おくやん旅行記(ベトナム:ファーストステージ編)⑧
タイの市場と同じ感じの市場だった。呼び込み多め。
H君と別れ、市場内を周回して見てみることにします。市場内の売り物は結構エリア別になっていました。
服・果物・お土産物屋(木彫りの仏像や陶磁器、扇子等)、バック、アオザイなどの衣類、Tシャツ、乾物、ライターなどの小物、イミテーションの時計、ベトナムコーヒー等々。
同じようなものが近くにまとまって売っているので、その店が嫌なら隣で買うみたいな感じです。バツ悪いよね?と思うのですが…そういうルールなんでしょう。
タイの市場は規則性がよくわからんかったので何とも言えないですが…
そういえば、ベンダイン市場はタイの市場より道は広いのでまわりやすいけど、基本は一緒。店の前に来ると呼び止めるのは変わりません。
でもここの方が呼び込みの数が圧倒的に多い気がしました。
2週目に突入したときに888番柱の横を通り抜けようとすると、流暢な日本語で、「仏像買いませんか?」と呼び止められました。
見ると結構青い花柄のアオザイの似合う化粧薄めの肌が透き通った30代後半ぐらいの美熟女です。
日本語で「私、日本にいたとき大阪いました。だから日本人にサービスします」
日本人中年以上の男性は絶対引っ掛かりますね。
でも、そこは心を鬼にして「もう何周かしたらまた来るよ」と鼻の下伸ばしながらはっきりと言ってやりました。
決死の思いで抜け出すと隣とその隣の店員が「シャチョウサン。ミテクダサイ」と片言の日本語で店にすごい力で引き込むように近寄ってきます。
次々と刺客たちが現れ近寄ってきます。こ、これは!
こうなったら自分の中の設定を「一匹オオカミの浪人」おくやんとなって、刺客(呼び込み)を切り倒し、突破して(すりぬけて)いく妄想で何周できるだろうか?と遊びを始めました。
切り倒し(たつもりで)通り抜けると、また次の新手が出現。
ベトナムコーヒー屋現れてきます。5人まとめて来ます。絶体絶命か?
…真ん中を普通に抜けて前に進みます。
何とか2周を終え、3周目も入ると、呼び込みを相手にすることに疲れ、とうとうタイガーをこじゃれたカフェで所望します。ミネラルウォーターも一緒に。
H君にLINEで「どうしてるのかね?」と尋ねると、1時間ほど高島屋のカフェで休んでいたそうだ。天空の城みたいで気持ちがいいらしい。
15分ぐらいしたら来るとのことなんで市場の外に出て待つことにします。
暑いので日陰にて座っていると、人目あった人が近寄ってきます。
どうやら靴磨きをさせろと言っているようだが…こちらはサンダルです。
指を指してサンダルだからいらないといって追い払おうとすると、死角から近寄ってきてサンダルに触ろうとするから、ちょっとにらみつけるとするっと反対側に抜けてい行きました。
中も外も落ち着かないので日陰がいいかなと中に入ることにします。
ほどなく、H君と合流することに成功しました。
H君は練習がてらGrabで目的地まで行こうと提案してくれたので、見晴らしのいいところにでます。Grabのタクシー待ちをしていると、サングラス・扇子売りに出会います。無視が一番いいらしいです。
タクシーに乗る前にどこに行くのか?と聞くと旧サイゴンホテルのバーにいくらしいです。ハッピーアワーで結構いいらしいとか…
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