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【5/25】作業会を実施しました!

先週5月25日の土曜日に作業会を実施しました!
大熊を含む相馬藩エリアの一大行事、相馬野馬追も開催されたこの週末。騎馬武者に負けじと畑作業も頑張りました😅
※ 野馬追もむちゃくちゃ楽しみました🐎


第一圃場に集合🙌

この日はお昼過ぎに第一圃場に集合。直前の1週間は風が強く不安定な天気でしたが、この日は暖かく穏やかな畑日和でした。今年植え付けから5年目となる第一圃場では、5月頭からキウイの花が咲き始め、この日もまだ少し花が残っている状態でした。

第一圃場では、緑の実をつけるヘイワード、黄色の実をつける東京ゴールド、中心が赤い実をつける紅妃の3品種を育てていますが、実はそれぞれ花が咲く時期が異なるんです。

こちらは緑色の実をつけるヘイワード種の花

5月上旬に最初に花を咲かせるのが紅妃、その後5月中旬ごろに東京ゴールドの花が咲き、今回の作業会を行った5月下旬ごろの時期にヘイワードが花を咲かせるといった流れになります。ちなみに実が取れる時期も花同様にずれていて、紅妃から収穫が始まっていく形になります✍️

作業回当日はヘイワードの花がちょうど満開。他の品種より一回り大きいヘイワードの花が、とても綺麗に咲いていました!


満開のヘイワードに花粉をつける🐝

今回も10人以上のメンバーが集まったので、いくつかのグループに分かれて分担して作業を進めることに。

ヘイワードはちょうど花が咲いていたので受粉作業を、紅妃は花が散り小さな実がついてきたので摘果作業をそれぞれ行い、さらに圃場内の草刈りや新梢管理なども分担して進めます。

受粉作業の様子

ヘイワードで行った受粉作業というのは、雄花から花粉をとって雌花につける作業のこと。キウイは雄花と雌花がそれぞれ別の木につく、雌雄異株と呼ばれる植物なので、何らかの方法で雄花から雌花に花粉が移動される必要があります。

風によって花粉が運ばれたり、花に止まる蜂などの虫が花粉を運んだりすることで、人間が手を加えずとも受粉されることもあり、野生のキウイは全てこうした自然受粉で実がついています。ただ自然受粉に任せると花が咲いている時期の天気や虫の気分?などに受粉の出来が左右されるので、安定的に美味しいキウイを作るには、人間が行う人工授粉が必要になるのです。

キウイの花に止まるミツバチ

蜂の代わりに、頑張って花粉をつけました!


勿体無い精神との戦い、紅妃の摘果作業😕

一足早く花が咲き、受粉作業を終えていた紅妃では、花が散って小さい実がついてきました。

花が散って現れた紅妃のミニキウイ

こんな感じで可愛い小さい実が付いてきたところですが、今回の摘果という作業は読んで字の如く小さいキウイの実を間引きしていくというもの。。。

これまでの作業の様子を知っている方は、「あれ先月は摘蕾と言って蕾の間引きをしていなかった?」「なんでまた間引きをするの?」と思われるかもしれません。

実は蕾の段階では、その全てがちゃんと花を咲かせ綺麗な実をつけるか完全にはわかりきらない部分があるので、理想とする蕾/実の数より少し多めに残しています。また、蕾の段階では適正着果量を判断するために必要な、それぞれの枝の葉の数もまだ確定しないことがあります。

そのため、受粉も終わり実の形と葉の数がある程度見えてきた今の時期に、改めて適正な着果量に調整するために摘果を行う必要があるのです。

どういう実を摘果で落とすかみんなで確認します

摘果は、葉果比(=葉っぱの数と実の数のバランス)を基準に行なっていきます。キウイの場合は葉果比5~7、つまり実1つに対して葉っぱが5~7枚あるのが良いとされているので、この基準を参考に葉の枚数に合わせて実の数を調整していきます。

ちなみに摘果で実を落とす場合には、枝の付け根など周りに健全な葉があまりない所についている実を優先的に落としていきます。美味しい実を作るには、葉っぱで光合成により作り出した栄養をしっかり実に届ける必要があるため、実の周りに十分充実した葉っぱが確保できているかが大事になるのです✍️

せっかく着いた実を落とすので、「勿体無い!」という思いが出てきてしまいますが、美味しい実をつけるためそれをグッとこらえるのです😭

第二圃場の棚づくりを進めます⚒️

受粉と摘果を中心とした第一圃場の作業が終わったら、今度は第二圃場へ。
昨年春に苗木を植え、今年で2年目となる第二圃場もぐんぐんキウイが成長してきています。

圃場内はマメ科のヘアリーベッジが大量に繁茂!これは窒素固定など土壌改良効果を狙って意図的に生やしているので狙い通りです!

第二圃場では、昨年途中まで進めていた棚づくりの続き、まだ終わっていなかった番線を貼る作業を進めました。キウイ栽培に必要不可欠な「棚」、第二圃場は全て自分たちで手作業で進めてきました。

ぐんぐん成長するキウイの樹形を整える誘引作業に使う棚は、単管を打ち番線を張って作るのですが、この番線が絡まってなかなか作業が進みません笑

番線を解きながら少しづつ張っていきます

みんなで慎重に番線を解きながら少しづつ作業を進めました。この日も最後まで張り切ることはできませんでしたが、だんだん終わりが見えてきた気がします😅


次回の作業会は6/8(土)の午後です🗓️

暖かい畑日和の中無事にこの日の作業会は終了。次回の畑作業会は6/8土曜日の午後を予定しています!

次の作業会の時には今回花粉をつけたヘイワードも、少しづつ実が着いている状態になっているかと思います!次回はヘイワード、東京ゴールドの摘果や、状況を見ながら果実肥大のためのフルメット処理を実験的に一部行なってみようかと思います。

実がだんだん大きくなっていくこれからの季節、毎週のキウイの成長が本当に楽しみです🥝
▽次回作業会はこちらから


また今年もスイーツ甲子園ふくしまチャレンジカップが開催され、大熊のキウイがお題の食材として選ばれました!
昨年も素敵な高校生パティシエが美味しいコラボスイーツを作ってくれましたが、今年も様々なキウイスイーツが出てくること間違いなし!こちらも楽しみです。。。!

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