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真相究明 #3 「古事記編」いざいかん!黄泉の国へ


さあいよいよ

黄泉の国へ突入していきますよ😄

前回のおさらいはこちら↓

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イザナギとイザナミはオノゴロ島に降り立った!そして天の御柱を建てそれを中心として御殿を建てた。

そこでイザナギはイザナミの目をじっと見つめてこう

ききました。

貴方の体はどの様に出来ているのですか?


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なんですって、、

イザナミは少し驚きながらこう素直に答えた。

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私の体は。成り成りて、成り合わない所が一ヶ所あります。

なに成り合わないところがあるのか

裂け目があるというのか。

イザナギがズバッと聞きます。

私の体には、成り成りて、成りあまった処が一ヶ所あります。

え!余計な出っ張りがあるって。

どういうことかしら、という顔つきのイザナミに、イザナギは畳みかけます。

「私の出っ張りで貴方の裂け目を刺し塞ぎたい。どうだろう。」


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イザナギはまぐわい、すなわち男女の営みを提案しました。

なんですって!!気色ばんだ様子のイザナミに、いやいや、そうする事で子(国を)生もうと思うのだが。

なるほどそういうことなのね!

最初はビックリしたイザナミも素直なイザナギの感情をぶつけてくるイザナギに好感を抱きました。

それならばという事でイザナミはイザナギの申し出に同意しました。

そして二人は儀式をしてから夫婦のかため、

すなわち!交わりを結ぶ事にする。


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そして御柱を廻る時イザナミがまず

「まあ本当に素晴らしい若者ですね」と言い

イザナギは後から「なんとまあ可愛い娘よ」

建てたばかりの神聖な柱をめいめいと右と左と巡り合い、出会った所で声を掛け合い、それから寝所に入りました💗

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今作も真面目な話を入れながら時々ボケます。

笑いは波動を上げる💗

脱線しました



この柱を回る儀式は、作物の出来が良い事を願う呪術的儀礼に由来します。


そしてイザナギとイザナミは沢山の国を生み、神々を生み始めました。

そしてイザナミは順調に神々を生んで、地上を次第に自然界の基本的要素に満ち、整えられていきました


しかし!!突然悲劇がおきます。

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そうそれが火の神、ヒノカグツチノ神(火之伽具土神)を生んだ時のことです。

イザナミの成り成りて成り合わぬところ、すなわち陰部を大火傷し、病の床に臥した。。

それでもイザナミは七転八倒の苦しみの中、その魂の宿る分身(吐瀉物としゃぶつ や 大 小便 から様々な神を生み出し、その後火の神を生んだ時の傷が重くなってついに命が尽きてしまい、黄泉の国へ旅ってしまいます。



余談



イザナギの吐かれたゲロからは鉱山の男神と女神が生まれました。鉱山と火とが深い関わりを持っているのはこの為です。

イザナミの出された大便からは、粘土の男神と女神が生まれました、粘土をこねて火で焼くと土器になるのはこの為です。

イザナギの小便からは、噴き出す水の神、女神が生まれました。

強い火を消すのには水をかけるという知恵はこの女神がもたらしました。

イザナミの小便の中きらは、もう人柱の神が生まれました。ワクムスヒの神は、アメノミナカヌシの神に続いて、高天原に出現された二柱の特別な神、タカミムスヒの神やカミムスヒの神と繋がる、若々しい生命力の神です。「和久産巣日 ワクムスヒ」と記し、「和久」は若いの意味です。噴き出した水が田に導かれ、若々しい苗を育てる事を象徴される神で、このワクムスヒの神のお子様を、トヨウケビメの神と申します。トヨウケとは「豊かで高貴な植物」すなわち稲の事です。死とは恐ろしいものですが、冬枯れの野原から湧き出した一条の若水が新しい春の訪れを告げる様に、死の悲しみは再生の喜びを伝えるものでもあるのです。



イザナギは妻のイザナミの命をなくして

枕元に這い臥して絶望的な悲しみのあまり声を上げて叫んだ。

「たった一人の神の為に、、、」

いとしい妻を失ってしまうなんて。。。

そしてイザナギは泣きながら妻のイザナミを出雲(島根)と(伯伎)ははきの鳥取との国境にある比婆(ひば)の山にイザナミを葬りました。

(現在広島県の北東部、たてえぼし山のすそにある比婆山がその地だと伝承されています)

(日本書紀では、イザナミの葬ったのは紀伊国熊野の有馬村だという。どちらにせよ直線距離40以上のレベルではない)


しかし、、、、痛恨のあまり

あの子さえ産まれなければ。

あの子さえ産まれなければ!!!

