した際などにも披露されたアイちゃんにとっても大事な曲だと思います。
残念ながら、ラストライブやWACCAなどの音ゲーからも削除されるなどめちゃくちゃ惜しい機会的損失をしている昨今ではありますが、聞けばやはり名曲。サウンドもちゃんと9曲連続リリースの経脈をどこか引き継いだようなメロディーラインになっているのが素晴らしいです。
後に楽曲「Hello World」で英語のみの楽曲を歌っていますが、この楽曲は海外に向けられた楽曲でもあるのにガッツリ日本語が入っているんですよね。「あふれだしていく心」「繋がる」なんかリリックもサンプリング的な含み方ではあるんですが、シンプルな歌詞の中に「あなたと繋がりたい」という意思を感じるのが好きです。

3. melty world

キズナアイ9曲連続リリースの第6弾となった「melty world」は「Fireburst」同様にTeddyLoidさんがプロットを担当しています。
逆に言えば「お前Teddyさん好きだからやろ」といえばそれもそうなんですが、5年の間この曲でめちゃくちゃ盛り上がった経験のある私たちからすればかなり思い出深い曲のひとつだと思いませんか。
特にラストライブの「盛り上がれるのかー?」「いくよ!」の煽りは大好きです。あんな優しくも心強い煽りキズナアイにしかできません。安心感と高揚感に満たされるあの私たちのDNAにも刻まれるようなビート。
エレクトロなシンセパターンが体をめちゃくちゃに揺らしますし、気づけば手が挙がってます。

4. hello,alone

キズナアイ9曲連続リリースの第6弾となった「hello,alone」は過去「Hello, Morning」と未来「future base」の間に取るような曲だと思います。いわば、現在。

Hello,Alone 誓おう君に
Hello,Alone 走り続けよう
Hello,Alone まだ未知の途中
How long? つながるまで

Kizuna AI「hello,alone」

まだ道半ばであることを強調しているこの曲。「忘れない、変わらない、守りたい。あの日の思いを。」の歌詞とラストライブのラストMCの内容を重ねてしまうと涙ものなんですが、ずっとアイちゃんはなんだかんだで自分のファン(キズナー)との地位や距離感を守り続けてきているんですよね。
変わったな、と思うことはあっても、基本的にはスタンスは変わらず、貫き、生き、眠った。それがキズナアイ、アイちゃんの進み続けた意志だったのではないかと思います。だからこそ、今でも今日という日を愛し続けている人たちがいるんじゃないかと思います。

5. RADIO LOVE HIGHWAY

世界的にKAWAII音楽を広めているMoe Shopが作った「RADIO LOVE HIGHWAY」。

ねぇ、私たちだけで 抜け駆けしちゃおうよ

Kizuna AI&Moe Shop「RADIO LOVE HIGHWAY」

この語りだけでどれだけのオタクがアイちゃんと一緒に抜け駆けしたたいと思ったことか。この落とし前誰がつけてくれるんでしょうか。
元々Yunomiさんに楽曲を作ってもらった経験があるアイちゃんですが、おそらくその経緯でもMoe Shopさんの耳には届いていたはず。彼の持つ音楽性は単にfuture系のKAWAIIに固執したやり方ではないため、結構おしゃれに聞こえるのがこの「RADIO LOVE HIGHWAY」の特徴。
初心者向けなのかなと思います。

6.Sky  Hight

オリジナルはやがて眠る
受け継がれた遺伝子が
雪のように降る

Kizuna AI「Sky  Hight」

まるで旧約聖書のようなこの歌詞。ラストライブでその内容に気づいた人も多かったようで、私もふとせず気にしていなかったところだったので、本番になって気づいて唖然としました。

この曲は他の曲と大きく違うのは、イントロはとてもおとなしいこと。これまでこの記事で紹介してきた曲だちはめちゃくちゃフロアでのっけから暴れられるようなものが多かったわけですが、「Sky High」はパターンが全く異なります。むしろ特殊と言った方がコンパクトでわかりやすいでしょうか。
導入はとても静かに始まります。眠りにつく様子をまるで表現、または再現するかのように静かでふわりと落ちる雪のような歌い方をします。

しかしそこが一変。

さあ、スカイハイ
窮屈なこの部屋を飛び出すのさ
まだ見ない明日が照らす空は
君だけの色、スカイハイ
ああ、それが僕じゃなかったとしてもいい
繋ぎたいハートがそうきっと
広がってる未来
広がってる未来

