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論文まとめ【2022年3月編】
2022年3月にツイートした論文をまとめておくコーナーです!
50. 超加工食品は人間の健康だけでなく植物の多様性や環境破壊にもつながっている
超加工食品って人の健康を害するに留まらず、植物の遺伝的多様性とか地球の環境破壊にもつながっているよねって話。今後の食料システムや生物多様性、気候変動等の会議では超加工食品によって引き起こされる生物多様性の破壊が強調され、この傾向を転換する為の政策と行動への合意がなされることを期待 pic.twitter.com/c3MUqeEBHl
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 31, 2022
49. アボカド最強伝説にまた一歩前進
約10万人の男女を30年間追跡した研究で、週に1つ以上アボカドを食べている人は全く食べない人に比べて心血管疾患リスクが16%低く、冠動脈疾患のリスクも21%低かったそう。また、統計モデリングに基づいてマーガリン、バター、卵、ヨーグルト、チーズ、加工肉を同量のアボカドに置き換えるとさらに、 pic.twitter.com/k5rT2oBA2U
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 31, 2022
48. パンデミック期間の死亡率と人種の差
2019年から2020年にかけて死亡率が15.9%増加してて、脳卒中と心臓病のリスクもそれぞれ4.3%、6.4%増加してたぞ!って論文。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 31, 2022
特筆すべきは人種、民族によって死亡リスクが5倍以上異なる場合が確認されたことで、医療へのアクセスの公平性がいかに大事かを実感。。。https://t.co/MSCpJ2hG1D pic.twitter.com/t3xvMbVkEK
47. VRで集団免疫を学べばワクチン受けてくれるんでは?
VRで地域免疫の学習体験をした人は、テキスト&イメージ型で学習をした人に比べてワクチン接種の意思・集団的責任感が向上していたらしい。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 29, 2022
何よりVRを使った人はより体験が楽しかったと報告していて、没入型VRは従来のコミュニケーションチャネルよりも高いポテンシャルを持っていそうですねぇ。 pic.twitter.com/hIhEXBJRSC
46. シフトワークが閉経年齢を左右する?
シフトワークは閉経時期を左右する可能性があるみたい。閉経前の女性3700人を対象にした研究で、交代制のシフトワークは閉経年齢を遅くし、夜勤は閉経年齢を早めるそう。視床下部の調節に直接影響しているのか、慢性的なストレス、経済的不安等に由来するものなのかとかはさらなる研究が必要そうです。 pic.twitter.com/DK3uxcULCX
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 23, 2022
45. Covid-19に乳酸菌喉スプレー?
乳酸菌を含むのどスプレーを使用したSARS-CoV-2陽性者は、3週間後、プラセボ群よりも有意に陽性率が低下していたよ!(6.7% vs 26%)っていうプレプリント。Covid-19の治療・予防法はいろいろと開発されていますが、「乳酸菌喉スプレー」は有効な武器の一つになるでしょうか?https://t.co/bE2bWENeeI
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 23, 2022
44. 「老化は夫婦で行うもの」
「夫婦は似てくる」とは言いますが、日本の5,391組のカップルを含む研究では、長期的なカップルは血圧、トリグリセリド、コレステロール等のレベルがほぼ同じで、糖尿病等慢性疾患を同時に患っている可能性も高かったそう。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 22, 2022
遺伝的に異なるカップルでも類似性が見られることから、生活習慣がカギっぽい pic.twitter.com/VWBCf7C8YM
43. Covid-19回復後は糖尿病のサインに注意が必要?
AURIに比べてCovid-19の患者さんは2型糖尿病発症の相対リスクが28%高かったそう。ヒトの脾臓もSARS-CoV-2のターゲットになりうることは既知。免疫系の活性化は感染後数か月持続し、インスリンの効果を損なう可能性があり、回復後も疲労、頻尿、口渇などのサインに注意しておいた方がいいかもです。 pic.twitter.com/hUkJjJXnqX
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 22, 2022
42. 妊活のために減量って意味あるか?
