怪談と豚骨ラーメン
寄席が好きだ。毎年、末広亭の怪談興行には必ず行くことにしている。今年は昼の部が桂歌丸師匠の七回忌追善興行、というのもあって昼の部の終わりから行ってみることにした。
昼の部では出演者それぞれが歌丸師匠の思い出をそれぞれに話し、師匠にちなんだ噺を演じる。
年下の芸人にタメ口を聞かれたときにさらりとかわしたエピソードだとか、雨漏りのする楽屋でひとり傘をさしていたとか…師匠がいかにユーモアと優しさにあふれた人だったか、聞いているとすこしずつ浮かび上がってくる。
いやそれだって桂歌丸、