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そうだ、ドイツに行こう〜2024 忘れかけていた目標の回収〜

2021年12月某日オペアが終了。
そして日本に帰国してからあっという間に2年が過ぎた。

私はアメリカでの2年間の武者修行を経て、すっかり空っぽになった体を休めるように帰国後の生活はスローだった。

特にこれと言ってしたいことも定まらず、とりあえず”休憩”と自分に言い聞かせ何もない時間を過ごした。

そこから紆余曲折あり、ひょんな事からオペアに関わる仕事を始めることに。

何もない日常から一つでも目標ができると、単純脳な私はただひたむきに目の前の仕事に食いつき、そのタスクに精を尽くした。

もともと人と関わる事が好きで、そのフィールドで働き続けてきた私にとって、オペアコーディネーターの仕事はとても充実したものになった。

そこから1年、やはり自分の中のかつての”野望”がふつふつと込み上げてきて、それはタイムリミットとの戦いということもあり、人生において人が何かに向かって本気になる瞬間の一つがまさに”この瞬間”であった。


音楽との距離感




東京で仕事をしていた3年半は、ただただ毎日を過ごしていただけだった。そこには良くしてくれた先輩や後輩、友達がいて、何かあればすぐ会える距離感で過ごしていた。

そんな中、私は大好きだった音楽をあまり受け入れられずにいた。
本当は学生時代に遊んでいたように音楽にもっと触れていたかった。ただ仕事と生活のバランスがかなり極端で、100%の力で毎日直向きに仕事に情熱を注いでいた東京時代は、全くと言っていいほど音楽関係のイベントに行けなかった。

行けなかったのではない、行かなかった。

仕事をトッププライオリティーにしていたので、夜遊びなんてものはもってのほか、飲みに行っても朝までという事を避けて過ごしていた。

そんな中でも通勤の30分は必ず音楽を聴いていたが、同じ曲を永遠リピートし、今から始まる仕事に向けて集中力を高める儀式の一つのような感覚だった。

なのでその頃の私は音を楽しむ事なく、一つの道具として扱っていたこともあり、音楽への興味関心はかなり低かった。新しい曲をdigすることも少なく、外タレのDJがゲストで来るイベントも耳に入ることなく、仕事のことだけを考えて生活していた。

そこからフィリピン、カナダ、アメリカと海外に出て、音楽の素晴らしさをコロナ禍に再確認し、やはり『自分の体は音楽から作られている』という事を思い出した。


ベルリンへ音楽偵察


大阪に帰ってきた後、かつて一緒に遊んでいたDJの友達に再会し、少しずつイベントにも足を運ぶようになった。

その時、京都のイベントに行き、久しぶりにDJかっこいい!という感覚を味わえた。その時、自分の次の目標がパッと頭によぎった。

元々当初の予定では、アメリカオペアを1年で終え、次はヨーロッパの国にワーホリビザで行くやで!と思っていた矢先、コロナが始まり終りの見えない期間があった。

そして今、ずっと考えていた自分の次の目的地が確実なものに変わった。

そうとなればとりあえずワーキングビザの申請を、とそこからの行動は言うまでもなく一瞬だった。

もちろんそこに至るまでに友達のサポートやアドバイスにかなり助けてもらい、ようやくそれが形になった。

そして今、2024年3月14日、私はドイツのベルリンにいる。
少しの間だけこの場所での生活を楽しむ事にした。

まだ、自分がベルリンにいると言う実感がない気がする。
夜遊びも街ブラも観光もしたけど、びっくりするくらいしっくり来るこの街はとてもシンプルに感じる。

短期間ではあるが、ここで生活をしたいと言うわがままに付き合っていくれている友達夫婦には感謝してもしきれないし、こんな私を受け入れてくれて本当にありがとう。

彼女たちも『音楽』と言う共通の趣味があり、私はそのおかげで今ここに立つことができた。


音楽の力は偉大である。言葉も国境も越え、人々に平等でありチカラを与えてくれるものである。


今後もドイツ滞在記を残していきたい。
今後の自分の人生のためにここでの生活の記録を残したいと思う。


サポート頂きましたらもれなくアメリカでの暮らしを良くし、もっと情報をシェアできるようにします!!