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朝活114日目*大人になって考える「学び」。

お布団はぬくぬく。午前5時、まだ布団でした。
一旦、朝活が終わったので今日くらいは、ほんの少し「ゆっくり」を味わおうと思いました。

なぜかというと、昨日の夜、とある勉強会に参加するために、少し遅くまで起きていました。大変、面白く充実した時間を過ごしました。


秘密ということなので、内容は言えないけれど。悩んでなくとも、いろんな面で通じてました。実は、こうだった。そういうのに、とても惹かれます。昨日も、実はこうだったが、満載でした。


大人になってからの勉強は、面白いがいっぱい。子供のころの勉強も、そういうのが多いはずだったのにね。いつから、辛くて苦しいものになったんだろう。


点数、成績、評価、先生が絶対。そんな雰囲気になったから?


小学校3年生、私は転校しました。転校初日に靴を隠されました。先生に報告して、その時に話しかけてくれた子と先生と、探してもらったんだけど見つかりませんでした。


泣きながら裸足で帰りました。
裸足だと足が速くなるんだな、なんてことを思ったのと同時に、この地域の人種を疑いました。


私は、人前で話すのが不得意でした。一見おとなしく見えたのでしょう。けれど決して弱いわけではありません。


土曜日の昼下がり、母に訴えました。母は「やられたら、やりかえせ!」という人でしたので、おそらく私なりに、やり返したと思います。ただし、靴を隠した小狡い人間とは、同じ土俵にあがらないように。一発かまして終了。その後は平穏無事に、仲の良い友人もできて、そこそこ楽しい学校生活を過ごしていました。


半年経ったころ、校庭のどこかで靴が見つかったと、他学年だったか他クラスだった子に見つけてもらいました。靴は泥だらけ。


どうしたもんか、と考えあぐねていると、クラスの女の子二人が声をかけにきました。かわいらしい部類に入る子たちで、私とは別のグループに所属してました。小学生になると、女子はよく仲良しグループを作っていたのですが、それです。グループが違うと接点がなければ話しかけません。


ただ、その女の子二人のうち、一人の子はときどき放課後によく見かけていました。私の住む家の隣が、彼女のおじいちゃん、おばあちゃんの家でした。


近所付き合いとして、顔を見ればあいさつをしていました。私の両親は、立ち話をしていたと思います。私の祖母は、東北出身。母は東京出身ですが、彼女が「いなか」というと祖母の実家になります。その「いなか」が同じ地方だということで、より懇意にしたのでしょう。

届け物があれば、年より二人では食べきれないからと分けてくださったり、逆にこちらからもお渡ししたりという関係が築かれました。それに、孫娘が私と同じクラスだと知ると、私のこともかわいがってくださいました。

そんな孫娘、けれどグループの違う女の子ともう一人の女の子が、靴がみつかったその日に、話しかけてきました。

「靴をかくしたの、わたしたちなの。ごめんね。」

どう返したか忘れました。ただ、彼女たちは、勝手にすっきりした顔で私の前から去りました。まだ、学校に焼却炉があった時代です。靴は、そこにつっこんだか、速攻で手放しました。


父や母が買ってくれた、エメラルドグリーンのかわいらしい靴。確か、数回しか履いてなかった記憶があります。お気に入りになるか、ならないか、まだわからない状態だった靴。


隣に住むおじいちゃん、おばあちゃんに訴えに行こうかと思いましたが、かわいくて優しい孫娘だと信じて疑わない彼らになんの罪もありません。悪いのは、彼女らです。「石につまづけ!」と呪いの言葉を吐き続けて、その一件は胸の奥にしまいました。


胸の奥にしまっただけで、許してません。
大人になった今でもです。でも、隣家も私たちもお互い引っ越しをしてしまいました。もう二度と会うこともない関係です。会っても気づかないでしょう。


ときどき、「許さない」に囚われないほうがいいって言ってくる人がいます。でもね、勝手に謝ってきて、スッキリされちゃったんですよね。私の気持ちが宙ぶらりんなんです。両親が、汗水流して仕事して得たお金は、どこにいくのでしょうか?私のためにと選んで、購入した気持ちはどこへ?買ってもらった私のうれしさは?


それを囚われてるって映ってるのならそうなんでしょう。けど、こうして言葉にして改めて、小学3年生の私に「許さない」を許可しました。許せないものは許せない、それでいいじゃない。それ以上も、以下もありません。


だってね、それを含めた経験や思い出で、今の私が構成されてるんです。総合して楽しい人生です。いいことも悪いことも全部ふくめて面白い人生だった、なんです。


これからも人生は続きます。今の私は、たくさん学ぼう、体験しようと決めました。辛く苦しかった勉強が、面白いに戻ったよと、ついでに小学3年生からの自分に教えてあげようとおもった朝でした。



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