と火の神を恨み憎まずにはいられなかった

そしてついに十拳剣(とつかのつるぎ)という

(アメノオハハリともいう。)

刀身が拳を十個並べた長さがある長い剣で、我が子 火の神の首を切り落としてしまいました。

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この時に火の神は石となって、三つに避けて飛んだ。イザナギが怒りの激しさが飛ばしたんです。

これが裂石(さけいし)の縁起由来です。

石は三つに斬られ、一つは宮崎市の新別府川のほとりまで飛んだとか、、なんと直線距離で40キロ以上です。

そして、イザナギの流した涙や十拳剣の切先から飛び散った血、さらには火の神の体も沢山の神が誕生しました。

そこから生まれた神々は

恐ろしさを表す神々、ミカハヤヒの神、ヒハヤの神、タケミカヅチの神です。

火の神から飛び散った血は更には剣の柄から

イザナギのミコトの手もぬらしましたが、そこからは雲を呼ぶ竜の神、雨をふらす神が生まれました。

十拳剣(とつかのつるぎ)は飛びちる火花の中から生まれますが、火は雲を呼び、やがてその雲は雨をもたらします。火の中から生まれる剣というものには、様々な霊力が宿っていますが、それは剣の中からこのような神々が生まれたからなのです。

火の神の血から生まれた神々を祀る社は各地にあってこれらの神々は火の神から生まれたと思われていますが、以上の様にこれらの神々は、イザナギの剣の力によって生まれた神々なのです。



しかし、、、イザナギはイザナミに会いたい気持ちが日増しに強くなって、こう思う様になります。

もう一度妻に会いたい、、、

会って話がしたい、、、、

そしてもし出来るなら妻を生き返らせたい、この世に連れ戻したいと。。

そう思う気持ちをだんだんと抑える事が出来なくなり、ついには死者の住む黄泉の国(夜見之国)へ降りていく決意をします。

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映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」にそっくりですね

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首を刎ねられた火の神の死骸はまだちろちろと炎の色を見せていました。それは夜の山に燃える野火のようでした。そしてイザナギは黄泉の国にお出かけになり、後に残された火の神からは八種類の神が生まれかけていたのです。

そこは地下にある死者の国、穢れに満ちた暗黒の世界でした。


黄泉の国編👇

黄泉の国の入り口という伝説の洞穴は

島根県平田市猪目といわれています。

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死者の住む宮殿の扉の前まで行って、愛おしい人よ、あなたと一者に始めた国造もまだ終わっていないのに、どうして死んでしまったんだ。。

どうか帰ってきておくれよ、、、と必死に嘆願しました。



するとイザナミの声が聞こえる。


貴方、、、なんでもっと早く来てくれなかったの?

私はもう黄泉の国の竈で作った物を食べてしまったの、これを食べたらそちらの世界へはもう帰れないのよ。せっかく貴方がこちらに来てくれたのだからこちらの世界の神様がたと相談してみますね。でもまっている間は私の姿を見ては行けませんよ。と告げられました。

(一度竈で作った料理を食べると同じ仲間に参入した事を意味する。これは古代人の日常的な習慣でれあり、強い掟でした。)

イザナギは言われたとおり、門の前でイザナミを待って、待って、待ち続けていましたが、周囲はただ暗く静まっているだけ、いっこうに変化がない。

とうとうイザナギは我慢がしきれずに宮殿の中へ足を踏み入れました。

もちろんその中も真っ暗でした。

イザナギは髪に刺した櫛を取り、櫛の歯の一つをかいて小さな火をともして足を進めた。

すると何かが横たわっている。

妻のイザナミだ!

イザナミは体中に蛆虫か湧き、ゴロゴロと気味の悪い音をたてていました。

更によく見れば頭に、胸に、腹に、手足に、陰部に都合八匹の酷い魔物がびっしりとへばりついていました。

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横たわっているイザナミの頭の上にはたいそう醜悪な、そして大きな魔物がすわっていました。

胸の上には青白い炎をともした魔物が座っています。

腹の上にはくさって真っ黒になってしまったような魔物がすわっています。


股の間には体がザクロのようにはじけかかっているきみが悪い魔物が、イザナミの下腹をいまにも引き裂く様にして座っています。

左の手の上にはまだ若い魔物。右の手の上には顔形のはっきりしない泥のような魔物。

左の足の先にはゴロゴロと喉を鳴らす不気味な魔物。

右の足の先には腹這いになった魔物。

それぞれがすわっているのです。頭、胸、腹、股、両手、両足の先に座っているのは神と名ばかりの醜悪な魔物達「雷いかずち」と呼ばれる黄泉の国の神々でした。

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酷い、、、!!


