音楽:「ロックンロール」と「ロック」の違いについて(前編)

※「白人」「黒人」と呼称して書いていますが差別的な意図はなく、当時の分類に沿って便宜的に書いているだけであることをご承知おきくださいmm

「ロックンロール」と「ロック」の違いについては、私の知る限り、諸説や見解の違いがあるので、「これが正解」ということは、たぶん無いのですが、私の個人的な見解を言わせていただければ、身も蓋もないのですが、
『ロックンロールもロックも同じであり、「ロック」は単に「ロックンロール」の略称』
というのが私の認識です。

しかし、それでは面白くないので、以下の点に着目して、考察していきたいと思います。
①時代的な観点
②音楽に対するリスナーの認識

※長くなりそうなので、今回は①についてだけ書いてみます

①について、
ロックンロールという言葉が出てきたのは、1950年代の中頃のアメリカにおける、「エルヴィス・プレスリー」の登場に起因ます。エルヴィスは白人さんですが、家庭が貧しく、また黒人さんの多く住むミシシッピ州で育ったことから黒人さんたちとも交流をもち、白人音楽でる「カントリー」も、黒人音楽である「ブルース」も同じように聴いて育ちました。
今ではちょっと想像出来ないですが(とはいえ今でさえ問題となっていますが)、当時は黒人さんの差別意識が根強く、白人さんが黒人さんの音楽を聴くことは好まれなかったし、逆もまた然りでした。

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