株式投資が最高な理由
億近読者の皆様こんにちは。子を持つ親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。
子供のために行う金融教育の中でも、私は株式投資を最も重要視しています。
その理由は以下のとおりです。
・経済や社会を知ることができる
・問題解決の発想が理解できる
・夢や目標を持つことの大切さを理解できる
・好奇心を刺激できる
株式投資をすると、「木を見て森を見る」ことができます。通常は森を見てから木をみます。ただ、「森」の話ってあまり面白くないです。
「森とは木がいっぱい生えているところです」
「経済は、物やサービスがお金と人を介して動いているものです」
という理論を聞くだけでは眠くなってしまいます。
一方で、1つの企業を知ることはエキサイティングです。
企業を知ることでその業界を知ることができます。そして、業界を知れば経済全体を知ることにも繋がります。
例えば、住宅メーカーを調べて「エコ住宅」に力を入れている、という話を理解できれば、住宅業界には、省エネが求められているということがわかります。なぜ省エネが求められているかというと、地球は人類が火を使い始めたときからどんどん温暖化に向かっており、このままでは生きられない星になってしまうからです。
住宅メーカーという木から、業界や社会問題を知ることに繋がります。
そして、この思考には上記にあげた「問題解決」の視点も入っています。
社会問題の解決です。ビジネスは、必ず問題解決になっています。
車は、「歩いて移動したら莫大な時間がかかってしまうという問題」を解決しています。
「企業がどんな社会問題を解決しているのか」を知ることは、子供たちの将来の仕事観に繋がります。
そして、上場企業は「ビジョン」を持っています。
それを知ることで、目標に向かって計画的に行動することの大切さを理解できます。何しろ投資家になったからには、長期、中期の経営計画の進捗をチェックする側に回るわけですから、自分の自己実現への計画もおろそかにしてはいけません。
最後に、株式投資の魅力は好奇心の醸成です。
私はいつも思います。億り人の方々は株が好きなんだな、と。
「夢中になる」、という意味では、投資家が株に夢中になるのも、研究者がiPS細胞に夢中になるのも、アーティストが創作することに夢中になるのも同じです。もちろん投機にハマるのはよくないですが、企業研究に没頭するのは、健全です。
金融教育というと、貯蓄の大切さ、積み立て理論、などが重視されます。
もちろんそれらは、生きるために必要な最低限の知識なので大切です。私もそれらのテーマでセミナーをやることはたくさんあります。
ただ、本当に面白いのは株式投資です。
世の中が今後どのようになっていき、世の中にはどんな企業があり、どんな会社が勝ち組になるのか、ということを考えるのが株式投資です。
株式投資は、企業という名のキャラクターがたくさんいる経済ゲームです。
しかもリアル版。
子供の頃は、好奇心を育てる時期です。
好奇心さえあれば、人は成長を続けます。
株式投資は、好奇心を刺激するものとなると私は考えています。
金融教育を理論を伝えるだけの場にするのではなく、子供たちに経済社会、問題解決、自己実現、好奇心の刺激をする場にしたいと思い、私は10代向けの株式投資セミナーを開催しています。
(遠藤)
[遠藤 功二氏 プロフィール]
日本FP協会認定CFP
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
MBA(経営学修士)
大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。
子育て世代のための金融教育サービスFP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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