まつ毛
なんとなく 気になるから見ていた…
普通に聞こえる言葉
普通に見える仕草
普通であるような佇まい…
それらに隠された裏の意味
小気味良いゼスチャー
ずっと待ち続けている健気…
いつからか それに気付き始めていたけど まさか と打ち消すよう
自分で自分に仕向けた
育った環境も 過ごしてきた境遇も
まして釣り合いバランスも
違いすぎる
きっと からかわれているのだろう
向こうのほうが
何枚もうわてに思えてならない
わざと気を引く振舞い
ほんの少し見せる隙
でも表向きは従順を装っている…
だんだん
自分に都合良い方向の
確かなものと信じたくなる
いや…… 考えすぎ… 冷静になれ……
見れば見るほど 全て
こちらに波 寄せているように
思えてくる…
仕事を言い訳に 船 出してみた
それってお誘いと受け取っていい?
戻ってくる波…
頭に血がのぼりながらも
くそ真面目な話しばかりして
時 埋め尽くした
あれから
何も進ませることなく
はなれている
まっすぐに見られて
正直 目を合わすことが出来なかった
行く先
お互いに苦しむ未来しか
浮かばなかった
でも 出会えたことに
運命を感じたのは事実…
あの人が
最後 心の底でどう思っていたのかは知らない
本当のことを伝えなかったことを
後悔するし これ以上傷つけなくて
良かったとも思っている
そう勝手に決めつけて
またどこかで会えればと
願ってしまう
.
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治らない傷
痛み分け…
であって
欲しい……
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#赤い爪
#矢沢永吉
1994、作詞 #松井五郎 作曲 矢沢永吉
#思い出の曲
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たぶん
ニュアンスは伝わっていると
思っている…
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