こんばんは。最近はに二兎追うものは本当に一兎も得ることができないんだと身に染みて感じているももこです。
今月読んだ一冊は、『THE LINCOLN HIGHWAY』著:Amor Towlesです。
心に残った文↓
感想↓
この小説は、一種の哲学書に近いなと感じた。(私にとって)
主人公は更生施設から出てきた10代のティーンエイジャー。それぞれが自分の性格と葛藤していて、なによりもその葛藤し合った若者たちが関わり合い、「自分とはなにか」について模索していくようなロードストーリー。
章がどんどん数字が小さくなっていって、旅の終わりからストーリーを読んでいくという新しい形の小説だった。
なかでも、「人は常に移動し続けてきた」というお話がとても心に残っている。
私も最近何かを変えたくて、大阪に旅をした。旅の道中ではとても不安だったし、写真を見返すと一日目はなんだか元気がない表情をしていた。
だけど、やっぱり人を潤すのは人であり、ものでも景色でもないと感じた。
何を見てもこれを一緒に分かち合う人が隣に欲しいと思っていたし、誰かと共有したかった。
旅とは、そのように自分と対峙しながら、本当に自分はどうしたいのかを考えるのものだと思う。
明日はカニを食べに行くぞ!ももこ。