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いい友達、悪い友達~1800人に聞いて分かった「親友の条件」トップ10

人間にとって「友達」が超重要!ってのは間違いない話。

国家というものが存在しなかったほんのすこし前まで、人間は他人の力を借りるほかなかったわけですけど、親族だけでは十分な資源を獲得できなかったはず(距離的、年齢的制約ゆえ)。そこで血縁関係にない「友達」と集団を組んで行動することで外敵から身を守り、生存の確率を高めてきたんですよね。

ただ、いくら狩りの能力に長けていたとしてもすぐに仲間を傷つけるような人間と一緒にいたのでは逆に死に曝されるリスクが高まってしまうんで、「友人の選好」というプロセスが必要不可欠だったわけです。

つまり、「ナイスな特性」を持つ個人を友人として好み、逆に「有害な特性」を持つ個人を避けるという至極当たり前のような行動メカニズムが私たちの体には染み付いているわけですな。

で、新たな研究(R)では、そんな「人間が友人として好ましい/好ましくないと思う特徴って一体何なの?」ってところを調べてくれてて参考になりました。要するに、「どんな特徴を持ってる人と友達になりたいの?逆に友達になりたくないと感じるの?」をチェックしたわけですな。

友人作りにおいて「第一にアピールすべきポイント」を明確する上でも役に立ちそうな内容っすね。


これはこの手の研究でよく目にするニコシア大学などの研究で、まずはギリシャ語を話す236名の男女を対象に、「理想の友達に持っていてほしい/持っていてほしくないと思う特徴をいくつか書き出してください」とお願いして、友達に望む/望まない特徴を片っ端からリストアップ。友達に望む特徴50タイプと望まない特徴43タイプを抽出した後で、今度は合計1,567人の参加者に対して「友人選びの上でどの特徴を一番重視しますか?」と尋ねまくったらしい。ちなみに、参加者の男女比はほぼ1対1で、年齢は30歳くらい。参加者が学生に限定されてなくてサンプルも比較的大きめなのはうれしいポイントですね(ただし、親友、知人等のカテゴリーは区別されていない点は注意)。

で、その結果として、「こんな人と友達でいたい!」「こんな人とは友達になんてなりたくない!」と思われがちな要素カテゴリのランキングはそれぞれ以下のようになりました。

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