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世界一周紀行 2章 アフリカ ⑧ (ナミビア)

【11月】
16日 カサネ→ルンドゥ🇳🇦
17日 ルンドゥ
18日 ルンドゥ
19日 ルンドゥ→ウィントフック
20日 ウィントフック
21日 ウィントフック
22日 ウィントフック
23日 ウィントフック
24日 ウィントフック
25日 ウィントフック
26日 ウィントフック
27日 ウィントフック→スワコプムント
29日 スワコプムント→セスリム
30日 セスリム→ウィントフック

【12月】
1日 ウィントフック

【11/16】

朝起きてインスタを確認すると、1日早く出発してたしょうた君から連絡が。
ナミビアの街で、強盗に襲われて病院にいるとのこと、、
クレカも現金も何もないらしく、急遽予定変更して迎えに行くことに。

夜行バスの休憩中にタバコを吸っていた中で襲われたらしい。
長い旅の中で身近に襲われた話を聞いたことがなかったので、危機感もなくなっていたが、少し気が引き締まる。

テントを片付けていると、アメリカ人夫婦が別れを告げにきてくれた。
本当にステキな夫婦だった。ああいう晩年を過ごしたいと思う。

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ひとや君たちのグループはもう少し後から移動するとのことで、一人歩いてシェアタクシー乗り場へ。
これが今日のラストタクシーだったらしく、まだひとや君グループを迎えに行ってもらってナミビアへ。

道路に象が。大自然。
寝てしまい、気づくとナミビア国境。

カティマムリロという街に到着。
しょうた君の入院先へ向かうため、4人とはお別れ。

車に乗り込みルンドゥという町へ。マツダの車で乗り心地が良かった。

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車内では、安室奈美恵、浜崎あゆみ、JUJU、西野カナ、ソナーポケット、EXILEなど流れている。日本でこの車を使っていた人の年齢層とファッションスタイルが浮かび上がってくるような選曲。そろそろ加藤ミリアか清水翔太の曲が流れ出すなと予想していたが、突然のクラシック。ここで想像していた人物像が崩れ落ちる。
なおアフリカ人ドライバーはEXILEの曲だけを飛ばす。学生時代なにかEXILEに苦い思い出でもあるのだろうか。

夕方5時過ぎにはルンドゥに到着。タクシーを使って直接病院へ。

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友人が強盗被害にあったので病院に向かっていると話すと、料金はいらないと無料で送ってくれた。

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病院へ行くと無事にしょうた君と再会。無事でよかった。

バス乗り場の休憩中、外でタバコを吸っているとカバンを切られて、追いかけた際にビール瓶を足に投げつけられたとのこと。
犯人は逮捕されており、パスポートなども戻ってくるらしい。

病院の先生から連絡があり、僕もなぜか病院に泊まれることに。

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少し休憩していると警察が病室へ。
取調べ的なものを受け、警察が帰って行ったあと、また別の警察がポリスレポートという書類を記入するようにしょうた君に告げる。

しょうた君がレポートを記入しているとき、同じ病室にいたラスターヘアーの患者に「簡単に人を信用してはいけないから気をつけろ」と念を押された。

もし警察署に行くならパスポート以外病院に預けた方がいいと言われる。
「警察も信頼できるとはいえんし、強盗と組んでいる可能性もある。
自分ですら状況によっては強盗になるかもしれないし、それがアフリカだから。」とマジなトーンで忠告される。

病院のスタッフ、患者、警察、周り全員が悪者に見えてきてしまう。
何を疑って、何を信用していいのか。。
無事に首都のウィントフックまで辿り着けるといいが。

【11/17】

起床。朝飯食べてから宿でネットサーフィン。
患者でもないのに三食つきで寝床も用意してくれるのはありがたい。

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部屋にいた同じ病室の患者二人(ラスターの彼も)も同行してくれ、昼過ぎぐらいに警察署へ。

日本大使館の人と電話で繋ぎ、なんとかパスポートが帰ってくる。これで警察署での業務は完了。

警察署のお姉さんが病室の患者にコソコソ耳打ちをする。
どうやら好意を持たれていたよう。
アフリカに入ってから急にモテだしたので、永住しようかと3秒ぐらい思ったが、今の状況を思い出しすぐに我にかえる。

スーパーへ行ってから宿へ戻る。昼飯食ってプレミア12の試合をみて(日本が優勝)、その後アンゴラ国境の川を見に行くことに。
一人で向かおうと思っていたが、あまり治安良くないとのことでラスタマンが付いてきてくれた。