●ダイエットって本当に妊活効果はあるのか?
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 21, 2022
肥満で妊娠に悩む女性には減量が勧められることがありますが、体重を落とすこと自体に妊娠・出産確率を上げる効果は期待できないかもって研究。
肥満で原因不明の不妊症に悩む女性379人を対象にしたRCTで、運動+減量vs運動のみを比較。
(1/3) pic.twitter.com/ur4NXFhJjP
41. 金銭的インセンティブでダイエット!
48,000人以上のダイエット会員を対象にした研究で、返金特典を利用した参加者は28%多く(平均6.2 kg vs 4.8kg)の減量に成功。また、定期的な体重測定、写真撮影が軌道修正、健康習慣の形成に役立っていたとのこと。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 21, 2022
責任と金銭的インセンティブという心理学や行動変容の研究を支持する形になりましたね pic.twitter.com/UUKvf6TEM9
40. むちゃ食いをする子供の脳の違い
むちゃ食い症状を持つ子供は、通常脳の発達の過程で刈込みが行われるはずの報酬と衝動性に関連する領域で灰白質密度の上昇が確認されたそう。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 21, 2022
お菓子を我慢できない子供を見て「しつけが足りない!」というのは間違ってるよなーと再確認。
パンデミックで若年層の摂食障害が急増してるのも関係あるか? pic.twitter.com/laHyC958JL
39. 十年後心血管リスクが上昇する子供の特徴
10歳時点で太りすぎ/肥満だった子供は18~20歳時に血中脂質、血糖値、血圧、ウエスト等の心代謝系指数が有意に上昇し、後年の疾病リスクが増加していたそう。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 21, 2022
が、リスクゾーンにある子供達にだけ取り組みを進めるとスティグマとみなされる可能性があり、全ての子供に向けた取り組みが推奨されてたり。 pic.twitter.com/Dp8VIlluCC
38. pDCって免疫細胞が肥満を司る?
わずか3週間の高カロリー食でpDCと呼ばれる免疫細胞が内臓脂肪組織に蓄積スタート→この小さなクラスターが三次リンパ系構造を形成→pDCが放出するⅠ型インターフェロンが代謝を狂わし炎症マーカーを上昇させる。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 21, 2022
一方、pDCの脂肪組織への移動が阻害されると体重増加が抑えられ、代謝も改善される。 pic.twitter.com/AIQwltWHHJ
37. Covid-19の4回目のワクチンって必要でしょうか??
4回目のCovid-19ワクチンを打った人は3回の人に比べて感染リスクが18~30%低く、40歳未満の成人では31~43%低かったらしい。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 21, 2022
無作為化されてないので慎重な解釈が必要だけど、ウイルス量の高さから参加者は自然感染していた可能性も高く、少なくとも健康な若者には4回目は必要ないっぽい? pic.twitter.com/C5hn0PBCCU
36. Covid-19とガーデニング
パンデミックに緑の処方箋
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 20, 2022
期間中、ストレス解消、人とのつながり、安全な場所の構築、安全な食べ物を自分で作るといった目的でガーデニングを行う人が増えていたそう。
ガーデニングはメンタルにもいいし、行動自粛で一層不足しがちな活動量も補えるのでもっと一般的になってもいいように思いますねぇ pic.twitter.com/vFMoaBTuKy
35. サマータイムは慎重に
最近ホットなサマータイムの話。米国のサマータイム移行期間中に死亡事故のリスクが6%増加したとの報告があり、睡眠不足による健康被害がサマータイムへの移行に関連してることも指摘されてます。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 20, 2022
ロシアの実験でもサマータイムの延長は失敗したと結論付けられてて判断は慎重に行った方がよさそうです
34. リーダーシップの遺伝マーカーを特定!
