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世界一周紀行 2章 アフリカ ⑥ (タンザニア)

【10月】
26日 ナイロビ→モシ🇹🇿
27日 モシ
28日 モシ
29日 モシ→ダルエスサラーム
30日 ダルエスサラーム→ザンジバル
31日 ザンジバル

【11月】
1日 ザンジバル
2日 ザンジバル
3日 ザンジバル
4日 ザンジバル→ダルエスサラーム
5日 タンザン鉄道
6日 タンザン鉄道
7日 タンザン鉄道 🇿🇲

【10/26】

早朝みんなに見送られ、ちかちゃん・りょうま君と3人でタンザニアのモシという街へ出発。

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二列使えたので爆睡。わずか2時間ほどで国境に到着。

ビザの申請の時に、ケニア国境のモヤレでつき返された100ドル札を無事消費。

再びバスに乗り込みモシへ向かう。セレンゲティというタンザニアの国立公園も近く、動物がいそうな雰囲気。マサイ族も時折バスの外で見かける。
ケニアと街並みがほぼ変わらない。そんなこんなでモシへ到着。

人はあんまりいなくてのんびりとした印象。客引きとかもなくて居心地が良さそう。

3人で歩いて宿まで向かう。
宿はほとんど人が入っておらず、ドミトリーを独占。

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鍵よりキーホルダーの方が大きく笑ってしまう。
20年近く前に流行った女子高生の携帯ストラップさながら。

銀行でお金をおろした後、帰り際に見かけたレストランへ。

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ピラウというタンザニアの米料理。アジアテイストの味付けで美味しい。
ジュースと合わせて200円と破格の安さ。

近くに屋台もあり、お手頃価格で色々と楽しめる。

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そのあと宿に戻るタイミングで、ナイロビの日本人宿にいたみのりちゃんと合流。みんなでSIMカードの登録へ。

宿の共用部で本を読んでいると、フランス人の長期旅行者に話しかけられる。南米数年住んでたらしくて色々聞いたが、メジャーどころだけでなく、マイナーなエリアにも行ってみたいな思う。

キリマンジャロコーヒーの農場見学の申し込みへ、ちかちゃんとみのりちゃんとで向かう。

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そのあと地元の話とか帰国後の話とか色々しながらしばし談笑。途中スコールが。

宿戻ってからはのんびり。シャワーの調整が効きやすい。
ドミトリーがみのりちゃんと同じだったので、色々と旅の話をしていた。
宿もいいし町ものんびりしていて快適。

【10/27】

9時に農場見学のためコーヒーショップに到着。

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バナナの木が生い茂っているジャングルのような道を30分かけて到着。

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着くとガイドの人が待っていてくれていた。

農園へ向かおうとすると道に蟻の行列が。

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今まで見たことのあるレベルをはるかに超える規模。顎が強そう。大きな蟻同士でアーチを作り、働きアリが荷物を運搬している。テレビでしか見たことのないような景色で面白かった。

農場ではコーヒー豆を摘み取ってから実際にコーヒーができるまでの一連の流れを実際に体験。

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コーヒー農場は、一面にコーヒー畑が広がってるイメージだったが、実際はバナナやアボガドなどの大きな木で、コーヒーを日差しから守ってた。
うまく植物同士が共生していて面白い。

また、皆で歌いながらリズムに乗って豆を潰す文化があるらしく、日本の田植えのよう。どこにでも普遍的な文化があるんだなと思う。

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コーヒーを試飲。
コクが強い一方で、嫌な苦味は一切なくて絶品。
1500円ほどのツアーだったが、半日楽しめたし満足感が高い。

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近くにいた人の服。日本の福祉施設の寄付らしい。

帰ってきてご飯食べてから宿に戻ると、日本人の子が宿に。
ひとや君と言って、ちかちゃんりょうま君がベニスで知り合っていたらしい。話を聞いていると、僕もダハブの日本レストランで話したことがあったよう。笑 
皆同じようなルートを辿ってくるので、世界一周とはいうものの意外と狭い世界だなと感じる。

夜は花火が上がっていた。

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【10/28】

早朝にみのりちゃんとひとや君のお見送り。そのあとすぐに睡眠。

7時ごろ起きるとキリマンジャロがみえる、、!

