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新興市場銘柄が復活する予兆

 しばらくIPO市場から目を離しているスキに公開価格割れする銘柄が増えてきました。IPO市場は独特の値動きをしますので、時に大きく値を消すことがありますが、これは致し方がありません。

 限られたリスクマネーで効率的に運用しようとする多くの個人投資家にとっては二律背反の市場の中で駄目な銘柄を切って良い銘柄(上がる銘柄のこと)についていこうとするのが常です。
 過去からこうした市場動向で多くの投資家が翻弄されてきました。駄目な時期もありますが、一方で何でここまで上がるのかというほど株価の上昇が見られる時もあります。

 IPO銘柄の中心はマザーズの新興銘柄となりますが需給によって左右されがちな新興市場なので変動も激しくなる訳です。

 ただ企業が倒産しない限りは決していつまでも下げ続けることはありませんのでどこかで下げ止まる局面となる際がまた投資するチャンスともなります。

 今年の2月にIPOした7銘柄の株価変動を掲げてみましたのでご参照下さい。


【2月IPO銘柄株価動向】

1.QDレーザ(6613・M)
 2月5日 公開価格340円 初値797円
 安値1)770円⇒高値2070円⇒安値909円(▲56.1%)
 時価925円 時価総額320億円
 半導体レーザ


2.アールプランナー(2983・M)
 2月10日 公開価格2210円
 初値5000円 高値6000円⇒安値2091円(▲65%)
 時価2261円 時価総額30億円
 戸建て住宅 IoT住宅


3.アクシージア(4936・M)
 2月18日 公開価格1450円
 初値2051円 高値2440円⇒安値1015円(▲58.4%)
 時価1129円 時価総額291億円
 化粧品 7月決算


4.WACUL(4173・M)
 2月19日 公開価格1050円
 初値4645円 高値4780円⇒安値1931円(▲59.6%)
 時価2021円 時価総額142億円
 WebサイトAI解析 DX


5.アピリッツ(4174・JQ)
 2月25日 公開価格1180円
 初値5600円 高値7680円⇒安値2000円(▲74.0%)
 時価2097円 時価総額27.2億円
 Webシステムサービス


6.coly(4175・M)
 2月26日 公開価格4130円
 初値8450円 高値9890円⇒安値3090円(▲68.8%)
 時価3215円 時価総額177億円
 モバイルオンラインゲーム


7.室町ケミカル(4885・JQ)
 2月26日 公開価格820円
 初値1424円 高値2045円⇒安値1052円(▲48.6%)
 時価1055円 時価総額36億円
 医薬品原料 健康食品


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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