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世界一周紀行 1章 アジア+a ⑧ (ギリシャ)

【9月】
1日 アテネ→クレタ島
2日 クレタ島
3日 クレタ島→アテネ
4日 アテネ
5日 アテネ→オリンピア
6日 オリンピア→アテネ
7日 アテネ→デルフォイ→アテネ

【9/1】

船で寝すぎたこともあり早朝に起床。

とはいえやることもないので、
インスタントラーメン作る以外は何もせずのんびり。

12時にチェックアウトして、考古学博物館へ向かう。

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考古学博物館は圧巻。教科書で習ったことのあるような作品が置かれてあったり、ギリシャ神話を勉強していたこともあり作品の背景が分かるものも多かった。

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特別展もやっていた。この部分だけ内装が違ってカッコよい。
作品自体の凄さもあるとは思うが、外観を少し変えるだけ作品自体もすごい気がしてしまう。
結局4時間ぐらい滞在した。

ご飯だけ食べにネットで調べた有名な店へ。
街を歩いていると思いの外落書きが多いことに気づく。

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少し景観が悪いし、雰囲気も少し怖い。

店に到着。今までの国に比べて外食代がかなり高くなる。安く済ませないとなと考えていたのに、ビールを頼んでしまった。

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そして頃合いもよくなったので、クレタ島行きの船へ向かう。

途中でお腹が減ることを想定し、スーパーマーケットを探すも日曜日で全部閉まっていた。日本のコンビニのありがたみに気づく。
船の近くで間食用の銀チョコを購入し、船へ乗り込む。

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ソファ席をゲットして、ゴロゴロ。となりに人もいるので、どの範囲まで席を取っていいのか躊躇しながら、足を曲げて寝る。

【9/2】

翌朝クレタ島に到着。歩いてゲストハウスまで向かう。

20分ほど歩いて到着。booking.comのレビューに船から少しアクセスが悪いと書いていたが、毎日歩きすぎて20分でアクセス悪いという感覚がなくなってきた。

ゲストハウスに荷物を預けて外出。

考古学博物館へ。

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高校の時習ったクレタ文明の曖昧な記憶が説明と結びついて面白かった。ただ、博物館へ直近で行きすぎたせいなのか、同じような展示品が多くなってきて飽きが来る。 特に先史時代などはどの博物館も変わらないのでほぼ飛ばしてしまう。

博物館の後はクノッソス宮殿へバスで向かう。

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遺跡を発掘したヴェントリスの石碑。

宮殿は期待していたほどではなかったかなというのが正直な感想。
保存状態がよくないのと、レプリカが多すぎて少し萎えてしまった。

バスで帰宅。ギリシャの店が高すぎることに震え、これを機に自炊生活始めることを決意。

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スーパーでオリーブオイル、胡椒、米、パスタ、ケチャップをとりあえず買ってみた。

ナポリタンを作る。隣では中国系のオーストラリアの男性が肉が入ったクオリティの高いパスタを作っていてレベルの差に震える。

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ナポリタンとビールで夜食を終える。
ビールはスーパーから持って帰った時に炭酸回りすぎて、あんまり美味しくなかった。

その後は宿でひたすらネットサーフィン。暇時間にずっと脱出ゲームをしていることに少々ばかり危機感を抱き、全て削除。

【9/3】

9時間ぐらい爆睡。朝にナポリタンを作ってから10時頃宿を出る。

前日ゲストハウスの人に聞いていたモーターバイクレンタルの店へ行ってみるも、今日行く予定だったゼウス洞窟へバイクで行くのは不可能だと発覚。

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他に何か方法はないか相談したが、バイクでゼウス神殿へは行けないし、そもそも国際免許証がないとここでは借りられないとのことで撤退。
バスでビーチに行ってみるといいと勧められたので、とりあえず乗り込んでみる。

ビーチの近くに到着。ゼウス洞窟への未練も残っているのでタクシーの人にいくらでいけるか聞いてみると50ユーロ。。少し厳しいが感情が揺れる。

元々は時間が余ったので、追加の観光地としてゼウス洞窟へ向かう予定で、それほど重要ではなかったが、いざ直前で行けなくなれば高額でも少し揺れてしまう。初めから行けないと分かっていれば50ユーロを払って向かおうなんて一切思わないが、人間は不合理なモノだなと思う。

歯を噛み締めながら渋々タクシーを撤退。お腹が空いたのでレストランを探すがどこも高すぎるので撤退(1000円越える店が多数)。スーパーで菓子パンとバナナとビールとリンゴを買い、ビーチでご飯。

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なんとも貧しいなと感じながらビールを飲んでいると、バギーレンタル屋のおばあちゃんに話しかけられる。
話を聞いてると日本の免許でもいいし、ゼウス洞窟も行けるとのこと。さっきの店でのバイクレンタルの半額ほどの値段。即決で借りる。

