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コロナと株を振り返る

素人かけだしの私の経験則ですみませんが、この半年ほどの株の動きをざっくりまとめてみました。参考になれば幸いです。

緊急事態宣言で上がった銘柄、下がった銘柄

コロナ禍によって3-4月に成長した銘柄は、ハイテク、ヘルスケア、インドア系。一方下落した銘柄は、レジャー、外食、百貨店などのリア充銘柄。

家に引きこもりがちな生活となったことから、資産投資を始める人が急増。

その中で、Zoomや出前館のような「ニューノーマル」銘柄を順張りで買う人と、HISやANAなどの「リア充」株に逆張りする人が出現したように思います。

リア充株へ逆張りした人のその後

3-4月に相場が暴落した後、大量の逆張りさん参入によるバブル的株高が一時期続きました。しかしそれは一時的なことで、「ニューノーマル」で急速に生活が変わり、当初の想定以上に苦戦を強いられている「不要不急」銘柄は夏ごろから株価が低迷しました。

「スーツを着て電車出勤。昼はコンビニで。夜は居酒屋で同僚と一杯飲んで、タクシーで帰宅」。そんな生活を一時的に控える人もいれば、完全に在宅勤務に切り替える人も出てきた状況です。

よってコロナで下落した株価の戻りに今後数年間かかる会社もあれば、今後二度とコロナ前の水準に戻らない企業もあると予想され、その見極めが我々投資家に求められています。

ちなみに、オリエンタルランドのような、ユーザーの高いロイヤリティを誇る企業においては、足元は赤字でも、今後の回復を織り込んですでに株価が力強く上昇しています。

ハイテク株へ順張りした人のその後

コロナ禍で世界中が「あぁ、もうハイテク株以外の会社は全部ダメになるかも…」と悲観した結果、今年の3月頃から、まさに右肩上がりの美しいチャートを描き、この頃にハイテク株に参入した人は大きく利益を伸ばした結果となりました。

しかしそのバブルにも似た一本調子も大統領選前に一服した格好で、秋から参入した人は含み損が出ている人もいるかと思います。さらには11月初旬にファイザーによるワクチン開発のニュースが入ったため、ハイテク株からは資金が若干引いているようです。値動きが激しく、売り時の見極めは中々難しいです。

順張りと逆張り、どっちが得したの?

(コロナでの相場暴落で空売りした人を除いては)今年は逆張りより順張りをした方が伸びた年かも…と思います。逆張りはせいぜい株価の戻り分しか期待できないけれど、順張り族は何倍も株価が伸びたからです。

ただし順張り族で得したのは、冬から春にかけて市場に参入した人に限ります。夏以降に入った人は暴落に巻き込まれている場合も多いかと思います。

ほぼ期待値だけで暴騰したハイテク株ですから、若干過大評価されている可能性もあり、今後大きな株価の上昇は難しいかもしれないです。

最近起こっていること

ハイテク株で利確した人が資金を移動させ始めています。米国市場ばかりが伸びているため、他国に目を向ける投資家も増えており、バフェットの商社投資もその流れという説もあるそうです。しかしその一方で第三波も始まりつつありますので、答えが見えづらい状況にあります。

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