双子研究でリーダーシップの約30%が遺伝子由来だと示されてましたが、リーダーシップに関連する変異が双極性障害のリスク上昇とも関係してたらしい。また所得を調整してもリーダーとしての地位は幸福度の高さや不安の低さと同時に肥満度の高さや寿命の短さと相関しており、健康にとって諸刃の剣みたい pic.twitter.com/QM344If0OM
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 20, 2022
33. ストレスをオフにする脳細胞
ストレスによって引き起こされる不安行動を制御するニューロンの小集団を発見(大阪大学)。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 20, 2022
これを化学遺伝的に活性化するとマウスは不安に関連した行動をとり、一方不活化すると慢性的なストレスにレジリエンスを発揮したそう。
うつ予防や情動ストレス対策の新たな道につながるかも? pic.twitter.com/l5jahZRNOh
32. 脳腫瘍の赤ちゃんの5年生存率が低すぎるぞ
脳腫瘍と診断された0~19歳の14,500人分のデータを分析。1~19歳の5年生存率が約70%であるのに対して、0~3ヶ月の5年生存率は30~35%だった。3~12カ月の5年生存率も、年長児に比べ有意に低かったそう。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 20, 2022
生物学的な解明もそうだけど、標準的な治療法の適用とかも再検討したほうがいいのかも? pic.twitter.com/MkuAdZM5Rv
31. 子供の抗体7か月位は持続する
Covid-19に感染した5~19歳の子供のうち、96%が7か月後まで抗体を維持していたとのこと(ワクチンによる防御効果は含まれてない)。症状の有無、重症度、ウイルス感染時期、体重、性別等による違いもなかった点でも重要なポイントかと。https://t.co/YWvDXsFb2V
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 20, 2022
30. SNSでCovid-19に関する情報発信するときの5つの落とし穴
SNSでCovid-19に関する情報発信するときの5つの落とし穴
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 19, 2022
①不信感:データの出どころを明確に
②比例推論:人口が違えば影響も異なる
③時間的推論:感染から死亡までのラグの考慮とか
④認知バイアス:人種や国による固定観念を排除しよう
⑤ウイルスに対する誤解:インフルとかSARSの話じゃない? pic.twitter.com/KZs19fhybo
29. 糖尿病とアルツハイマーの関係
血液中のAβが末梢組織由来であり、このペプチドが膵臓β細胞に作用してインスリン分泌を抑制し、血糖値を調節しているぞ!って研究。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 17, 2022
この結果から、糖尿病では血中のAβ上昇→脳から末梢へのAβ輸送阻害→ADに進展ってメカニズムを想定できます。
また血中AβからADを診断することに注意を促す内容かと。 pic.twitter.com/xZyWMJKBHt
28. 旅行が睡眠習慣をバランスする
121か国の睡眠情報を分析した研究で、普段の睡眠時間が7.5時間未満の人は旅行中に睡眠時間が長くなり、逆に7.5時間以上眠っている人は旅行中の睡眠時間が短くなっていた。また別のタイムゾーンに旅行すると睡眠不足になる傾向を確認。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 17, 2022
旅行は睡眠パターンをバランスしてくれるのかもしれませんねぇ。 pic.twitter.com/5l8iScJDRd
27. 青年期のミクログリアの欠損が将来の認知機能を決定する
青年期に前頭前野のミクログリアを一過的・特異的に欠損させると、認知機能、樹状突起の複雑性、シナプス構造が損なわれ、成人期のPFCの十分な発現できたとのこと。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 17, 2022
青年期のPFCミクログリア欠損は大人になってからの前頭前野回路における興奮性-抑制性パランスを持続的に変化させる可能性があるみたい pic.twitter.com/gyJCPGHfct
26. ドーパミンがREM睡眠のイニシエーター
レム睡眠に移行する直前、basolateral amygdalaのドーパミン産生が増加することを確認。一方ノンレム睡眠時には同様の現象はなし。人工的に同部位のドーパミン産生を刺激したところ、脳をレム睡眠移行に成功。またナルコレプシー🐁でカタプレクシー発生も観察され、睡眠障害の一助になる可能性もzzz… pic.twitter.com/QCwsmAlrw8
