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28.7.2020 悪意

特に何もしなかった6連休が終わった。

昨日は約束通り子どもたちと一緒に買い物に行って餃子を作って食べた。
おいしかったし、たまにはいいね。

手をつないで、長男が最近得た科学の話とか、次男の大好きなゲームの話を聞きながら歩いて。
平和だな〜 と思った。

子どもたちと過ごす時間はとても平和。
結婚していた時はどうだっただろうと思い返すと、2回とも夫のいない時間がとても平和だった。

夫だけが悪いとは思ってない。
私はわりと頑固なので育児に関してはあまり夫の言うことを聞かなかった。何を言われても、自分が子どもに良いはずだと思うことを実践した。
うんちのオムツは替えられないとか、寝かしつけをしてもすぐ音を上げるとか、夜泣きがうるさいなんて言われた時はもう顔も見たくなかったし、「子どもの方が大事なんでしょ」はもう、「当たり前でしょ」としか思わなかった。
私が母親になったら夫は父親になると思ったのに違った、と思った。
私の中に黒い感情があって、それが伝わってしまうから夫もまた不機嫌になる。
そんな自分も、そんな空間も嫌だった。

子どもとだけ過ごす時間は、子どもはもちろん私も一切の悪意を持たずにいられるので、平穏そのもの。
今もそう。
家にいてもでかけてもひたすらに心地よい。

それから、単に運がいいのか私が外国人だから気づいていないだけなのか、あと基本頭がお花畑だからか、私はタイに来てから他人の悪意に触れることがなくなった。
嫉妬だとか嫌味だとか、蔑まれたりだとか。
よその国を馬鹿にしたり誰かを否定して自分を肯定する言葉とか。
タイ人スタッフの愚痴はよく聞いてるけど悪意のある悪口ではないし。
母親のくせに、いい歳して、みたいな目線も言葉もない世界。
子どもを連れていると余計に感じるあたたかい眼差し。
名も知らぬ人から差し出される手。
通勤路で出会う顔見知りとすれ違いざまに交わす言葉とか笑顔とか。
私はタイの空気が大好き。

悪意を感じない世界では、黒い感情に飲まれることがなく始終穏やかでいられる。と思う。
そしてそんな自分がとても好きだ。

(反動でというのか会社で耳にする上司のアジア諸国に対する差別発言や相手を蔑む言葉が唯一のストレス。
あの空間はタイではない。箱詰めにして日本に送りたい。)

今日ネイルサロンに行ったらいつもの人がいなくて違う人にやってもらった。
すごく丁寧な仕事をする人で、なんだか信頼できる気がしたけど出来上がったネイルははみ出してるしぼっこぼこだしテンションだだ下がり。
ぼこぼこしてるよと言ったら全然わからない様子だったので諦めた。綺麗だ、と思ってるらしく自分のスマホで撮っていたから、もうなんかいいやと思った。

でも今日はお天気が良くて街路樹が綺麗だったし、立ち寄ったカフェの猫がかわいくてココアがおいしくて、家に帰ったら相も変わらず子どもたちがかわいくて。
ハグした瞬間に満たされる。
やっぱり私恵まれてるなぁ、と思ったのでした。

明日から仕事だけどまたすぐ週末でうれしい。
楽しみな予定もあるんだ。
二日間無になってがんばろ〜

サポートしていただけたら腰を抜かすと思います。