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アフリカ最高峰の山。

着いてからずっと曇ってたがようやく見えた。
りょうまくんと一緒に、宿のスタッフにビュースポットへ連れて行ってらう。

元々登る予定で、金銭面の問題で諦めたが、眺めていると登りたくなる。

宿に戻ってからは本を読んだり、ブログを書いたりすることに時間を使った。

夜はサファリビールとキリマンジャロビールを飲む。

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どっちも美味しいけど強いて言うならキリマンジャロビールの方が好み。

【10/29】

早朝起床。
ちかちゃんに見送られバスステーションへ。

久しぶりの一人旅。とは言いつつも、似たようなルートを皆進んでいるのですぐに誰かに会いそう。笑

夜道は暗かったが治安はそんなに問題なさそうだった。
10分ほどでバスステーションに到着。あとはひたすらバス移動。

バスではずっとミュージックビデオが流れていた。
ケニアとタンザニアは比較的似たMVが多い。男女の密着とレゲエ調で艶かしさが強調されている。
一方エチオピアは皆で楽しくダンスしてるMVばかり。笑

昼休憩にもらった弁当。

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食べて寝ていると知らない間にダルエスサラームに到着。タンザニア最大の都市。

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バスを降りると大勢のタクシーの客引きが。
東アフリカ旅行者の中では「ナイロビでは必ずタクシーを使い、ダルエスサラームでは必ずタクシーを使うな」という有名な言葉がある。
ダルエスではタクシーの運転手を装い強盗行為を行う人が非常に多い。
事前情報のせいで全員がタクシー強盗に見えてくる。
真面目に働いてる人にとっては風評被害でしかない。

タクシーを無視して、市内のバス乗り場へ。

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少し迷いつつも到着。宿へ。
綺麗でクオリティは高いが、思ったより高い。特に一人用の部屋が高くて、独り身の旅はそういう面で痛かったりする。

宿はザンジバルへ行くためか欧米人や中国人も多かった。

夕方に歩いて飯屋へ。人も多くて治安に問題はなさそう。
そしてインド人が多い。インド人が経営している店でチャーハンを食べた。

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帰ってから即就寝。

【10/30】

6時半に起き、早朝Uberを使ってタンザン鉄道のオフィスへ。タンザニアからザンビアまで向かう2泊3日〜3泊4日の長距離鉄道。

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チケットを買ってそそくさと宿へ戻る。
朝ごはん食べてのんびりし、近辺のリゾート地であるザンジバル島へのチケットを買いにフェリー乗り場へ。

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フェリーの近くには大きめの銀行やカジノがあり豪華。

フェリーの前に行くと大量の客引きが一斉に目の前に。
一度無視して目当ての会社へ向かう。ドルで支払おうとしたものの、20ドル札が汚いから使えないと言われる。一度他の会社を見に行ったが、結局ほかが高かったので元々の会社でチケットを購入。エチオピアからずっとそうだが、ドル札をやたらと貴重に扱うのはなぜなのか。

宿に戻って休憩してから、周辺をぶらぶらしたりご飯を食べたり。

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フェリーへ再び向かう。

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フェリーの入り口で待ってると、誰かが警察に捕らえられていた。。
船の中は快適で、外国人だけVIPルームに通された。

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座席が壊れており、運の良いことに150度ぐらい傾いてたので爆睡。

起きるとザンジバルに到着していた。

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またダルエスとは違った雰囲気。
欧米人もかなり多くて観光地。歩いて宿へ。

宿でみのりちゃん、しょうた君、ひとやくんと偶然再会。
数日前に会っていたので懐かしさのかけらもなかった。笑
タンザン鉄道の出発日がしょうた君と同じ日程だったようで、ザンビアまで一緒に行動することに。

夜はひとやくん、みのりちゃん、浅野さんってかたと屋台へ(しょうた君は寝ていた)。

道が入り組んでいて迷路のようですぐに迷う。

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道中の焼き鳥。美味いそして安い。レストラン以外でビール売ってないらしくて残念だった。
屋台が並んでいて、日本の夏祭りを思い出す。

ザンジバルは温厚の人が多そうで空気感も好き。

歩き食いしながら屋台を散策。お金を払って食べ歩いている男性人とは対照的に、みのりちゃんだけ道行く人に無料で食べ物をもらっていて羨ましい。

【10/31】

朝、浅野さんを見送り、4人でヌングイという町まで行くことに。
トラックの荷台を改装したような車に乗り込む。

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人がどんどんと詰め込まれていき、身動きが取れない。
足を伸ばすこともできないぐらいの体勢で地獄のトラック移動。

しかも途中でスコールがあり、カーテンで雨を隠したから風も来ない。
1時間30分ほど地獄を味わい、ヌングイに到着。

ローカルなレストランで軽く昼飯。よく分からない中国アニメを見てから宿へ。

宿でチェックイン済ませてから、ビール買いたくなってしょうた君と酒屋へ。歩いてると一面海が、、!!