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道は綺麗だが人通りが少ないので確かに襲われたらどうにもならないという印象。
川には30人ほどいて、皆泳いでた。

特にこれといったわけでもなくて宿へ戻る。
道中、ラスタマンが、国のこととか治安のこととか色々教えてくれた。
この街はアンゴラのとの国境でアンゴラ人が仕事のために来たりする地域で犯罪の温床地にもなりやすく治安が悪化しやすいらしい。
ナミビアはボツワナ南アとの経済圏にあり、ザンビアとは関係性があまり良くないとのこと。

宿に帰ってきてからは特にやることもなくネットサーフィン。

夜はラスタマンとしょうた君とで英語勉強会が始まった。
アフリカの英語発音形式が全然違って面白い。

英語勉強をしていると、同じ病室に手錠で縛られた人が入院してきた。

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囚人も同じ部屋で寝るという衝撃。


【11/18】

今日出られると聞いていたが、
車が用意できないらしく明日になるとのこと。

病室が満室になったからと別の部屋を通された。

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特にやることもなかったので、服を買いに行ったのとスーパーへ行った以外はほとんど何もしていない。

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夜はあまりにも暇すぎてノートに都道府県全部書くという修行を行なった。

【11/19】

11時ごろにようやく出発。ラスタマンに最後お礼言えなかったのが心残り。

ちなみにラスタマンは奥さんに逃げられて自殺未遂をしたらしい(自殺するような雰囲気を持たないような明るさだったが)。注射の時間になるといつも病室から逃げ出すのが滑稽で面白かった。

暇は暇でしたが、病院の人とか気さくに話しかけてくれたりと、意外と楽しめた。

救急車に乗せられて車は発車。

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救急車内で弁当とジュースをもらえた。
移動費も飯代も宿泊費もかからなかったし、社会保障ってどういうシステムになってるんだろうとつくづく思う。高齢者が少ないからその分社会保障費に余裕があるのかなって思ったり。

夕方にウィントフック市内の病院に到着。外務省の人が病院まで迎えにきてくれて宿まで送ってくれた。

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宿でみのりちゃんたち御一行と再会した。
久しぶりの宿で開放感がある。テントサイトに泊まろうとしたが、埋まっていたのでは今日はツインルームで就寝。

ナミビアは交通網が発達しておらず、観光地を回るためにはツアーに参加するかレンタカーが必要。ツアーはかなり高額のため、レンタカーで旅行したい旅人を探すことに。エチオピアの民族巡りと似たような状況に。


【11/20】

朝に大使館へ。
タクシーの人に誤って中国大使館へ連れていかれた。

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日本大使館はお城みたいで豪華な作り(写真は撮れなかったが)。
しょうた君のクレカの対応している間は、ゴルゴの外務省ガイド読んだり、免許の翻訳お願いしたり、外務省の職員さんと話していた。
クリスマスシーズンは強盗増えることであったり、外務省の治安情報はテロだけじゃなくて犯罪の濃度によってランク分けがあるという話を聞いた。

近くのスーパーで買い出し行ってから帰宅。

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クリスマス準備が着々と行われている。

みのりちゃんたちを見送って宿でゴロゴロ。宿にあるベーシックインカムの本を読んでいた。

ビール飲んでゴロゴロしていると、ドイツ人女性にナミビアの旅行ツアーのことを聞かれてあれこれ話していた。
日本は食費もとにかく高いというイメージを持たれてるらしい。チェーン店など、場所を選べばアフリカなんかよりも安く食べることができる場所があることを積極的に伝えていきたい。

フリーウォーキングツアー参加するそうなので僕も明日参加することにした。

ケニアの日本人宿で少しだけ話した男性と、航海士さんも宿にやってきたので、夜は4人で飲んでいた。航海士さんの話が専門的で面白かった。
ワンピースにハマって航海士を志したよう。エネルギー系の資源のほとんどは船で運ばれるので、海路が断たれると世界が止まってしまうらしい。


【11/21】

朝、フリーウォーキングツアーに参加。

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昨日お会いした日本人の西村さんと昨日のドイツの女性とフランスのおばあちゃんがメンバー。
おばあちゃんは60代にも関わらず歩くのが早い。
有名な観光地を紹介してもらいながらナミビアについての歴史などを色々知る。冷戦の影響を受けていた話やアパルトヘイトなど知らないことも多くて勉強になった。