一通りバギーの乗り方説明してもらっていざ出発。
道路の傾きに合わせて車体ごと傾いて怖い。あわあわしつつのスタート。

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町を抜けて山をひたすら進んでいく。舗装された大きな道に来ると特にハンドル持っていかれることもなく運転しやすくなった。

意気揚々と山を登っていくと地上には町とエーゲ海。

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テンションが上がり、前回のカッパドキア旅と同様奥田民生が脳内に流れる。

楽しく運転していたが、中間地点を越えたところで、アクセルを押しても動かなくなる。たまたま近くにレストランがあったので助けを求める。

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レストランにいたスイス人のカップルがなだめてくれた、、笑
店の人に電話を借り、電話でバギーのトラブルについて説明するも、英語が全く出てこずかなり時間がかかった。
1時間もしないうちに店の人が来てくれた。ただチェーンが外れてただけだった、、
  
そして運転再開。

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道中の写真。

そしてゼウス洞窟に到着。

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全知全能の神ゼウスが生まれ育ったとされる洞窟。船の時間もあるので小走りで洞窟まで駆け抜ける。

洞窟は地下深くにあり、少しひんやりとしている。何もないような荒地の中にポツンと鍾乳洞がありすごく不気味。カイオーガとか出てきそう。

帰りにはバギーの操縦にも慣れて全速力で疾走。景色が良い中で走るバギー、きっと彼女がいれば楽しいはず(知らんけど)。

途中traditional villageって書いてるところがあり、少し訪れてみる。

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こじんまりした村。遠くにいたおばあちゃんが手振ってくれたので振り返す。
時間も限りがあったので、手を振り返してその場を去ったが、もう少し話してみたかったなとバギーに乗りながら後悔。こういうこじんまりした地域で現地の人と話す機会を大切にしたい。

帰りは行きの半分ぐらい時間で帰宅。 バギー屋のおばあちゃんに感謝し、船着場へバスで向かう。

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船着場に着くと既に船は入れる状態で、船に乗り込んですぐに船は出発した。結構時間が危なかった。

ギリギリに搭乗したので、睡眠スペースが全て埋まってしまっていた。
睡眠を諦め椅子に座り、惣菜パンを食べて時間を過ごす。

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近くで椅子を探してそうなおっちゃんがいたので、隣の空いた椅子を教えてあげて少し談笑。その後おっちゃんの家族も合流。
アテネの人で観光に来ていたとのことで、東京オリンピックについてあれこれと聞かれた。娘さんはイギリスの大学院修士で地理を勉強しているようで、専門的な話を教えてもらったり。ギリシャは海外留学してる人多いらしい。ギリシャに来てから英語が堪能な方が多い。 聞き取れないこととかも多かった。
本格的に英語の勉強始めないとなと少し危機感が生まれる。
椅子が余ったので二つ使ってなんとか眠りにつく。

【9/4】

船が着く直前まで睡眠。毎回なんだかんだ爆睡してる。

昨日の家族に軽く挨拶をして、船を出る。

朝7時ごろにピレウス港到着。アクロポリスへ向かう。

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営業時間前に到着したが、チケット待ちで数十人列ができていた。開場時間にはかなりの順番待ち。早めに来ておいてよかった。

パルテノン神殿へはどんどん人が増えてきて混雑すると聞いていたので、他の建物を一旦無視してパルテノン神殿へ直行。

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とにかくでかい。修理していたこともあり、初見の感動とかは特になかった。
近くで見ると歴史の重みを感じ、徐々に良さを感じられるようになってくる。

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丘から見る街並みが好きだった。ここに神殿を建てる理由もよくわかる。

アクロポリスを出た後はアゴラやハドリアヌスの図書館など、共通パスで行けるところをいろいろ探索。途中で疲れ果てて朝からビール。

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朝から歩きすぎて疲れ果てたので無気力で観光地を周り、14時ごろには地下鉄でゲストハウスへ向かう。ついてからネットサーフィンしてだらだら。

そのあとご飯を作ろうと思い、途中で買った食材を持ってキッチンへ。
意気込んでいたが、先に料理してたトルコ人グループにマカロニとジュースをご馳走になり、料理作る必要性がなくなってしまった。

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料理をいただいたので洗い物だけ担当した。

21時ごろに夕食のため再びキッチンへ。パスタを茹で終わるのを待ってると、酔ったニュージーランドの女性二人組が入ってきて、ワインを入れてくれた。飲み終わるとすぐに飲めとハイペースで注がれ、少し話すと颯爽と部屋へ戻っていった。。。

そのあとパスタ食ってビール飲んでると、メキシコ人の男性が。
秋田から福岡までヒッチハイクで向かったというツワモノだった。
地元の和歌山にもきたことがあるとのことで、日本の旅行トークで盛り上がった。メキシコ式のビールの栓の開け方を伝授してもらったのちに就寝。

