アメリカ留学でのカルチャーショックについて
カリフォルニアサンフランシスコに二週間、バークレーに一週間いて気がついたCultural Differencesについて、私の感想とか思ったことと共に書き残しておきたいと思います。
もう何もかもわからないことだらけで、毎日赤ちゃんみたいなマインドで生きてます。オリエンテーションでBay Area出身の子と仲良くなったり、ルームメイト(Roomieって言う)がニューヨーカー🗽だったり、様々なご縁で、アメリカのことについて日々教えてもらっています。
①交通系
🚌バスは遅延・キャンセルが当たり前
バスがめちゃくちゃ遅れる。
これは人によると思うけど、友達は、徒歩15分なのにバス20分以上待って乗った。バークレーの東側は坂の上で、ちょっと歩くのがしんどい&学生はバスが無料っていうこともあってバスを使うのが楽なんだけど…不確定な時間を待つのに慣れていない日本人にはちょっと辛い。
もともとのタイムスケジュールは見ないで、今バスがどこにいるのかを見てからどれに乗るのか決める感じ。地図でバスの位置が確認できる。時間なのにバス来ないから地図見たら、びっくりするくらい遠くにいることがある。最初は、「いやいや、こんなに遠いわけない、確認できてないだけでもっと近くにもバスいるでしょ」って思ってたら、そんなことなかった。
あと、終電のバス確認してたのに、時間になってバスの位置確認しようと思ったら、謎に最後の2本キャンセルなってた。は??
バスすぐキャンセルなる。友達もスーパーの帰りに、バスが時間になっても来ないから調べたらキャンセルなってたって話してたけど、もう一週間でそういう話聞くの何回目だろうって感じ。
それだけじゃないよ😭
ボタンを押すか紐を引っ張ることで、降りますーってサインを出すんだけど、出しても止まらなかったことがある。友達に言ったら、そーゆう経験したことあるって言ってたから、あるあるなんだと思う。
謎に乗せてくれないときもある。ドライバーに、「私は今休憩中だから、あと数分で出発するバスがあるはずだからそっち乗って!」って言われる(そんなバスはない)。
アメリカ人に、「こっちはTransportation最悪だね!!」って言うと、「それな!Bart(電車)最悪!」って返される。「汚いし、peeの匂いするし、ホームレス多いし…」って言われるんだけど、いやそっちじゃなくてバスのほうなんだけど…ってなる。遅延なんか当たり前すぎるみたい。日本の交通機関はon timeにくるよ!って言ったら、え!?!?😳って反応される。
🚗前にナンバープレートない車よくある
前にはないけど、後ろはある。後ろにも前にもない車はまだ見たことない。
始めて見た時は犯罪者が乗ってるんだと思って、怖い😱と思ってたけど、めちゃくちゃ頻繁に見るから、あー普通なんだ…と思った。友達に聞いてみたら、多分カリフォルニアでは違法だけど他の地域で合法だったりするからよくあるんだと思うって言ってた。
そもそも、Federal Laws・State Laws・Local Lawsがあるって不思議だよね。オリエンでも、カリフォルニアの法律っていうpdfをダウンロードさせられた。
②学校系
💰Giveaways大好き
オリエンでは、ものすごいGiveawayのイベントがあった。持ってけーって感じでカンの飲み物が積んであったり、バッグ配ってたり、宝くじみたいに運が良ければ後々に賞品もらえたりする。
チケットもらったり、サインアップしたりして、Giveawaysに参加する。
学校のコミュニティが主催でこれをやってるのが驚いた。
7000ドル以上ってすごい。Alumni(卒業生)の募金とか色々使ってるって言ってた。
🏘️フラットがたくさん
Fraternity(男) /Sorority(女)(全部ひっくるめて「フラット」)っていうのがあって、小さくてexclusiveな寮って感じ。学校始まるまで毎日パーティしてる。結構体育会系な集団で、ベランダで同じ文言をみんなで一斉に叫んだり、男性は皆上裸で庭でゲームしてたりBBQしてたりする。
パーティには外部の人も入れるみたいだけど、ドレスコードがあったり、フラットに住んでる人の知り合いじゃないといけないとか色々ルールあるみたい。とても「exclusive」って感じ。Gender studiesではinclusiveって単語しか使わなかったから、exclusiveって聞いた時はおお!と思った。
ちなみに、フラットにはそれぞれギリシャ文字の名前がついてる。
こんな感じ↓↓
学校始まるまでの間ずっとパーティしてるから、近隣に住んでる者としてはうるさい。常に爆音の音楽がかかってるし、夜一時に花火打ち上げたりするのはやめてほしい。
これが最悪なことに、私の家(バークレーの南側)はフラットが密集してる地域で、もうどこもかしこもパーティしてるからすごい。
ちなみに、バークレーの生徒たちはみんな南側に住みたがるって卒業生の30代後半くらいの人が言ってた。大人になると、静かめで安全な北側に住みたくなるって。
そーいえば、これらの寮全般を指す「フラット(Frats)」って、Fraternity(男)って言葉から来てると思うんだけど、Sorority(女)の言葉的要素はゼロだよね。人間を「man」っていうことに似て、昔の性差が言語に表れてるなぁって思う。
🚺自己紹介ではPronounを言う
「Hello, I'm Genmai. I use she/her pronouns.」って感じで自己紹介する。
動詞が「use」なところとか、生物学的なsex関係なくて、identityって感じでとても素敵。他にも、I go by he/himとかも言う。私はこのidentityでいくんだ!って感じが良い。
日本もこういうのを取り入れたら、「あ、そうか、sexとgenderって違うよな」っていう考えが広まって意識がちょっと変わるかな?