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 16, 2022
25. 葉酸の欠乏で寿命が縮み、認知症リスクアップ
3万人近い参加者を対象にした新しい研究で、葉酸不足が認知症及び総死亡リスクを高める可能性が示唆されました。逆因果の可能性は否定しきれていないものの、糖尿病、うつ、サプリメントの使用などの要素を調整してもなお葉酸欠乏症の人は認知症リスクが68%高く、総死亡リスクも約3倍高かったそう
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 16, 2022
↓ pic.twitter.com/lWzwBt83NS
24. ホメオパシーによって治療効果を過大評価している可能性
ホメオパシーとバイアス。2002年以降登録されたホメオパシー試験の38%が未発表のままで、発表されたRCTの半数以上(53%)が未登録。また、過去5年間に発表されたRCTのうち、30%が登録されていないことが判明。さらに、発表された主要アウトカムの25%が最初に登録されたものと異なっていたそう。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 16, 2022
🙀 pic.twitter.com/cMghbcTbzp
23. 性的・関係満足度が高いカップルのセックスに対する考え方
セックスで重要なのは相性/運命だと考えているとストレス→無力感→さらにストレスの悪循環に陥るのに対し、2人で努力して問題を乗り越えていくことが重要と考えていると時間とともに性的・関係満足度が向上していくらしい。しかもそのマインドセットはパートナーの満足度にも影響するってのが面白い。 pic.twitter.com/4bHgETbJsh
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 15, 2022
22. 産後うつとCovid-19
Covid-19初期に新米ママの3人に1人が産後うつのスクリーニング検査を受けており、これはパンデミック前の約3倍、さらに5人に1人が大うつ病の症状を示したとのこと。また、授乳の方法や感染の心配など、産後うつのリスクを予測する要素も判明。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 15, 2022
出産前後のサポートはもっと考えたほうがよさそうですね。 pic.twitter.com/b45BxRyEOc
21. Long Covidと糖尿病と運動
Covid-19感染で無症状だった人でも半年くらいたってから糖尿病やうつを発症したりするケースが確認されてるけども、その原因となる炎症の連鎖って運動によって予防できるんじゃない?って話。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 15, 2022
Long Covidは感染者の15~80%とも推定されている中、手軽にできる対処法として重要な知見なのではないかと。 pic.twitter.com/tIFbvLnBAl
20. カップルの間のブースターショットの必要性
パートナーと同棲している1300人の内、16%はカップルの片方しかワクチンを受けていない“discordant”の関係にあったそう。仮にこれを米国の人口に換算したら相当な数になります。ワクチンに対してカップル間で意見の相違があるなら、もっと互いを知るための「ブースターショット」が必要かもしれません pic.twitter.com/7LpDqrwKPL
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 12, 2022
19. イベルメクチンはmiracle drugなのか?
Covid-19初期にイベルメクチンを投与しても重症化、人工呼吸、ICU、死亡率、症状改善率、入院期間等に有意差なかったよ!ってRCT。期間は2021年5月~10月@マレーシア。対象は50歳以上、症状発症後7日以内に軽度から中等度の症状を示した人500人。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 12, 2022
少なくとも”miracle drug"とは言えなそうですねぇ。 pic.twitter.com/diX6Vd6IMD
18. Long Covidの要件に関する研究データや医学的コンセンサスが少なすぎるぞ!ってレポート。
Long Covidの要件に関する研究データや医学的コンセンサスが少なすぎるぞ!ってレポート。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 11, 2022
PASCの臨床症状にはかなりの差があるし、交絡の問題も大きい。これまで以上にリアルタイムのモニタリングに力を入れて、縦断的な評価を行っていかないといけんよ!と。
今後の重要な課題の一つになりそうです。 pic.twitter.com/vt6wck6mDj
17. 感染後に息切れが続く原因が判明?
