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なんだか、なんだか、なぁー!

学生時代、印象に残る先生というのは少なからずいたもので、僕の場合、「なんだか、なんだか、なぁー!」。が口癖の国語の先生が忘れられない。

お茶目で優しい国語の先生

年配の女性の先生だった。生徒と親戚の子どものような距離感で話す、明るくて茶目っ気のある人だった。

雑談が多く、長い日は授業の半分以上がそうだった。ある日、人生論について緩やかで明るい関西弁で語ってくれた。

「人生って、よっしゃ!って、やる気満々なときがあるやろ。その時はなんでもできるような気がするやん。

でもたまにさ、なんだか、なんだか、なぁ、って時があるやろ。

人生ってよっしゃ!ってときと、なんだかなんだかなぁの繰り返しやと思わへん?。

そしたら、なんだかなぁの時を楽しめる人になれたらいいと思わへん?

ね!そうやろー。」
S先生の授業にて

自分の発見を得意げに話す先生を見て、思春期の僕は「確かにな!」と納得した。

次の授業では国語の先生らしく、「なんだかなぁ」を楽しむための本を嬉しそうに紹介してくれた。その辺も含めて大好きな先生だった。

↑先生のおすすめ本。表紙のポーズを授業中に嬉しそうにやってくれた。

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