ツアーが終わり、西村さんとドイツの方とで北朝鮮が作った博物館へ。

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共産圏の影響をもろに受けた跡があり面白かった。

昼過ぎに帰宅し昼寝。
前田さんという医師の方が宿に。しょうた君と3人で買い出しへ。
夜は西村さん航海士さん合わせて5人で飯食って飲んでいた。
前田さんが、しょうた君の傷口の縫い合わせをどう処置していたのかをみたがっていたのが印象的だった。(しょうた君は傷口を見たくないらしく断固拒否していたが)

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【11/22】

今日は本を読んでたら1日が過ぎ去ってしまい、全くなにもしていない一日。
日本の本もいくつか宿に置いていたので、いい時間つぶしになってありがたい。

【11/23】

今日は朝から、香港の一人旅のおばちゃんと話していた。
レンタカー旅をすでに終えていたのでひたすら情報収集。

一昨日のドイツ女性も同じことを言っていたが、やはり日本は物価が高いって印象を持っているそうだった。
タイとか東南アジアを旅するバックパッカー多いけど、
仮に予算面で日本を敬遠している人多いのであれば、そのイメージさえ壊せば観光客増やせるんじゃないかと思ったり。

【11/24】

朝飯を食べていると、この数日間たまに話してたバイク旅の中国人から香港の人を紹介される(昨日の人とは別)。

同じくレンタカー探してるらしいけど、日程がカツカツで厳しそうだった。

大阪に数ヶ月いたことあるらしくて結構日本のことを知ってる方でした。
昼は3人でチャイナタウンへご飯へ。

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町から20分ほどタクシーで向かったところにあり、
立派な東洋風の門が構えられている。

アフリカはどの国に行ってもチャイナタウンがあり、いつでも自国の食べ物を堪能できるのは羨ましいなと。

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餃子がうますぎた。
中国の食べ物のことや文化について教えてもらう。
結婚時に女性側の家族にお金送ったり、年上の人に対しての敬意であったり、やはり似ているところ多いなぁと。

最後にタツノオトシゴをつけた蒸留酒を飲む。

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美味しかったけど量も多くてそこそこ酔った状態で宿へ。
スーパーで買い物だけしてから歩いて帰ってきた。

【11/25】

朝起きるとたいすけ君が宿に到着。
実は昨日連絡があって、もしかしたら宿に来るかもとの話が来ていた。
ケニアから約1ヶ月ぶりの再会。

そのあと少ししてりょうま君ちかちゃんも到着。
ケニアでサファリした組がたまたまタイミングがあって合流する形に。
久しぶりの再会で嬉しい。
サファリへ5人で行くことで合致し、情報収集などに一日費やした。

夜は生姜焼きを作った。

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夕方、ゲストハウスから見える夕焼けが綺麗だった。

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【11/26】

今日は一日レンタカーに向けて準備day。
レンタカー予約しにカーショップへ。
1軒目は四駆車がなくて撤退、二軒目で見つけて予約。
結構細かい調整とか多そうで面倒かなと思っていたが、車の種類が一つしかなくてすぐに終わった。

全ての準備が整ったあと、南アフリカ行きのバスとブラジル行きの航空券も予約。
いよいよアフリカ旅行も終盤だなと実感する。
旅もあと3、4ヶ月ほどで、終わりが見えてきた。

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夜はハンバーグ。日本と変わらないクオリティ、むしろ日本で食べてるのよりも美味しい。


【11/27】〜【11/29】

今日から3日間のナミビアレンタカー旅行。
旅の中でもかなり印象的な出来事だったこともあり、別記事にまとめた。


【11/30】

3日間の疲れもあり、爆睡。昼過ぎまで寝ていた。

夕方ぐらいにスーパーで食材を買いに行き、そのあとはブラジルや南アフリアの情報収集をしたり。
ケープタウン見どころ多そうで、楽しみ。

カレーを作ってるとやたらと海外の宿泊者達に話しかけられる。
日本っぽさがあるのかなと。
夕方ごろにカレーが完成。
久しぶりに食べたこともあり、無我夢中で食べた。


【12/1】

朝遅くに起床。飯だけ食ってあとはダラダラ。
夕方についに南アフリカへ向けてインターケープへ。ようやく最後の国へ。
しょうた君は、外務省からのパスポートとクレジットカード待ちで、数日後に来るとのことで一旦お別れ。

バス乗り場はバーコード認証があって近代的。

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バスはリクライニングが効いていて快適だった。
『マチネの終わりに』を読みながら爆睡。


2章⑦ザンビア・ボツワナ編へ          2章⑨南アフリカ編へ



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