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【エッセイ】最後のVIRTUAFREAK ワニとコウモリでマジ泣きして、ππ来来で死ぬほど踊って、4時に自遊空間でろささんに囲まれた話

いつもの固い文よりもTwitter並みの殴り書きになります。ライティング技術の参考にしないでください。

VIRTUAFREAK行きたくねぇ

私は今回のVIRTUAFREAKは最初行くか迷っていました。
理由はうまく話せませんが「風とバーチャル」とか裏でいろんなVTuberとかかわっていると、私みたいな末端の末端の末端でも面倒くさいことはあるものです。

要因は1つだけじゃなくて、面倒くさいんですよ。

でもこういう冒頭の「におわせ」みたいに思われるのも嫌なんですよ。ただ、結局首突っ込んで勝手に重く受け止めてる私が悪いんですよね

VIRTUAFREAKに行くと決めたのは、自分がそういう面倒くさいことに巻き込まれたり、首突っ込んでるから感じてるのであって、それを考えなければ普通に楽しいんじゃないか? と自分中で考えがまとまったからです。

技術とか、ライブの同期性とか、誰がバーチャルとか、誰がバーチャルじゃないとか、もうその間だけいいじゃないかって。そう思うと、すごくあの間だけでも気持ちが楽になりました。

俺のVIRTUAFREAKは仕事と仕事に挟まれた

さて、VIRTUAFREAKの開催は2021年12月3日と相成りました。有給休暇を取りにくい社内政治に囲まれた私。弊社のシフト決定は月末。土曜仕事が入らないように、と願った中で出たシフトは土曜に自分の名前が入っていました。

さて、どうするかVIRTUAFREAK。このままだと普通はいけないぞという時間帯の仕事です。どう考えても酒臭い状態で仕事など出来ません。結局、私は睡眠障害を持っていたので、迷いに迷った結果、自分がどうしても見たかったππ来来とyosumiを最後に、4時に帰ることを決めました。

4時にタクシーを配車。何としても寝ることを目的にネットカフェを決めました(この時点で予約しておけばよかった)。
(それに余談ですが、タクシーGOって便利ですね。仕事で深夜から始まる仕事の時に各タクシー会社に電話して「深夜配車していただけますか?」と5社連絡して「うちはやっていないです」と完全に断られた苦い経験を思い出します。)

当日。仕事終わりでそのまま直行。手にはスーツ。靴は革靴。Project A.I.Dの黒いパーカーを着ての参戦と相成りました。

エハラミオリに魅せられて

私はVTuberの音楽を初めて聴いたのは間違いなく、キズナアイの「Hello, Morning」でした。そのあとキズナアイ、富士葵、YuNiなど様々と聞いてきましたが、本当に「VTuberの音楽」(定義曖昧ですまん)というくくられるものにのめり込むようになったのは、間違いなくエハラさんの文脈やその周りにできたカルチャーのおかげに思います。

フロアにたどり着いたのは、「Log in-Bounus」のころ。残念ながら、結構後半のほうで、自分の好きな曲が大体流れてしまっていました。
ですが「Fruity Luv」全部詰めを聞いて、私は「このイベントが伝説になるんだな」と感じました。すべてのLuvとLuberがつながりあって、みんなが思い思いにい箱で揺れ、歓声をあげる。

またここで始まる。ここで、終わる。この光景は2度と見れない。最後の「ゼログラビティユニオン」は「知っておけ」と単に片付けたくないです。私はこの時は箱の後方側にいましたが、2人のオタクたちが肩を抱き合い、「よかった、よかったな」と言ってそのまま膝をつき、泣いていた様子が忘れられないです。

安定のKMNZ

KMNZは本当に安定したセトリだったように思う。
いつのイベントの出演を聞いても、常に箱を盛り上げることを考えている。未体験な人は体感してほしい。

やっぱり箱で聞く「RU GAME?」は最高です。[We are game]の歌詞だけでショットいけます。

ワニコー2年前のセトリ再現 そして号泣

PANORAで「今回発表されたKMNZ、ワニとコウモリの2組も出演しており、あの夏の再演ともなりそうだ。」と書いてあるわけですが、本当にセットリストがKMNZの次になったのは「おっこれはいかねば」と思いましたね。

