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【気付き】脆弱さ=人間らしさ

システム開発における脆弱性

システム開発の用語でよく使われる言葉に「脆弱性」というものがあります。これは、システム上の弱点を表す言葉で、システムが脆弱だと予期しないバグが頻発したり、セキュリティ的によろしくない状態になったりします。開発者は脆弱性を排除したシステムをいかに作るかが勝負どころだったりします。

人間は脆弱な生き物だよね

一方で、私たち人間は本来脆弱な生き物です。他の動物(サバンナとかにいる子たち)と比べても非力だし、暑さ寒さには弱いので服を着たり、家を建てたりしないとやっていけません。その上、職場での人間関係にすぐ悩んで心を病んだりして、もうよわよわです。(ペットの犬猫ちゃんたちは、呑気に昼寝したり楽しそうで羨ましい。。)

よわよわだから頑張った

でも、こんなよわよわな人間だからこそ、頭を使って生き残ってきたんだよなぁとも思います。暑さ寒さを凌ぐために、服や家を作ったり、暖房技術を開発したり。人間の脆弱性を補うために、これらのシステムには脆弱性が排除されていることが必然だったわけです。脆弱な人間が、なるべく完璧なシステムを作ろうと頑張ったから発展できたんです。(みんなよく頑張ったな!)

改めて人間の脆弱性を認識しようって話

今日の気付きの伝えたいことはここです。
「脆弱さを忌み嫌いすぎて、人そのものを否定していないか?」ってことです。
「人間が脆弱だったから、それを補うために、弱いもの同士で協力して、頑張ってシステムを作っている。」が事実です。
でも、脆弱さが嫌われるシステムを作り続けるうちに、だんだん脆弱性自体に嫌悪感を抱くようになっていないでしょうか。弱い自分を責める。こんなんじゃダメだと自己否定に走る。人の欠点が目についてムカつく。こうでなければならないと「べき」思考に陥る。。
なんだか、本末転倒している感じがしました。人間が弱いのは当たり前で、脆弱だらけ。それを補うためのシステムを作っているうちに、そのことを忘れ、自分を見失っていないでしょうか。

よわいことを楽しむ

人間が脆弱であることを忘れると、とんでもないことになります。
極端になれば完璧を求めて、そうでないものを排除する思考に陥ります。
弱さと強さは表裏一体です。人間はそれぞれ、デコボコでグラデーションがあるから、協力することで大きなことを成し遂げられたりするわけです。大事なのは、脆弱性(実は個性であり、強み)を認め、うまく利用すること
。それができるのが、人間の強みだってことを忘れたくないですね。

今日の気づきは以上です。がんばりましょう!

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