イザナギはそれを!みておそれおののいて一目散に逃げましたが、イザナミが貴方!私の恥ずかしい姿を見ましたね!

イザナミは悲痛な声が聞こえ!バタバタと黄泉の国の魔物達が追いかけて来ました。

この時に追って来たのが黄泉醜女(よもつしこめ)神格化された強力のという恐ろしい女の魔物達です。

イメージ↓黄泉醜女(よもつしこめ)





えい!


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イザナギは頭につけていた左の黒い蔓草(つるくさ)の髪飾りを解いて、後ろに投げつけました、髪飾りはたちまち山葡萄のつるとなり、実をつける。

魔物達がそれを目の色を変えて臭い息を吐き、涎を垂らしながら貪り食う間にドンドン、ドンドン逃げ伸びたが、気がつくとまた魔物達が追って来る。

えい

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そして今度は右の角髪(みずら)にさしている聖なる長い竹の櫛を取って"えい"!と折ると歯をかきながら地面に投げ捨てました。

ばらばらと地面に投げ捨てられた櫛の歯は生命(いのち)のある様に地面にそれがみるみると筍となって道を塞ぐ。

うぐぅー通れない、、、、(黄泉醜女)

その次の瞬間にいやらしい欲望丸出しにして目を見開きました。イザナギが櫛の歯を投げ捨てた地面の中からは美味しそうな筍の子の顔を出しました、魔物達は筍をへしおり、爪で地面を掘り起こし、水分を十分に含んだ筍をかじりつきムシャムシャと食う間にイザナミは更に逃げ道を急ぎしました。

イザナミは

魔物達は頼りにならないわと察して1500の黄泉の神に新たな追ってを命じました。

それが体にへばりついていた八匹の魔物と大勢の手下を差し向けました。

1500の軍勢の足音を聞いたイザナギはこれは食べ物では追い払う事は出来ないと思い腰につけていた例の十拳剣(とつかのつるぎ)を抜いて追っ手を振り払いながら一生懸命逃げましたがこれはやばいと思い剣を後ろに振り回しながら逃げましたが、黄泉の軍勢1500と八匹の魔物雷(いかづち)も必死です。


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黄泉の国の境である黄泉比良坂(よもつひらさか)最後の比良坂まで来て坂の登り口に桃の木(邪悪な物を退ける力がある)のあるのを見つけ、黄泉の国の軍勢と雷が十分に来るのを待ってから頃合いを見て黄泉の国の軍勢目掛けて桃の実を三つ魔物に投げつけました、そうするお効果は抜群で魔物の追っては桃の実からでる呪力で黄泉の国の軍勢はなんともいいようの無い声をギャーと言って退散しました。

(黄泉比良坂→比良 ヒラとは崖の意味です。坂→サカは境界線を表す言葉)

ふうー助かったとイザナギは胸を撫で下ろしてから桃の木を見つめ、こう言いました。

「よう助けてくれた、これからは私を助けてくれた様に葦原の中つ国に健やかな人々が住む限り、この人々が苦しい目にあって悩み憂える時には必ず人間達をを助けてやってくれ」と告げて桃の実に対して意富加牟豆美命(オオカムヅミの命 偉大な神の力)という名前を与えました。

(中国の伝承では桃の実は邪気を祓い病を癒すものとして尊ばれています)


イザナギは比良坂の下で追ってを撃退し、ほっと一息をついたのも束の間!なにやら背後の気配に驚いて振り向くと、なんとイザナミが恐ろしい姿で走り寄ってきています。

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いかん!!捕まる!!!!捕まったら何されるかわからない。

俺も同じ目に合わされる


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最悪殺される!その時、傍にあった大きな岩を力一杯に転がして坂を遮り黄泉の国との出入り口を千引きの岩で塞いでしまいました。

岩の向こうのイザナミにイザナギが言いました。

離縁の言葉を言いました

「これで夫婦の契りもお終いだ」

とイザナギがイザナミに吐き捨てれば

岩の向こうからイザナミは怒り悲しみ激しい怒りの声が聞こえてきました。

「そうでしょうとも!」この恨み忘れませんからね!これからは貴方の国の人間を一日1000人ずつ縊り殺してやりますからね。」(締め殺す)