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かなり交流が多いゲストハウスだった。ゲストハウスでの交流の多さは、その時の利用者に依存することが多いが、キッチンが狭いのも大きな要因かもしれない(会話する必要性が出てくるので)

【9/5】

早朝に起床。オリンピア行きのバスターミナルへ向かう。
バスターミナルにアダルトビデオ視聴室があってびっくりした。。

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チケットを買い、ピザを食べながらのんびり待機。チケット往復5000円。
ギリシャでいくら使ってるのか考えたくない。。ギリシャまでは交通費が安過ぎて何も考えていなかったが、このペースで観光するとお金が尽きる気がする。

1時間ほど待って出発。昨日ダウンロードしていた落語100選を聴きながら5.6時間ほどで到着。

特になにもないような田舎町って感じで、こじんまりしていて個人的に好き。


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オリンピアの博物館へ行ってからホテルへ。アテネのゲストハウスと同様地図のホテルの位置が違う。ジュエリーショップのおばあちゃんに道を聞き、15分ほど歩き到着。

街にドミトリーの宿がなかったのでシングルルームを予約していたが、余っているからとダブルルームを使わせてくれた。

歩いてオリンピアの競技場跡へ。トレーニング室や宿舎などの跡があり、今とあまり変わらないなと感心する。遺跡を楽しめるかどうかは、その当時の情景を解像度高く想像できるかどうかが大事な気がする。

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競技場は意外と小さく、すぐに観光が終わった。

レストランでパスタを食べてから帰宅。

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【9/6】

チェックアウトを済ませ、ホテルの前のスーパーでリンゴとバナナを買ってから博物館へ向かう。最近果物ばかり食べている。


博物館ではオリンピアにゆかりのある展示品が数多く置かれていた。オリーブの輪の石像なんかも見てテンションが上がる。

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初耳だったのだが、オリンピックも優勝者の家族は女性も観覧可能だったとか。また、オリンピックじゃない年に、女性の大会もおこなわれていたそう。

博物館をあとにして、ビールを飲みながらのんびりバスを待つ。待ってる間ホテルの場所を尋ねたジュエリーショップのおばあちゃんと話していた。

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小さい町なので何回か出くわすことが有って、二日間だけなのにちょっとした顔なじみになっている。近所づきあいはこうして生まれていくのかなと。

バスに乗り、アテネまでの中継地ピルゴスへ。
14時前に着いたものの、バスが満席で18時発しかないとのこと。
ハンバーガー食べて、カフェでネットいじりながら落語を聴いて時間潰す。

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22時ごろにアテネ到着。夜道で人通り少なかったので足早に帰った。

ゲストハウスに戻ってまずはパスタを作る。そのあとビール飲んでだらだら。

ベランダで女性がギターで弾き語りをしていて、弾き語りをツマミに飲むのが至福だった。

【9/7】

ギリシャ神話において有名な神託所のあるデルフォイへ。

バスで3時間ほど。山道を沿うように進んでいくと、山の斜面に多くの家々が立ち並ぶ町が現れカッコ良い。

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デルフォイに着くととりあえず博物館へ。

学割が効くって書いていたので提示すると、日本語で書かれているため学生かどうか判断できないので無理と言われる。

ギリシャの他の博物館では使えたと言っても取り合ってくれない。対応の仕方が冷たかったので、ちょっとイラっとくる。
後ろに並んでる人もいたので先に行ってもらって、Google翻訳で日本語をギリシャ語に訳し、再提示。負けたよって感じの顔をされて学割を許可される。
google翻訳を知らなかったようで、興味深く聞いてきたので、数分前の敵対とはうってかわり、なんだかんだ仲良くなった。
今思うと国際学生証持ってない自分が駄々をこねてるだけで、無理言ってしまったなと情けなくなる。

博物館は中国人の人が多かった。というか、ツアーで来てる団体が多かったなぁという印象。


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その後デルフォイの遺跡へ。

アポロンの神殿や演劇場など、写真で見たことある場所。

いたるところにギリシャ文字が刻まれていてかっこいい。サラミスの海戦やマラトンの戦いなどの勝利記念碑などもあった。

上から見下ろした景色が絶景で、壮大な山々とその斜面に並ぶ神殿が調和して厳かな空気を醸し出す。景色を見ているだけでも満足できる。

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バスにてアテネへ戻る。ゲストハウスへ戻って荷物だけ取ってから夜に空港へ。

翌日朝の便でイスラエルへ向かうので、空港をぶらぶら。充電器を使える場所があったので、携帯をいじっていると寝つけなくなって午前3時に。

流石に翌日にひびくなと思い、みんなが空港泊してる場所で眠りについたが、寝てるスペースの前にある店が営業始めるとのことで起こされる。そのあと場所を変えるも同様のことを言われてまた起こされる。オールで翌日に持ち越したくないなと思い、無理矢理椅子で睡眠。

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1章⑦トルコ編へ          1章⑨イスラエル・パレスチナ編へ

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