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「おやこで楽しむ!バレンタインラッピング作り」活動レポート!

こんにちは、大川市文化センターです。今年度の大川わっかもん講座も、早いもので第3弾となりました。それでは早速、2月10日(土)に行われた「おやこで楽しむ!バレンタインラッピング作り」の様子をお届けします!


やっぱり魅力的な季節モノ、「バレンタイン」

今回もまた、講師を引き受けてくださったのは、辻川芳影先生。

昨年7月に開講した「切り絵でオリジナルパッケージ作り」では、子どもたちだけでなく保護者まで夢中にさせるほどの素晴らしい講座をしていただきました。興味がある方は、こちらの記事をご覧ください!

事の発端は、昨年の夏頃までさかのぼります。オリジナルパッケージ作りの打ち合わせで、なんとなく持ち出した話から始まりました。

「次になにかラッピングの講座するとしたら、どんなのが良いんでしょうか」
「そうですね~、バレンタインラッピングとか?」
「……バレンタイン!」
「今回はパッケージ作りですけど、ラッピングならバレンタインの季節にぴったりじゃないかな。〇〇〇みたいなこともできるし、△△△っていうのも楽しそう」

先生の口から飛び出るアイデアの数々に驚きます。

「……先生、楽しそうなのでぜひバレンタインをやらせてください!」

と、このようにとんとん拍子で次のテーマが決まりました。
12月の打ち合わせでは、早速先生がお手本を持ってきてくださいました。それがこちら!

切れ込みが3列のものと、5列のもの
テトラポット型。小さいものを入れるとかわいいです

2種類のピンクの色紙を組み合わせると、市松模様のラッピングへと大変身。また、一口サイズのキャンディーやチョコレートを入れて渡すのにぴったりな、テトラポット型のものまで用意していただきました。
現物を目の前にするととってもワクワクさせられて、急いで準備に取り掛かりました。

開講!「おやこで楽しむ!バレンタインラッピング作り」

迎えた本番当日。
前回のパッケージ作りのときの会場が簡素すぎたため、親しみやすさをもってもらえるように……。

余ったリボンを有効活用!
なんとなく顔を描きました

ねこや星の飾りをご用意しました。
効果があるかはわかりませんが、担当の士気があがったのは確かです。色々と準備をしている間に、ぞろぞろと受講生たちが集まってきました。いよいよ講座が始まります!


最初はハート型のラッピング作り


まずは、ハート型ラッピングで使う画用紙2枚を折っていきます。折り目をつける真ん中部分に指を置き、アイロンがけするように滑らせるとキレイに折れるんだとか。

お次はしるしをつけて、ハサミでちょきちょきと切っていきます。

切れ込みを3本入れたあとは、ハート型の丸みの部分にうつります。ゆるやかなアーチ形の線を引くのは難しいので、必要に応じて保護者の皆さんが手伝っていました。フリーハンドで、ゆっくりと慎重に……! 線を引けたら子どもたちは丁寧にカットをしていきます。


おやこで協力して織り込んでいこう


さぁ、ここからが難所です。子どもたちの進度を確認しながら辻川先生による実演タイムが始まります。
「では、切れ込みに入れていきますよ~。難しいから、よく見ててね」
「ぱかっと開いたとき、ちゃんと袋の状態になっているかどうか確認しましょう」

先生を真似ながら、織り込み作業にチャレンジする子どもたち。
「ん~? なんかちがう……」
「見して見して。あー、これちょっと難しいかも」
ここで保護者の皆さんの集中力が、ぐんと引きあがったのが伝わってきます。

「ちょっとやってみてもいい?」
「うん」
「こうじゃない? たぶんこうして……」
おやこで力をあわせて黙々と取り組みます。先生のアドバイスを受けながら、次第にコツを掴み始めてきました。

「そうそう、上手」
「袋の形になってるかな?」
「なってる」
「わぁ、できた!」
子どもたちの弾むような声が教室に響きます。形が出来上がったあとは、パンチを使っての穴あけです。

開いた穴の部分にリボン付きのモールを通してみると、かわいらしい仕上がりに。ハート型のラッピングの完成です!


せっかくなので、もひとつどうぞ

一通り子どもたちが完成させたのを確認した辻川先生は、画用紙を取り出します。
「では、時間があるので、もう一度作ってみましょう!」
すると子どもたちから大きな歓声が上がりました。一つ目を作ったときのコツを思い出しながら、迷いなく切れ込みを入れたり、織り込んだりしていきます。

花柄があしらわれた画用紙にはひとつ、おもしろい仕掛けが!
片面は花柄で、もう片面は濃いピンクやイエローという違いがあったのです。花柄×花柄で作るもよし、花柄×ピンク、イエローで作るもよし。
子どもたちのセンスで、ラッピングづくりが進んでいきます。

「切れ込みの太さをあえて変えてみると、面白いデザインになりますよ。柄の変化も楽しんでね」
先生の声かけに多くの皆さんが「へぇ~」「ほんとだ」と頷いていました。

自分たちの力でどんどん作っていく子どもたちや、そしてその様子を見守る保護者の皆さんの姿が印象的でした。そして出来上がった作品がこちら!

黄色の花柄×黄色
濃いピンク×黄色の花柄

子どもたちは出来上がった作品を嬉しそうに見つめていました。


テトラポッド型にもチャレンジ!

2つのハート型ラッピングを作り終えた後は、テトラポッド型のものを作っていきます。まずは型紙をキレイにカットする作業から始めていきます。

切り終わったら、じょうぎを使って折り線を90度に立ち上げます。折り目がついたらしっかりと指アイロンで折り込んでいきました。
ここで、先生が用意したのはたくさんのクラフトはさみたち。

テトラポッド型の口部分のところを飾り切りできる優れものです。試し切りをしながら、子どもたちは「これだ!」と思うものを選びました。

「どうしようかな~」と切れ込みを見つめる受講生

はさみだけでなくクラフトパンチも様々用意されていたため、自由な発想で切ったり、飾りを型抜きしたりを楽しんでいました。

順番待ちの様子。研修室のすみっこが大賑わい

いよいよ、組み立てる作業へ。先生が丁寧に糊付けする部分を説明します。
講座の終盤では、形になったハート型やテトラポッド型のラッピングにシールを貼ったり、リボンをつけたりをしていきました!

先生が丁寧にモールのつけ方を教えていました

なんと館長からの飴玉のプレゼントもあり、実際にモノをいれて封を閉じることができました。しゃかしゃかと振りながら、「できた!」という声が次々に上がりました。(肝心のテトラポット型の写真を撮り損ねていました……!)

なんと担当の分まで用意していただきました。おいしくいただきました!

おわりに

アンケートを見る時間が一番緊張します

いかがだったでしょうか。
「オリジナルパッケージ作り」とはまた趣向の違う、ワクワクの詰まった講座を作ることができました。もっと多くの人に大川わっかもん講座を見つけてもらえるよう、広報に力をいれていこうと決意を新たにしました。

今回も快く講師を引き受けてくださった辻川先生、ありがとうございました!そして受講してくださった皆様、ありがとうございました!

皆さんのわっかもん講座へのご参加を心よりお待ちしております。
       大川市文化センター職員 福山

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