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アニメーターの極意。綺麗な線画の書き方

どうもゲームディレクターのおこめです。
以前アニメ会社で勤めていて、鉛筆もって動画の中割を必死に描いておりました。
アニメーターの線画って本当にすごいんですよ。


1.最初は絶対無理だと思った

一番最初に先輩の中割を見たとき、ボールペンかマジックで書いたんじゃないかと思うほど正確で綺麗な線でした。
勿論鉛筆で描いております。本当に見事な線画で感動しました。
結果的には自分も2か月くらいでそのクオリティの線になりました。

意外となれればできるものです。練習あるのみ。

2.線画を描く際のポイント

今の時代は鉛筆ではなくタブレットで描く方が多いと思います。
アニメーターになりたい人用に念のため説明、鉛筆は2B~Hが多いです。
好みになりますが、2B以上は折れるので線画に向いてないです。

次に、線画を描くときは途中で止めたりしません。
髪なら一本一本を一発、輪郭も顎あたりまでは一発で描きます。
←こういった直線じゃない部分も一発で描き切ります。
服もそうですね、途中で止める場合は角度がかわる部分にしてください。

止めると線画の途中で太くなったり、急に細くなったり違和感がでます。

こればかりは練習あるのみです。

3.腕の可動域はかえない

絵を描くとき、腕の可動域は変えません。
絵にあわせて姿勢をかえるのではなく、姿勢に絵をあわせます。

簡単にいうと、紙の向きを変えます。SAIやクリスタなら角度を回して、描きやすいポイントにして書きます。

線画をかくときは紙やパレットはぐるぐる回ります。

4.原画の線をくみ取る

非常に難しく、経験が必要な部分なのですが
原画は荒いので、その線をなぞると歪みがでます。
原画の線を整理し、絵柄をかえず正しい状態にもっていくのが重要です。

重要なのでもう一度言いますが、線画はなぞるのではないです。
1mmの差で絵が変わるため、難しく繊細なところです。
線画の難しさと重要さがここにあります。

5.筆圧のコントロール

アニメの絵は筆圧が非常に高く、
うまくなるとボールペンでかいたようなくっきりした線になります。
ただイラストですと絵柄によっては、線をうすくした場合がいいこともあるので、筆圧は意識してコントロールしてください。

基本的には筆圧が一定であると綺麗な線画になります。
自分はかなり強めで、タブレットのペン先がすぐつぶれます。


以上が線画の極意です。
まとめると、線は途中で止めない、姿勢は一定、筆圧もコントロールし、原画の絵をくみ取る。となかなか練習が必要なものです。

なれるまでは筆圧は強めの方がいいと思います。

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