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久しぶりの海でテンションが上がる。

砂浜でのんびりしてると散髪屋の客引きのお姉ちゃんに捕まり、ドレッドにすることに。
髪の毛を強めに引っ張られるので痛い、、、

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無事ドレッドヘアーも完成。常に髪を引っ張られてる感覚があり、気持ち悪い。

【11/1】

朝食を食ってからスキューバダイビングへ。
朝食のオムレツが美味しかった。

ひとや君とみのりちゃんは半日のイルカと泳ぐツアーへ参加したので少し早めに出発。
僕としょうた君は一日シュノーケリングのツアーへ。

海賊船みたいな船に乗り込んで出発。船の揺れが凄まじい。

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目の前のおばあちゃんがずっと吐いていて気の毒。
自分もあんまり酔うタイプではないが少し気持ち悪くなる。

1時間30分ほどして島に到着。
隣の砂浜が空の色と同化して綺麗。今まで見た海の中で一番かもしれない。

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海眺めてるだけで幸せな気分になる。

その後シュノーケリング。イカをずっと眺めていた。笑

昼食タイム。マグロを丸々一匹ボイル蒸し。絶品。

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のんびりできてよかった。

帰りはあまり揺れずに快適に帰宅。

着いてからは砂浜で携帯触りながらのんびり。

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ちょくちょく客引きの人が来るので集中できない。

夕暮れ時、陽が沈む中の砂浜が綺麗。夕暮れ時にマサイ族がジャンプして遊んでいた。

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夜はしょうた君とクラブへ。

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昨夜の美容師の人に似た人を見かけたので手を振ると、勘違いで売春婦を呼んでしまったらしく、非常に焦る。

観光客も地元の人も混ざってる雰囲気がとても良かった。
1時ごろまで遊んで、しょうた君を探すのも面倒になり一人で帰宅。
夜帰ると宿に鍵がかかっていて閉められてて焦った。

【11/2】

朝起きると停電していて全く携帯使えないトラブルに。
充電できてないし辛い。。

みのりちゃんとひとや君は隣町のパジェへ向かった。
停電が復旧したので携帯が充電できるまで宿でゆっくり。

昼隣のレストランで大盛りチャーハンを食べてから、一人で海辺を散策。
アイスクリーム食べながらゆっくり読書に耽っていたが、
急激に眠気がやってきて我慢できなかったので宿に戻り仮眠。
起きたら18時。

そのあとちょっと歩いて浜辺のレストランへ。立地が良い。

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値段も安くはないけど、別段高いわけではないし、リゾート地としてはコスパが良い。欧米人がこれほどくるのも頷ける。

【11/3】

宿の朝飯を食べていると隣の人に話しかけられる。
話を聞いてたらスーダン人で、1ヶ月前に行ったことを伝えると驚かれた。

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リラクゼーションセラピーを行っているデザイナーの方で、ヨーロッパでワークショップをしたりもするそう。
いまは足のトラブルが原因で療養しながら次の国を探しているよう。
スーダンビザの関係もあって大変らしい。

チェックアウトを済ませてフェリーのあるストーンタウンへ戻る。
ドレッドの髪の毛が取れそうで気持ち悪いので取ってしまった。
手で取れるエクステとは、、

ダルエスサラーム行きのフェリーチケットを買ってから街をぶらぶら。

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数日前も歩いたはずなのに全く行きたい方向に向かわない、、

【11/4】

11時ぐらいに宿をでる。
帰りにゲストハウスのスタッフからメッセージカードもらった。ちょっとした気配りは嬉しいしまた来たいと思うきっかけになる。

ダルエスサラームに到着し、昼飯のあと、しっかりしたドレッドをしてくれる美容院を探す。
廃墟ビルの奥みたいなところ案内され、比較的綺麗めの美容院が。
見てもらったが、髪の毛が短いから無理とのこと。
あと2ヶ月ほど伸ばしてアフロにしようと決心。

宿へ戻る前にATMへお金を下ろしにいくと、韓国人男女4人組が。
一人の女の子が片言の日本語を話せた。
みんなそれぞれバラバラに旅してて南アで合流、そのまま北上してきて今日タザラ鉄道終わったばかりらしい。宿の場所を教えてあげてから帰宅。