入りのMCでYACAさんが「中田ヤスタカの裏じゃない」と自虐を入れていたのもだから面白かったです。

今回最も印象的だったのは、高坂はしやんさんの言葉と「透明な日曜日」の合唱。

「透明な日曜日」を流そうとして、ミスるYACA。
「3, 2, 1 (指パッチン)」でMCをやり直して場をわかせる高坂はしやんさん。
序盤から順調ではなかったが、でも場はとても笑いや温かい空気に包まれていた。

日曜日じゃなくても、土曜でも、今日は「透明な日曜日」。
フェードインする曲の間に友人をいじる。PCが止まっても、曲を歌い続け、みんなで手拍子と合唱をする。「Beats & BeatsはYACA 今日に限っては皆さま」そんな場が好きでした。

MCで高坂はしやんさんは

まじでまじでマザーファッカーなやつはほっといて、朝までみんなで盛り上がっていきましょう! マジで当り前じゃないですこの光景は本当に
あなたたちの! あなたたちの! あなたたちの! おかげで今本当にマイクを持てています。本当にありがとう! みんなのおかげで楽しかったです。バイバイ

と言っていました。皆さまと言われた後のこの力のこもったMC。
私は今年起きたこと、自分にふりかかったこと、「最近純粋にVTuberを楽しめていない」と悩んでいたのに、ただただこの場を楽しめていること、いろんなことが過りました。

過ったとき、本当に声が出そうになるほど涙が出ました。感情が抑えきれなくなり、ARENA最前の手前の結構前の位置にいましたが、次が見たかったsomuniaであるのにも関わらず、落ち着くために人をかき分けて出ようとしていました。

階段で今年1番聞いただろう曲で、大好きなaiobahnの「wish」がかかっているのにも関わらず、気持ちが落ち着かず、バーカンへと足が向こうとしていました。

「wish」を聞いて感じ取ったsomunia

私はぐちゃぐちゃ感情になっている中、階段の上に来た時に少し壁にもたれかかって流れる「wish」を聞いて「いや、俺なんのためにこのフロアいるんだよ 今年1番聞いた曲だろ ちゃんと聞けよ」と自分に叱責し、気持ちを入れ替えました。

本当に箱で聞く「wish」は最高でした。前半全然集中できていませんでしたが、新木場agehaで聞くからこそ低温の響き、高音の抜けが特徴であるこの曲が活かされているように体で感じました。一方で、ファンボックスに書かれている内容については1曲目で大体勘づきました。それで「wish」を流すんだろうなって。

「ゆめ//っき」で感じたあの低音は本当に体を揺らしてきました。すでに体力的に無理をしていたので、動悸がしていたのですが、ちょっと曲に負けそうでした。yanagamiyukiも大分ダメージを食らいましたが、somunia×yanagamiyukiの組み合わせを生で見れたので悔いはないです。

「クジラの夢でもう一度 ft.KBSNK, somunia」「Psykhe」あたりで踊るsomuniaちゃんかわいかったです。

やっと生で聞けたTEMPLIME

somunia後はISLANDに流れて、時に談笑と酒を飲みながらkzまで過ごしていました。楽曲大賞が終わると、なぜかISLANDから抜けていく硬派なオタクがいたことが面白かったです。

結構いままで2年ほどこのクラブカルチャーをある程度追ってきましたが、現地に行くことはほとんどなかったこともあり、TEMPLIMEの生は初めてでした。TEMPLIMEが流す、大江戸コントローラーのミックスもめちゃくちゃ盛り上がってました。

にじさんじは超盛り上がる時代か…… kzさん

kzさんを見るために移動して、見た光景は楽曲大賞を思い出しました。
全部にじホロじゃないかと騒がれていました。まぁ時代です。

そんなことが言われた中で、kzさんの「dream triangle(kz remix)」が流れた瞬間の空気の変わり方がすごかったんですよね。もう歓喜、踊り、箱揺れって感じで。kzさんの人気すごいなぁって。

ライブで輝く星、MaiR

MaiRはやっぱりライブで見るものだと以前VirtuaREALで感じていました。であるからこそ、やっぱりMaiRは現地で見たい。本当にMaiRはライブは何をやっても盛り上げたいというあおりが本当にうまいんですよね。

