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「いい人生だった」と思って死ぬためには?的な質問について考えたら気がつけたこと

Q. 自分が死ぬ瞬間を想像して、それまでの人生がどんなものだったら満足して逝けると思いますか?

↑表現はいろいろありそうですが、自分のやりたいことを見つける方法として、こんな風な趣旨の質問をたまに見かけます。

この質問を考えているとき、ふと気づいたことがありました。


このままだと、満足して死ねる可能性低すぎでは?

これまで通りの自分の生き方だと、満足して死ねる可能性ってだいぶ低いんじゃないか?と思いました。理由は2つあります。


・・・

1)今はこの先のための修行期間だと思って生きてる

思えば常に修行している感覚で生きてきました。ほぼ無意識でしたが、なんでも我慢してやる/我慢してやらないのが癖になっていた気がします。自分の意向ではなく親の意見で決定されてきたことが多いのも一つの要因か……。

根本的に劣等感の塊なので、マイナスをプラマイゼロにすることに必死でした。「いま頑張ればいつかやりたいこと、楽しいことが見つかる」と思っていた節があります。ところがいつまで経っても「耐えるべき今」しか来ませんでした。

正直、「なんでこんなに人生つらいんだろう。人生楽しくない。」と思っていました。


2)死ぬのはいつかわからない

日常は繰り返すように感じてしまいますが、明日突然死んでしまう可能性だってあります。

成功する未来のためとはいえ、今を犠牲にして頑張っている最中に最期の瞬間が来てしまったらどうでしょうか。「こんなことなら〇〇しておけばよかった」と思うかもしれません。(仕事ばかりで家族を省みなかったことを後悔する父みたいな感じ……)

そんな状態では死にきれないだろうなと思います。しかしいつ死ぬかわからない以上、その可能性は考えておかなければいけません。

・・・


そんな理由から、もし自分が明日死んでも「いい人生だったなとは思えないことが想像できました。

死ぬ瞬間には、それまでの時間の積み重ねしかありません。
ところがこのままでは、一所懸命に頑張ることに惑わされて今という瞬間を犠牲にしているため、人生の満足は得られないことに気が付きました。


今を犠牲にするのをやめる

誰でも普通は死にたくありません。それでもいつ死ぬかわからない中で、どうしたらその瞬間の後悔を減らすことができるのでしょうか?

たどり着いた唯一の解決方法は、

今この瞬間に満足すること

でした。
いつ死ぬかわからない = 今このときにでも死ぬかもしれないということですから、今を犠牲にしてはいけないんです。

この答えに至った時は、自分史上初めて「今を楽しんでいいのか……。」ということに気がついた瞬間でした(これはマジです)。


誤解を招きそうですが、「未来のために頑張るなんてやめよう」とか「いまが楽しいなら遊んでいればいい」ということを言いたいわけではありません。(それが本当に幸せという人に対しては否定しません)

ただ、何かのために頑張るにしても「未来のビジョンに向けて頑張っている今が楽しい!」という状態になっているべきなのだと思います。それが目指したい「今この瞬間に満足すること」です。


実現できなかった未来に対して、後悔はしない

今この瞬間に満足できたとしても、未来のビジョンが達成できないまま死んだらそれも満足ではないじゃないか?と思うかもしれません。

確かに、志半ばで……ということもあるでしょうが、死ぬ瞬間に実現できなかった未来を想うときには行動をしなかった過去に対しての後悔をするはずです。後悔をするのは常に「過ぎ去った今」である過去に対してで、未来に対して後悔はしません。

そういう意味でも、今この瞬間の満足を求めるのは間違っていないのかなと思います。


今の自分をちゃんと見てあげる

今は未来のためにあると考えていた(と今では思う)自分にとって、「今を楽しんでもいいんだ」と気づいたのは本当に目からウロコでした。

どうやら未来の自分のことを別の人間と捉えていたようで、モヤモヤは時間が解決してくれると考えていました。でもいくら時間が経っても自分が別人になるわけはなく、未来と思っていた自分も変わっていませんでした。

そこでようやく、いまこの瞬間に地に足をつけて生きていないと、未来の自分も一生フワフワしたままなんだと気づいたのです。


そんな気づきを得ることはできましたが、「自分にとって今も楽しくて未来にも繋がる行動は何なのか?」ということはまだわかっていません。

ただこれからは、「いま自分は満足しているか?」という問いは常に投げかけながら過ごしていきたいと思っています。


(追記)

書き終わってからしばらくして、この前読んだ「嫌われる勇気」の内容そのものやんけ・・・と思いました。

これマジ人生のバイブルになりそう。

スキやシェアで背中を押してもらえると、アウトプットを続ける元気になります!