そのあとは宿でのんびり。
さっきの韓国人グループが同じ宿に。
スーパーを探してるとのことだったので、日本語喋れるジウンちゃんともう一人男の子をスーパーまで連れて行く。
明日ザンジバルに行くらしく、そのままフェリー乗り場まで向かう。
ジウンちゃんはキンプリが好きらし、アニメでしょと自慢げに言ったが、ジャニーズだった(うたプリと混ざっていた)。。

二人とも京都来たことあるらしくて親近感がある。
韓国も帰国直前に行ってみたいなぁと。
日本の文化や韓国の文化についてなどを話しながら帰宅。
近い国ってこともあって共通点も多く、話してるの楽しかった。

なにより話しかけてくれジウンちゃんが可愛かった。
エジプトの時も思ったが、韓国の女の子が話す日本語が一番可愛い説。
写真を撮っていなくて後悔しつつ就寝。


【11/5】

朝はのんびり。11時にチェックアウトと同時にUber呼んでタザラ鉄道へ。
思ったよりも早く着いたのと、お腹空いてたので飯屋探しにそのへん歩いてみることに。

工場地帯のローカルエリアを抜けてようやく発見。地元の工事現場の人行きつけの店らしく値段もかなり安かった。相変わらず量は多い。

時間が来たので駅へ戻り車内へ。検問が非常にゆるくて、探査機の音がなってるいるのに通してくれた笑

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車内は偶然にもしょうた君と同じ。日本人同士でくっつけてくれたのかも。
もう一人おっちゃんが乗ってきて3人に。
無事下の席を確保できたので快適。ただ暑い、、
電車は1時間早く動き出した。
遅れることが多いと聞いていたが上々の滑り出し。

そのあとは寝るか本を読むか。
夜になって食堂車へ。

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現地の人と3人で会話をしていると、しょうた君を指差し、僕に向かって「お前のワイフか?」と質問される。
全く女性らしさがない風貌だが、髪が長いと女性に見えるのだろうか。

食堂でご飯を食べてビール。安いし量も多い。

その後は、やることもないし眠くもないので本をひたすら読む

【11/6】

8時ごろに起床。やることこともないのでまた寝る。
12時間ぐらい寝ていた気がする。

11時ごろに大きめの休憩があったので少し外に出る。

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地元の人が弁当販売しており、わずか100円。量も多いしコスパが良い。

そしてまた電車は進む。

昼からビールを飲んで本を読み、眠たくなったので昼寝。起きたらナンプレをしたり落語を聴いたり。

ネットも使えず、とにかくダラダラしている。
全く何もやる気がなくなってしまい、ずっと外を眺めていた。
日の当たる場所によって紅葉だったり緑だったり葉が枯れてしまっていたりと変化があって面白い。

子ども達がみんな手を振ったり、電車を追いかけたりしている(中には電車に石ぶつけてくる子も笑)
小さい頃ってああいうことやるよなぁと思い少し昔懐かしさを感じる。

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風景も相まって凄くノスタルジックな気分になるなと感じていたが、風景以上に日本らしい秋風が懐かしさを感じさせているような気がした。

最近ずっと夏っぽい気候だったこともあり、風が冷たくて気持ち良い。
久しぶりに四季を感じた。

同じ部屋のおっちゃんがマラウイへ向かく、去って行った。
良い旅をって一言声かけてくれたのが嬉しい。

今まで出会った海外の人達も皆無事を願ってくれてたし、
帰国したら今まで会った人に報告はしっかりしたいなと。

連絡先を知らない人も多く、今後お互いが会話することも一生ないんだろうなと思うと少し寂しい気持ちになる。

深夜に国境につき、車内でビザ取得。
ザンビアへ入国。

【11/7】

3日目に突入。
チケットの日程表には今日の昼ぐらいにつくような記載がされているが、着く気配がない。

一日中本読んで過ごした。

夕飯を食べてたいると食堂にいたアメリカ人に話しかけられる。
タンザン鉄道を抜けた後のルートが似通っていて、一緒に行くことに。
僕はザンビアからナミビアを通過して南アフリカへ向かうが、彼はジンバブエから南アへ向かうルートのよう。
8ヶ月間ボランティアも込みでアフリカをまわってるらしく、とても気さくな人だった。絵に描いたようなアメリカ人っぽさ。


2章⑤ケニア編へ            2章⑥ザンビア・ボツワナ編へ

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