音楽:世にも珍しいドラムセット~神保彰編

以前、「テリー・ボジオ」というドラムセットが巨大過ぎて「要塞」と呼ばれるほど、大小ありとあらゆる大きさのドラム、シンバルに囲まれて演奏するドラマーをご紹介させていただきました。
彼がそこまで巨大な「要塞」ドラムセットを使用する理由として、
「リズム」楽器であるドラムスで「メロディー」を表現するためだ、とご紹介させていただきました。

今回は、テリー・ボジオのこの概念を、また違った形で実現しようとアプローチしている、日本のドラマー
「神保彰」さん
をご紹介したいと思います。まずは音源(動画)をご紹介します。

●神保彰のドラムセットによる「ワンマン・オーケストラ」パフォーマンス:

一見すると、「裏でドラムス以外の音を流しているだけじゃないの?」と思われるかもしれませんが、よく見ると、電子ドラムを叩くタイミングで、特定の音程の音もしくはメロディーが流れていることが確認できると思います。
どういった仕組みかというと、
「ドラム・トリガー・システム」という特殊な装置を使用していて、簡単にいうと「あらかじめ叩く順番と音をプログラミングしておき電子ドラムを叩くことによってプログラミングされた通りに音もしくはメロディーが発動する」
という風なことを行っていて、ドラムを叩くことをトリガーにして事前にプログラミングされた音が鳴るので、「裏で音源を流している」わけではありません。そして、当然一回のミスも許されません!

---(ここからは、ちなみに)---

ここから先は

839字
この記事のみ ¥ 200
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?