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田舎の牧場に就職した話余談

私は初めての就活を経て、薄給、激務、長時間拘束の牧場経理に就職しました。

しかし、その事実に気がつくまでには、1年ほど時間を要しました。

その原因は主に2つです。
新卒者で独り身の方は油断しないように!笑

新卒者(前年度収入がない者)は、就職初年度は住民税を徴収されない!

交際相手がいなかった!

住民税負担のない独身なんてそりゃ生活余裕ですよね。

しかし、2年目の6月からは、住民税が月額7,000ほど天引されるようになり、さらにそこに追い討ちをかけるかのように、車検、自動車税、車の故障と修理、実家への帰省イベントなど、あれよあれよという間に預金は減って行きました。
さらに、これは嬉しいことですが、新しく入社してきた女の子と交際することになり、デートや外食に行くようになります。

焼肉を食べに街に出て、ふと銀行からお金を下ろす時、表示された残高を見て初めて、「あれ?なんでこんなにお金ないんだっけ?」と、初めて考えることになるのです。

摂取カロリーよりも消費カロリーの方が多いと痩せていくように、この頃から私のお財布は異次元のダイエットを始めてしまったわけです。
少し考えればウォンバットにも分かりそうなことですが、気がつくのが遅すぎました。。。

そして、収入と支出それぞれについて他の環境と比較して考えてみたのです。

・収入
とにかく残業代が出ない。その割に拘束時間が長く副収入もない。元の給料も安い。
さらに、コロナで賞与の支給がない

・支出
勤務先と寮が山の上に位置しており、買い物や外食、遊び、とにかく何をするにも街まで下りる必要があったため、寮住みは交通費が支給されないのにも関わらずガソリンを大量消費していたこと。
また、見栄を張って彼女とのデートではどんな支出でも負担していたこと。
県外への旅行デートにほぼ毎月行っていたこと。
500km離れた実家にも、隔月ペースで帰っていたこと。
枚挙にいとまがありません。

そんなこんなで、お金がないなりに、楽しい生活を続けていたので、預金は減りましたが、一生ものの思い出はたくさん作れたと思います。
苦しくても、同等の楽しさがあり、幸せだったので、この生活を続けていこうと私は思っていました。

しかし彼女から、本当は今の仕事とは別に、働きたい分野があり、専門学校に通いたいという話を聞いて状況が変わりました。

彼女の家庭が特殊だったことと、私自身お金の問題で学業を諦めた経験があり、彼女の学費調達チャレンジを本気で始めることにしたのです。
このチャレンジ企画についてもどこかで書いていきたいです。

次回は牧場での経理のお仕事について書きたいと思います!お付き合いいただきありがとうございました🙇‍♂️

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