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教育手法と経営手法に表れる人間観

人間を理解する方法

最近は、人の呟きからその人の思考や人間性を予想することに

ハマっている。

そんな時に呟いたことにツッコミが。

ありがたいことにツッコミが入ったので、

少し最近考えていることをお伝えしたいと思います。


性善説か、性悪説か。


教育、経営、恋愛と人生を送っていると、

人間関係は必ずと言っていいほど、問題となる。

人間関係が問題というよりかは、

その人の持つ人間観だと考えている。

氷山の一角として見えていることが

人間関係の問題として自分に降りかかっている。

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では、水面下にある問題は

その人が持つ人間観だと考えている。


ケース1 徹底的に管理しないと気が済まない人。

教育でも、経営でも問題となるのが、どう成果を上げるのか。

教育で言えば、子どもに一流大学に進学して欲しい
のに勉強を全くしないという人だ。

経営で言えば、社員が使えない、社員が働かないと嘆く人だ。

ここで発生していることは、なんだろうか。


本当の問題は何か??

ここでの問題は子どもと社員だと認知している。

本当にそうだろうか。

本当に子どもたちは学ぶことが嫌いで、

社員は心から働きたくないと思っているのだろうか。


ここであなたに考えてもらいたい。

①人間は時間があると学ばない、働かない生き物だ。

②人間は時間があると学び、働く生き物だ。

みなさんが持つ人間観はどちらでしょうか。

今回のケース1では、徹底的に管理しないと気が済まないということは、

①の学ばない、働かない生き物だと人間を定義している。


ここで僕が考える問題はこの人が、

学んでいない姿や働かない姿を持っても疑問を持っていない点である。

それが前提だと思っているから、

その人たちのモチベーションを考えることがないのだ。


元々、②の学び、働く生き物だと前提としていれば、

学ばない姿や働かない姿を見れば、何が問題なのかを自分で考えるだろう。


整理すると、

①の人は他人のせいにしている。

②は自分で解決できる方法を考えている。


モチベーションの理論『X理論・Y理論』

さらに面白い研究結果がある。

僕が大学時代に出会ったモチベーションの理論の中で

最も好きな理論『X理論・Y理論』だ。


X理論Y理論とは、1950年代後半にアメリカの心理・経営学者ダグラス・マクレガーによって提唱された人間観・動機づけにかかわる2つの対立的な理論のこと。

「人間は生来怠け者で、
 強制されたり命令されなければ仕事をしない」
とするX理論と、

「生まれながらに嫌いということはなく、
 条件次第で責任を受け入れ、自ら進んで責任を取ろうとする」Y理論

X理論においては、命令や強制で管理し、
目標が達成出来なければ処罰といった
「アメとムチ」によるマネジメント手法となる。

Y理論においては、、魅力ある目標と責任を与え続けることによって、
従業員を動かしていく、「機会を与える」マネジメント手法となる。

実際に従業員に実施したところ
Y理論で生産性が上がっていることがわかっている。


管理が悪いわけではない。

管理が悪いと言いたいわけではなく、

管理を前提とすると、

問題の本質が見えてこないことを伝えたい。

甘えや心の弱さだと相手に押し付けても解決はしない。


そう言った組織は、人が常に入れ替わる。

人が常に入れ替わることで

解決がされているように感じるかもしれないが、

悪評は噂にもなるし、経験が組織に積み上がっていかない。

結果として、組織にいい人材がいなくなる。

その結果、結果的にいい人材がいないと嘆き続けるのである。


問題を知っているのは
本やコンサルではなく、子どもと社員。


もし、いい人材がいないことを自分の問題にできれば、

まずは子どもや社員の声に耳を傾けるだろう。

何が問題で勉強ができないのか、

働きにくくなっているのか。

まずは、現状の問題を同じ目線で解決する必要がある。

そうすることで、問題の本質が見えてくる。


ただただ相手のことを決めつけていても

問題は見えてこない。

あなたが問題だと感じているのは

氷山の一角かもしれないということだ。


自分で水面下に潜っていくしかない。

しかし、この人間を持つ人が悪いわけではない。

その人間観を持つ人は、

人のことを性善説で見ることができない人だ。

それはその人の人生の氷山の水面下にある

幼き頃の悲しき経験や信じられなくなった記憶なんだ。


裏切られるぐらいなら、信じない。

自分のことさえも信じていない人かもしれない。


これ以上は長すぎるので、またの機会に。


是非自分の水面下について知りたい方はこちらから

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ツアーに参加していただいても構いません。


それではまた会いましょう。☺️

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