Kizuna AI「Sky  Hight」

この歌詞になってから急に勢いよく歌いはじめ、ビートも急変します。この曲が描かれたのはおそらく2019年の後期になるので「キズナアイな日々」の直後かと思います。ラストライブのMCでも「あの時に……」なんて話があったアイちゃんの心理はわかりませんが、本当に悩み、苦しんでいたのだろうと察します。早く「長い眠りから覚めた声で聞かせて」ほしいです。「ハロー!」という声を。

7. never stop my beat

「never stop my beat」は最新曲になりますが、この曲もまたキズナアイの織りなしてきた音楽、リリックを忠実につないだ曲になっています。
渋谷のクラブ「ATOM TOKYO」で活躍するDJ TORAさんが「ATOM TOKYO」のプレイで初公開した楽曲で、結構最近の曲ということもあって、割と知名度は高くないかと思います。
この曲に込められた歌詞は、「Sky  Hight」が旧約聖書なら「never stop my beat」は新約聖書といったような立ち位置になるかと思います。
実際に眠りにつくその前に発表された曲なのですから。
「スリープをしても、みんなのことを忘れないよ」といった気持ち、繋いだものは消えないんだという意思表示がここに現れています。
今まではあまりラップで長尺固められた曲を披露したことはありませんでしたが、この楽曲ではラストにかけ、怒涛のラップパートが存在します。可愛らしい声でしっかりビートに追いつこうとする姿が私は好きですね。

8. future base

正直、キズナアイラストライブの最後の曲はこの曲だと思ってました。
いや、「Hello, Morning」「never stop my beat」「Again」が候補には上がりましたが、この曲の最もな特徴は「Hello, Morning」が過去とすれば、「future base」は"未来なのよ!"(コアなlainネタを入れるな)
キズナアイのこの先を歌っているので、リリックがめちゃくちゃ前向きなんです。しかも泣ける。泣ける。ボロボロ泣ける。
閉会間際のコミケのupd8ブース。等身大フィギュアの前で、この曲聞いてめちゃくちゃボロボロ泣いてました。聞くだけで、スリープ以前はこれまでの歩み、ここから音楽に歩もうとする頑張り、これからの繋がり……様々なものに感情が載って居ても立っても居られなくなっていました。今も「あぁ……スリープしているんだな」って涙が出て来ます。

見えないはずない だから目を開けて 広がってるよ
くり返す日々にうんざりしている 君を待っている世界

一緒に行こう 歩き始める

Kizuna AI「future base」

いつの間にか、少しずつ大きくなると私たち人間は、繰り返す日々にうんざりとしてしまうことが増えていきます。でもそこに画面の目の前にアイちゃんが表れ、一緒に行こうと誘いだすわけです。
5年前にキズナアイを見つけ出した時の感情は今でも思えています。かのアルキメデスは発見した時に「ユリイカ」と叫んだとされることが伝承されていますが、まさに私もあの時「これは流行る!!!」とモニターを目の前にして叫んでいました。
まさに私もあの時誘い出されたんじゃないかな、と思います。

9.Hello, Morning(Pa's Lam System Remix)

実は「Hello, Morning」はこっちの方が好きです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勿論、文脈を含めたらそりゃ原曲がいいですわ。でも音楽として聴くなら断然こちらの方が好きです。
のっけ方がめちゃくちゃうまいんですよ。「morning, 届けたいの~」からの間奏の流れ。めちゃくちゃいいんですよね。音の抜けが効いてる。
9曲連続リリースの中では5曲目で折り返し地点で、この曲を出してきたのは当時大興奮でした。毎週新しいアイちゃんの音楽が聴ける、しかも新しい音楽に常に挑戦しているというのがよかったんですが、そんな中でもこの曲と「future base」はずば抜けて好きです。

10. Hello, Morning

全てはこの曲からキズナアイの音楽活動は始まりました。
歌ってみたやファンメイドソングなどはもちろんありましたが、彼女自身が挑戦したこの「Hello, Morning」は現在でもバーチャル音楽の殿堂入り的な存在として広く知られています。
リリックは後発の楽曲と比べればかなり短いですが、この曲に込められた生まれた時の様子やストーリーは多くの楽曲に引き継がれ、終わらないストーリーを気づき上げてきました。

連続リリース時代の各ジャケット。
実はジャケットは並び替えるとKizuna AIの文字になっている。

9曲連続リリースをするきっかけになったのは、この曲をリリースしたパーティーでの発言から新たにイベントを開くためのリリースを決めたからでしたが、そもそもそのイベントにチャレンジしたいという意志とか色んなものは、この「Hello, Morning」は欠かすものではなかったのではないかと思います。

6歳の誕生日、おめでとう。

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