「Step up Super Star!!」はじめ、やっぱり現地で一緒に誰かと盛り上がりながらっていうのが中々にいい。今回は無難な選曲といった感じがしたが、今後のライブやイベントに参戦するときに期待したいです。

俺はこれを見るために粘ったんだππ来来

私の音楽のルーツをたどると、サカナクションに行き着きます。サカナクションはもともとNF(NIGHT FISHING)というクラブイベントを開催していて、そのイベントの配信をよく見ていました。だから、ππ来来のようなクラブの音楽性は私にド直球に刺さります。

最初ππ来来は、ケンモチさんのDJからスタート。Not Found Nightという自主制作でこんな3D空間でライブをするという、あまり他にはない全部自分たちの世界観で固めて作り上げることをしてくれるのがππ来来を好きな理由の1つです。
長々とDJタイムを作って、希来里パイが登場した時に私は一目散に拍手をした。最初は少し閑散とした拍手ながら、それでも拍手の数はππ来来が好きな人がここに集まっている証拠でした。途中からは盛り上がりはどんどんあがっていき、現場はラビュリントスで爆上がりしていました。

yosumiさん ごめん俺は帰る

さて、ππ来来が終わったころには4時も目前。正直、体もキツイ感じではあったが、まだまだ踊れる。そんな感じでした。

予定だったらば、yosumiに向かって途中で帰る予定だった。しかし、そこまでがあまりに楽しすぎて絶対にyosumiさん聞いたら帰らないなと確信しました。
だから、最後ARENAから聞こえるイノタクのでかい音の漏れた音をバーカンで聞いていた。でもしないと、私は確実に帰らない。

そして、私は会場を後にしました。

私は、新木場はagehaとして来たのは2回、スタジオコーストとして来たのが2回ほどだ。そのうちagehaとして来た1回は完全にライブだったから、実質クラブとして来たのが本当にバチャフリで最初で最後となった。

少ない回数でも思い出はたくさんある。

初めてVTuberが出演するライブを見たのはこの新木場で見た「#卒おめ」の富士葵/YuNiの2人だった。アイマスの聖地なので、元々Pだった私にとってもゆかりがある。色々重ねる思いがある。最後のVIRTUAFREAKで最後の新木場。もう訪れることのないだろう新木場の土地。

いつか自分もイベントやりたいな、「メンドクサイこと」を少なくする手伝いをしたいな、自分がメンドクサイやつだけどとか、タクシーの車内で考えてました。

初めてのネットカフェ ろささんに囲まれて寝れない

今更ですが、タイトル完全に語弊しかないですよね。すいません。でも割と事実です。

VIRTUAFREAKを去ったのち、タクシーに乗り、向かったのはネットカフェ。向かったところが、最初は以前の会社に近かったので駅近だったこともあり、自分の知ってるところで済まそうとしていましたが、受付が無人でなんと会員証を作ったのにも関わらず、全室満室。なんだそりゃ。

そして、頭に浮かんだのは自遊空間のろささんです。内心ほかのネットカフェ使おうとしてすまんな……とは思っていたんですよ。
Google検索すると、近くに自遊空間があることがわかり、自遊空間に。

入口でお兄さんが入場にめっちゃてこずっていた。私もてこずった。
するとお兄さん「これ難しいね(笑)」とお互い顔を合わすことなく、画面に向かいながら会話を始め、最後は2人とも入室に成功。

私 「できましたね(笑)」
兄 「ね(笑)」
私 「こういうのを一期一会っていうんでしょうね(笑)」
兄 「(爆笑)じゃあ、おやすみなさい」
私「おやすみなさい」

こんな会話をしながら、中に入ると、ろささんがいっぱい。
寝れん

ろささんが自室にもいる。
寝れんぞ

少しは寝れたんですが、起きてろささんと目が合ったのは気まずくて、小声で「おはようございます……」と言ってしまった自分がいました。
そうして、自分のVIRTUAFREAKは終わりました。そのあと色々あって、帰りが22時になりました。動悸で死ぬかと思いました。お疲れ様でした。


追記: 

10日までならアーカイブがある。見てくれ。


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