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子どもに教える難しさデス【里親・里父】

死ぬこと。それは怖い事なのだろうか?

子どもが拾ってくる生命体、ダンゴムシさん。

当然、一週間もしないうちに死ぬ。

都度、「ちゃんとお世話しないからだよ」と諭し、
しゅーんとする。

動かなくなった=死 この方程式では悲しみは繋がらない。

6歳のある日、ペットのハムスターが死んだ。

毎日ご飯をあげて、名前を呼んでは嚙まれそうになったり
家の中で常にいる存在であったハム。

「死んじゃった?」明らかに子どもの反応が今までと違いがある。

死=動かない+もう会えない+なんで?

理解が出来ない疑問に感情の爆発が起こったようだ。

目が腫れるまで泣いた後、一緒にお墓を作る。
「いままでありがとう」
ちゃんとお別れをする事を教える。

「なんで悲しかったの?」
「もっといっぱい遊んであげたかった」

今は感情が整理されて、後悔の気持ちが強いらしい。

核家族が増えた現代、死について学ぶ機会が減っている。
生と死、ゼロとイチの極めてシンプルな問題なのに、
子どもに教える事の難しい事、、、

ハムスターに流した涙は、いつかは自分の為に誰かが流す涙。

説明するより経験、そして感情と言う制御できない存在
天国から見守っておくれ、ハムの介。

おわり

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