かわいいの効用
先日、gotoを利用して初めて近泊をしてきた。
近所に住む友人が誘ってくれて、予約から送迎まで一挙に担ってくれてのおんぶにだっこ。
ありがたいけどなんかごめんねって思ってしまいそうなところを感じさせないくらいホストとして完璧な振る舞いに感動しっぱなしの1泊2日だったのだけど、中でも1番印象に残ったのは「かわいい」って言ってくれた時のことだった。
深夜。
互いに夜更かしで友人はPS4を持ち込み大画面でゲーム。
わたしはと言うと乾燥がひどく、はじめてに近いマスク荒れもあってか顔が真っ赤になってしまい、鏡の前で必死に保湿をしていたところだった。
そんな中、ふと洗面所に現れた友人がわたしをみて一言「かわいい」と言ってくれたのだった。
部屋着の浴衣を身につけていたのだが、和顔だからか和服は元より好きだった。
「ほんとに似合うね」と言ってくれて、それがなにより嬉しかった。
女性同士の読み合いのようなものもなく、なんの裏もない(ように感じられた)とっさの一言。
その一言にいつの間にかいつも張りつめていた緊張感がふっとゆるんだ気がして身体の芯がほっと暖かくなった気さえした。
いつもなにかを気にしているしなにかを考えている。
それはもう意識にすらのぼらないくらい当たり前のことになっていた。
そんなわたしの思考を一時停止してただただハッピーで満たしてくれた友人の一言。
ほんとにいつもありがとう。
また、おめにかかれますように。
2020.12.03 kao tan
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