感染して数か月が経過しても息苦しさが続く患者では、気道における免疫細胞のランドスケープが変化していることを確認。つまり、慢性的な息切れは気道の炎症と傷害に寄与する免疫反応をオフにすることで完全できる可能性を推測できます。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 11, 2022
血液中と肺とで免疫反応が異なるところがおもしろポイント。 pic.twitter.com/rHyj73xPhI
16. 自然はパンデミックのストレスも和らげてくれる
19年11月~21年1月までの期間中、近くに自然があるだけで鬱のスコアが低く、自然に多くアクセスしていた人は不安や鬱のスコアが有意に低かった。バイオフィリア仮説によれば人間は生来自然との繋がりを求めるものと考えられていますが、自然は異常に高いストレス環境でも保護効果を発揮してくれるのかも pic.twitter.com/Zdh5LYunDf
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 5, 2022
15. ムチンが感染を予防するムチンは糖鎖依存的にコロナウイルス感染を抑制する
▼ムチンは糖鎖依存的にコロナウイルス感染を抑制する
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 5, 2022
一般的な培地にムチンを含ませたところ感染力が劇的に弱まり、ムチンが鉄、ガラス、サージカルマスクの表面に付着した場合にも同様の結果が得られたそう。
粘液はこれまでのラボ実験と現実の感染の違いを説明する重要なファクターといえそうです。 pic.twitter.com/HYBpMcXmiq
14. 感染者の約3分の1が6~12か月後でも症状持続(プレプリント)
20年9月~21年4月にかけて15万人以上を対象に行われた調査。陽性者の29.6%が感染から6~12か月後でも少なくとも1つ症状が持続、特に味覚や嗅覚の異常、疲労感が多く報告された。不安や鬱の診断も多かったとのこと。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 5, 2022
オミクロンもこの割合だとすると今後12か月間でまた大きな危機が到来する可能性も? pic.twitter.com/6PIlvGzlYh
13. ワクチン接種直後の運動で抗体反応が向上する
インフルまたはCovid-19のワクチン接種直後、90分間の運動(最大心拍数の60~70%)を行ったところ、数週間後の抗体反応を増加させたそう。ブースター接種における効果については現在研究中とのこと。45分の運動では効果が認められず、先行研究でも結論はばらばらなことから、今後の研究にも注目です。 pic.twitter.com/c5mBBMcN8k
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 4, 2022
12. コロナは文字通り、神経を逆撫でする。
コロナは文字通り、神経を逆なでする?
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 4, 2022
long-Covidに苦しむ17名を対象とした研究で、59%が神経のダメージに関わる所見を少なくとも1つ有していたそう。またこれらの患者さんの内1人を除いて、最初のSARS-CoV-2感染時には、軽度の症状しか認められなかったらしい。
神経への影響の証拠がまた一つ。 pic.twitter.com/kBVYGrkhkQ
11. ほんのちょっとのアルコールにも脳には毒
36,000人以上のMRIデータを分析した結果、少量のアルコールでも脳のボリュームが減少し、ゼロから1日ビール2パイントに増やすだけで10年分の老化にも相当するとのこと。これまでも同様の結果は確認されていましたが、最大規模のデータセットで改めて確認されたのはありがたいですね! pic.twitter.com/3tzXTssdtq
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 4, 2022
10. 資産とパンデミック期間のうつリスク
収入や貯蓄が多い人ほどパンデミック期間中に慢性的なうつを経験するリスクが低かったそう。しかしこれらの資産を持っていても、失業や人間関係上の問題などを抱えていた場合にはうつのリスクを回避できなかったらしい。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 3, 2022
そう考えると日本に住んでるのってうつの面でもリスクなのでしょうか?? pic.twitter.com/YTOvUQ91nV
9. パンデミック期間中にはデング熱も減っていたらしいですよ
2020年に世界で発生したデング熱の症例は4分の3近く減少し、これはパンデミックにより人間の移動と接触が制限されていることと関連している可能性があるとのこと。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 3, 2022
因果関係など限界は多くありますが、外出を控えたことで蚊との接触も減っていたのでしょうかねぇ。https://t.co/2Uek9Fo99Y
8. 禁煙には増税よりもプライスキャップ?