インスタで「she/her」とか性別選べるようになってるから、それみんなもっと使ってほしいな。
ちなみに、she/themとかthey/themの人もいる。
日本はあんまり「彼女がそう言ってたよ」とかpronounを言わないから、広がりにくいのかな。けど「あの子」とか、性別を彷彿とさせる言い方がたくさんあるから、やっぱりまず本人がどう呼ばれたいか、知っておく必要はあると思う。
📓半分が手書きでノート取ってる、しかも一色のペンで。
初授業で気づいたのは、半分くらいの生徒が手書きでメモを取ってたこと。ICUではほとんどパソコンで、手書きの私が珍しいほうだったから、驚いた。
しかも、手書き勢はみんな、大きめのリングのついた、あのアメリカンなノート(海外の学園ドラマで見るやつ)で、ペンを使ってる。
黒ペンのみのやつ。3色くらい入ってるペンじゃなくて、黒のみのペン。不思議。何色も入ってる方が便利じゃんね。
私が手書きなのは、ノートの方が矢印とか引きやすいし、情報と情報を繋げやすいから。それと、パソコンずっとみてると目が痛くなるから。
③食べ物系
🍕食べ物の量がえげつない
すんごいデカい皿に、ボーーンってくる。当たり前に食べきれない。ほとんどのお店は、持ち帰れる。2食分になることを考えると、意外とお得かも。
ママとサンフランシスコ旅行中は、2人で1個しか頼まないでシェアして、お腹いっぱいになってた。
それと、野菜系のメニューを頼んだら、一種類の野菜しかなくて飽きる…いろんな野菜を混ぜてほしい…
いろんなメニューが一つのお皿に乗ってでてくるスタイルなんて存在しない。
👅全部味が濃い
Bay Area出身の友達が言ってたのが、「American food is so sweet or so salty or so cheesy」。本当にそう。全部。全部が濃い。
Cheesyって、チーズだらけって意味で使ったんだと思うけど、安っぽいって意味もあるから、もしかしたらかけて言ってたのかな笑
食堂でクッキーを貰ったら、甘すぎて食べきれなかった。牛乳と一緒に食べたらマシかと思ったけど、すごく甘い牛乳とすごく甘いクッキーになって、甘いものの量が増えただけだった。クッキー二枚貰って、一枚食べ切った時にはもう頭が痛い気がして、二枚目は二口くらいだけで捨てさせてもらった。ごめん。
私の体はまだこの砂糖の量を許容できない。
油っぽいものを食べてると、胃腸が弱い私はすぐにお腹が疲れるから、食べられる量が減って、サンフランシスコに二週間いただけで3キロ痩せた。
野菜のBowl食べた時完食できて、え!私食べられるじゃん!って感動した。
アジア人と会うと、「How's the food here?」って聞いたら不満と愚痴がいっぱい出てくるから面白い。食の話で仲良くなれる。イタリア人とフランス人も愚痴ってた。
🌱見たことない食べ物がある
スーパーでArtichokeを見た時は、なにこれ!?😳って感じだった。友達がどこを食べるか説明してくれたけど、買って調理してみる勇気はなかった…
キャベツとか米とか、日本で売ってる野菜が、普通のスーパー(Trader Joesとか)で売ってない。Jasmine riceとかBasmati riceとか、細長い米は売ってる。
アジアンマーケットとか行けば売ってるはず(まだ行ったことない)。
📛豆腐焼く???
ドイツ人とカレーを作ったとき、豆腐をフライパンで焼いてからカレーの中に入れててびっくりした。「焼くの!?!?」って聞いたら、「他にどうやって食べるの?」って聞かれた。
中国人の友達にその話ししたら、同じ反応された。
日本人にも、「焼き豆腐あるじゃん」って言われたんだけど、え??カルチャーショックなの私だけ???
