見出し画像

私の歯科衛生士としての経験とは

今日もお疲れ様です。
歯科衛生士としての私には経験しかない!と記事に書きました。
それは何なのか?をまとめてみます。

歯科衛生士とは歯磨き指導をしたり、歯のクリーニングをする人というのが一般的なイメージだと思います。
歯科衛生士教本に載っている正しい歯磨き方法を伝えます。
磨けて来ない人には何度も伝えて。
それの繰り返し。

歯科衛生士は「意識して歯磨きしてくださいね」「頑張って歯磨きしてくださいね」と伝えて、ほぼ変化は起きないのが現実。

以前の私もこれをやっていました。

歯科衛生士が患者さんを変えるなんて無理なのです。

でも、私が歯科衛生士になって3年目くらいかな?
思わず伝えた患者さんへの「ある一言」が、「歯磨きができて行く一言」だったのです。
それは今考えると…
人の歯磨きと思考のつながり、無意識との繋がりでした。
そこから
・患者さんはこんな風に考える傾向が多いな
・歯磨きにはこんな癖が多いな
・アルゴリズム的なものがあるな
それをどう伝えたら変化が起きるか?
を考えて、トライアンドエラーで研究しました。
でも、やろう!として研究していた訳ではなく、気づいたらやっていたと言うものです。

今みたいに説明する力がなかったけれど、20年以上経ち、心理学を学んでようやく説明できるようになれました。

歯科衛生士が患者さんを変えるのではなく、歯科衛生士は患者さんが変わらなきゃヤバイんだ!と気づくきっかけを作るだけ。
「柳澤さんのおかげでこれだけ良くなれました」と良く伝えて頂くのですが、私はひとつのきっかけに過ぎません。
もちろん感謝のお気持ちを伝えてくださり嬉しくありがたい事ですが、私の提案を受け取って、受け入れて行動が変わったのはご本人。
そして継続してくれたから良くなれるのです。

ただ、理解して取り入れようと思ってもらう為には歯科衛生士側の伝える力、納得力(説得ではない)が必要です。
それは多分、私が素質として持っていたものが経験をした事で磨かれて来たと思います。

前にも記事にしましたが
「歯医者でこんなに納得した事はないわ!任せた!」
と今まで歯グキの検査を拒み続けてきたおっちゃんに言われた事があります笑笑

研究、観察をした事。
それをどう伝えるのか?
が私の経験なのかなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?