タバコの増税が行われても、タバコ会社は一部の製品の価格を低く抑え、他の高級品を値上げすることでコストを相殺し、喫煙者に影響を与えないようにしてきましたが、プライスキャップを設定すればタバコ会社の価格固定能力を制限でき喫煙率の低下にもつながるらしい。https://t.co/R5Za6LI1Au
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 3, 2022
7. 軽度認知障害は認知症の初期症状か?
軽度認知障害になっても3人に1人は認知症を発症せず、教育レベルや言語能力が高い人は正常な認知状態に戻る確率が2倍以上になっていたそう。MCIは認知症の初期段階といわれたりしますが、あらかじめ言語能力を磨いたりしておけば認知症のリスクは抑えられるのかもしれません。https://t.co/BzqJuCyEL0
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 3, 2022
6. 何分筋トレすれば寿命が延びるか?
筋トレで寿命が延びるか?のメタ分析
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 1, 2022
・筋トレは総死亡リスク、心臓病、脳卒中、特定のがん、糖尿病による死亡リスクを10~17%低減
・総死亡、心血管疾患、がんに関する曲線はJ字型で、週30~60分の筋トレで最大10~20%のリスク低減
・糖尿病に関してはL字型の関連で、週60分まで大きくリスク低減
↓ pic.twitter.com/aNyiSo51xM
5. 運動不足と運動能力低下のスパイラル
運動不足
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 1, 2022
↓
血流センサーであるPiezo1の活性が低下
↓
筋肉に血流を運ぶ毛細血管の密度が低下
↓
運動能力低下
↓
(負のスパイラル)
運動不足が蓄積するほど運動するのが難しくなる理由の説明の一つになるかもしれません。
逆に、Piezo1を活性化できれば運動能力を維持できたら面白いですねー。 pic.twitter.com/O70XX3CSDs
4. 都会派?自然派?
「自然とのつながりをどのくらい強く感じるか?」の46%を遺伝的要因で説明できたそう。残りは子供のころに行った旅行先、周りにいた大人、住んでる地域の生物多様性などが影響していたそう。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 1, 2022
自然が心身にいいというのはよく聞きますが、思っている以上に遺伝の要素が強かったんですねぇ。 pic.twitter.com/DlJrzKB5z2
3. 脳はどうやって発話しているのか?のヒント
人が言葉を正しく発声できているかを確認するための部位としてdorsal precentral gyrusを特定。失語症にも関連するsuperior temporal gyrus
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 1, 2022
やsupramarginal gyrusが音声上のエラーを修正していたが、音声の遅延を導入するとdorsal precentral gyrusが活性化し発声を制御。吃音やパーキンソン病に光? pic.twitter.com/O1qrpQDd8B
2. 妊娠中絶と人間関係のサポートの葛藤
妊娠中絶に道徳的に反対する人の約半数が友人や家族の中絶を手助けし、精神的なサポートを提供するだろうと回答。彼らは①不完全であっても人は大切にする価値がある、②愛する人は例外、③何が正しいのかは普遍的なものではなく個人的なものであるという考え方に基づいて正当化を行っていたそうです。 pic.twitter.com/pvYy6lucQZ
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 1, 2022
1. 歌に特異的に反応する脳
スマホのバイブ、液体を注ぐ音、人が話す音、タイピングの音など、普段よく耳にする165種類の音を聞いてもらった結果、「歌」に特異的に反応するニューロン集団を発見。
— おくさん / Tomohiro Okugawa (@Astella6174) March 1, 2022
この集団は楽器や音声全般の神経表現とは異なっていたそう。
進化の過程でどのように生じたものなのか気になるところです。 pic.twitter.com/zZjqEQ3Uhi
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