とイザナミがイザナギに言いました。

イザナギも負けてはいません。

「お前がその気なら私は一日に1500の産屋を建て同じ数の子供を誕生させてやる」

といいました。

愛が生んだ悲しいエピーソード
フォーリンラブの最後です。

千引きの岩に阻まれなイザナミこ命はそれゆえに、黄泉の国におとどまりになりました。

イザナミを黄泉津大神(よもつおおかみ)というのはその為です。

また夫のイザナギを追って黄泉の国の境までやってきたことから、イザナミを道を追って来た神「道敷の大神」(ちしきのおおかみ)ともいいます。


イザナギは黄泉比良坂(よもつひらさか)の中ほどの上がり口でイザナミの神を振り切って地上に戻った時に、あの様に醜く穢らわしい死者の国に行ったせいで、私の体も穢れてしまった。だかは身を清める禊をしなければいけない。

そうおもって太陽の美しい筑紫国、今の宮崎県 日向(ひゅうが)に向かいました。

そこの大河が海へそそぐ川口までくると、身につけているもの全て、杖、帯、物入れの袋、袴わ冠、腕輪、玉飾りなどを次々と脱ぎ捨てまさした、そうするとなんと脱ぎ捨てる度に神々が生まれました。

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更に川の流れに裸身を沈めて汚れを流しました、この時も様々な神様が生まれました。

この時に禊によって悪神あくじんとして漂いだしたのが、

1柱の穢れの神と、二柱の穢れを清める神

災いの神を(大禍津日神、八十禍津日神)オオマガツヒの神 ヤソマガツヒの神。

そして汚れを払いら落とされたイザナギはさらに水のなかでお体を振りました、するとその水からは先に生まれた神の禍いをなおそうとする三柱の神が生まれました。禍をなおす神々こうごうしい神直毘神(カムナオビ)大直毘神オオナビ)その二柱の神に使える巫女である伊豆能売(イズノメ)です。


日本、そして様々な神様をお産みになったイザナギノミコトという神様が、黄泉の国(死者の国)から帰ってきた後に、体の穢れを祓うために水で清めました。

「祓詞」 (はらえことば)

神道のお祓いの原型ともなっている。


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そして遂に誕生します


「三貴子誕生」

神世七代が生んだ最後の神

そしてイザナギは水から上がると最後に目と鼻を洗いました。この時に三柱の貴い神々がお生まれになったのです。

左の目を洗うと眩い光に包まれた天空にあって光輝く太陽の女神天照大御神(アマテラスオオミカミ)が


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右の目を洗うと聡明で清らかな輝きを持つ月読の命(ツクヨミ)が



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鼻を洗うと勇猛な力に満ちた強い勢いで進む嵐の神建速須佐之男の命(タケハヤスサノオのミコト)が生まれました。


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タケハヤ→勇猛迅速の意味


イザナギな3人の誕生に心から喜び歓喜の叫びを上げて言いました。


私は沢山の神々を生んだがその最後において3人の貴い子を得る事が出来た。

天照大神は太陽の神 女神

ツクヨミは月の神 男神

スサノオは荒々しい性格の神 男神


イザナギは首にかける稲の霊の宿る大切な首飾りの玉飾りを手に取ると玉の緒をゆらゆらと揺り鳴らしながら天照大神に授け命じた。貴方は高天原に登って昼の世界を治めなさい。

ツクヨミには夜の世界を治める様に。何も見えない、包み隠してしまう夜の世界。

スサノオには海原(海の国)を命じました。

p.s イザナギは男神であるのにも関わらず、一人で次々と神様を生んでいきますが黄泉の国という異界に行って戻って来た事で、両性具有の能力を身に付けたからだという説があります。


纏め⬇️


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おしまい楽しかったですか?

日本人なら知っておいた方がいい話ですね😄

めちゃくちゃ面白いのでまた何回でも見てくださいね💗

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次回予告

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約束は守ってね!

天照大神と素戔嗚尊が誓約(うけい)をする!!

現代版の誓約(うけい)→は鬼滅の刃で描かれていた!!!鬼滅の刃でのシーンでは炭治郎とカナヨのシーン。コインの表裏で占う!画像24




姉ちゃん(天照)ブチギレからのー天岩戸隠れ!!
もういやあー

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