④日常系
☀️気候が最高
安定して涼しい、ドライ。
日光はだいぶ眩しいけど、汗はかかない。眩しいだけで暑くはない。
雨もあんまり降らない。
日本はaverage 100 fahrenheitで、湿気てるんだよーっていうと「暑すぎ!!」って驚かれる。
アジア人とは共感できる会話。
🗯️街の中でプロテスト
日本で、ガザのプロテストとか見ないけど、サンフランシスコの道端にこういうのが書いてあった↓
日本でこういうのを見ないのは、結構他人事だからかな?
アメリカにはいろんなところから人が来てるし、もっと自分ごととして受け止めてる人が多いのかもしれない。
それとも、日本でこういうのを見ないのは、賛否両論が起こるから?あんまり自己主張しない民族だから?どうなんだろう。なんでだろう。
ただこのガザのことに関しては、イスラエル人もアメリカにいるわけだし、その人たちにヘイトが向かないかちょっと心配。
ディベートの国際大会で出会ったイスラエルの子が、国際的なディベート界隈から排除されそうになってるって泣いてたのを思い出した。
🪧お店の看板に…
お店に、「We reserve the rights to refuse services(当社は、サービスをお断りする権利を留保します)」って書いてある紙が貼ってるところをサンフランシスコで何店舗かみた。
中華料理のお店と、タイ料理のお店で見たのを覚えてる。
態度が悪いお客さんが来たりするのかな。
お店が断る権利もあるのはとても当たり前で正しいことだし、こうやって明記して貼っておくのはとてもいいと思う。
日本の「お客様は神様です」っていう文化、本当にやめたほうがいいと思う。
まぁ近頃は「お客様は神様ではありません」っていうのをTwitterでよく見るから、廃れつつはあるのかも。
👚ノーブラ全然普通
ブラが超透けてたりするのはもちろん、ノーブラの人がいる。黒いブラにぴっちりした薄めの白い服とか。けどそういう人がいっぱいいるから、ああ、普通なんだなと思った。
日本だと「そんな格好してるから性犯罪の対象にされるんだ」みたいなこと言われるけど、アメリカでは多分そういうの言われないんだろうな。
それってすごくない?
だって、性犯罪の被害者には何の落ち度もないっていう社会的風潮があるってことじゃん。日本がすごくおかしいと思う。
なんで、自分の好きなcomfortableな服装を着てる被害者が責められるの?性犯罪を犯す人が120%悪い。
そもそも、着てる服なんか関係ない。運でしかない。性犯罪にあった人の服装の展示会があったけど、普通のズボンだったりする。
「日本は性犯罪への罰が薄すぎる」ってフェミニスト界隈ではよく言われるけど、本当にそう思う。
もちろん、アメリカも性犯罪は多いと思う。だけど、被害者には責任がないっていう考えなのがすごくいい。
ブラって蒸れるし、暑いし、正直スポーツしてる時以外で必要性を感じたことない。ノーブラのほうが快適。アメリカはそういうところ自由でいいなぁ。
👐女性も体毛あるよ
ブラの話と似てるけど、体毛も全然気にしてない。すんごい美女でメイクもしてアクセサリーも身につけてるような、身だしなみしっかりしてる子が、脇毛とかすね毛とかある。
平成後期(2014か2015年くらいかな)に、海外では脇毛を染めるフェミニズム系のトレンドがあった。なんで男性は生やしてるのに女性は剃らないといけないの?+脇毛だって髪の毛と同じようにおしゃれしてもいいよねっていうトレンド。
(見てみたいって思ったら「Dyed Armpit Hair」って調べてみて。)
まぁそういう動きがあったのは知ってたから、染めるのは少数だろうけど、体毛無くしてない人たちも多くいるのかなって思ってたけど、多いとかいうレベルじゃなかった。普通に体毛がある。
みんなフェミニストなのかな?それとも、そもそも日本みたいに脱毛文化じゃないのかな。まぁどっちもあると思う。
日本で「私はフェミニストです」って言うと、結構やばいやつ認定される気がする。フェミニストの定義が、「男は下で女が上、みたいなこと言ってる過激派の人たち」になってるように思う。けどフェミニストって「女性の権利を尊重し、女性に対する不平等の解消を唱える人」(Oxford Languages)だから、堂々とフェミニスト自覚していこう。
とりあえず、こんな感じです。
思ったままに書いてるから、「なんかここ違うんじゃない?」とか「私はこう思う」とかあったらぜひコメントしてほしいです。
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