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驚きの雑学-糖度って実はね

実は流してしまっている日常の疑問って結構あると思いません?
むしろ多くのコトに『日常』ってレッテルを貼って気にしていないはずです。
もやしのように注意力散漫で何にでも食って掛かる暇人ばかりではありませんからね。

というわけで皆様方、ここで一つ質問です。
日常的に使われている『糖度』って何でしょう?

なんて改めて訊かれるとドキッとしますよね。
大丈夫、知っているままの認識で間違っていません。

――そう、甘さの指標ですよね

果物のセールスコピーに『糖度○○』って書かれてますもんね。
思わず高い物を手に取ってしまいます。

けれど『糖度』って本当に甘さの指標なのでしょうか?
そう考えさせられる事件が少し前にもやしに起こりました。

その対象物はニンニク。
コヤツのセールスコピーに、まさかの『糖度40』って書かれていたのです。
意味わかります?
食欲を喚起させるあの独特の風味と味を持つニンニクですよ。
辛味や酸味はともかく、甘味とかありましたっけ?
むしろ『40』もの甘さを持つとなると、逆に不味いんじゃないかと思いませんか?
これが疑問の始まりです。

もやしはすぐに「誤字ってんなー」「さすがにこの数値は変だろ」と高を括るいたのも束の間。
驚くべきことに気付かされます。

それは糖度が実際に示すのは『甘さ』ではないことです。

最初の主張と真逆になってしまいますが、もう少し結論はお待ちください。
では何を示すのか、と言えば果汁に光を当てて生じる『屈折率』から算出された値になります。
細かい説明は省きますが、これによって『水分中の固形物の濃度』がわかります。
要は糖だけでなく、クエン酸なども含まれてしまうのです。
さぁ、思っていたものと随分違ってきましたね。

けれどそこは一般常識にまで昇華した数値。
果物や野菜での『高い糖度』は『糖分が多い』と言えるため、甘さの目安に使われています。
ほら、結論自体は変わっていません。
逆に言えば、甘さを推さない果物や野菜では、糖度を表示していません。
実際に、もやしもニンニクの糖度が40もあるなんて初めて知りましたからね。

ちなみに。
説明の中で『糖分』とまとめていますが、この中には果糖・ショ糖・ブドウ糖などの種類があります。
それぞれ甘さの加減も特徴も違うので『糖度が高いから甘い・美味しい』とはなりません。
また、ニンニクの糖は『多糖類』が多く、これは人が甘さを感じられないそうです。
要は驚きの糖度40であっても、甘くないってことですね。

というわけで、今回のお話はいかがでしたでしょうか。
検索するだけでわかることでも、知らないことってホントに身近に多いですよね。
まだまだ周囲には多くの未知で溢れていることでしょう。
もう知ってたという博識な方は、もやしにもその知識を授けてくださいね!

#雑学 #知識 #使う #糖度 #ニンニク

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