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選挙が楽しくてたまらない

県知事選挙が終わってしまった。

20年という長すぎる時間変わらなかった県知事がついに交代になった。変化というのはワクワクするけどやはり一抹の不安も生まれる。


私は選挙が楽しい。お祭りみたいな感覚。
もっと開催してほしいなんて思う(笑)

1ヶ月前から誰に投票しようかな、この人はどんな政策を掲げいるのかな、とそわそわしながら過ごした。直前まで悩んだ。

家族とも話をした。私の実家は気がつけばNHKがついているような家庭で、国際情勢だとか政治だとか歴史だとか、小難しい話も家族で話すような家庭だった。選挙前は自然と家族でそれぞれの候補者についてどう思うかを話している。

選挙日当日は決まって朝早くから投票に行く。楽しい。

夜遅くテレビをつけて開票速報を見る。楽しい。

自分の1票で何かが変わるかもしれない。自分が投票した人が当選することがこんなにも嬉しく楽しいことなのか。当選しなかったとしてもその人を支持したという証として数字が残ることがとても嬉しい。

選挙権を与えられてから今まで、投票しなかったこともあった。学生によくある住民票を移していない問題で投票しなかったことが何度かある。わざわざ手続きを踏んで住民票のない地域で投票したこともある。

学生のころは何となく国民としての義務だし選挙行かないとなーくらいの気持ちだった。社会人になるとかなり視点が変わる。税金の重みを感じるからだ。自分たちの望まない形で多額の税金が投じられている現状を変えたいと強く思うようになった。

社会人1年目の頃、お客さんと上司に「選挙行ったの?偉いね」と言われたことがあった。偉いとか、偉くないとか、そういう問題なのか?違和感を覚えた。

自分の税金の使い道を納得のいかない人間に託せるのか?その方がよっぽど偉いと思う。

たった1票では変わらないかもしれない。でもたった1票でも投票することに意味があると思っている。選挙に行く、投票に行くということは参政するということ。ここまでして初めて、胸を張って政治に文句が言える。

選挙に行っていない人ほど政治に対して文句を言っている現状、あなたたちにはそんな権利はないよと言いたい。棄権してるんだから。

自分が選んだ人間が期待外れだったとしても、自分が選んだのだから仕方ないと思える。自分が選んだ人が落選して最悪な政治に巻き込まれたとしても民主主義は多数決の法則だから、こればっかりは仕方がないし、だから私はあの人を支持していたんだと自分のことを認めてあげられる。

私にとって選挙はこんなにも楽しいのに、投票率は過去最低らしい。
我が徳島県では前回よりも上がって50%を上回っていた。さすがに20年も続いた県政を変えたいと思った人が増えたのだろう。それでも50%強。

みんなわかってないのかな。参政権があるという幸せを。
この世界では数えきれない人が、多くの日本人が放棄している選挙権を、喉から手が出るほど欲しがっているというのに。

民主主義が永遠に続く保証なんてどこにもないのに。

何となくめんどくさいし何も変わらないしとか言う前に、とりあえず選挙に行ってみませんか?1度投票すれば選挙の捉え方は変わるはず。

民主主義国家に生まれた幸せを存分に活かしてほしいと思うのです。


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