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誰も損しない最高の痩せ方

先日投稿した『糖質制限の危険性』では、多くのスキをいただきありがとうございます。
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それにしても。やはり日々摂生されている方が多いようですね。
けれどもやしが思うにダイエットは『この期間頑張る』という我慢の単語に他なりません。
そして我慢は心身に悪影響を及ぼします。
肺呼吸の人類が水中で呼吸できないように、我慢を続けるのはそもそも不可能で、諦めたときに使われる言葉が『リバウンド』というわけです。

こんな風に健康は生涯付き合っていくものでアンテナが高くなりがちです。
信じて続けている方法のデメリットが大きすぎて意味がなかった、なんてなりたくありませんからね。
習慣づけるのに苦労して、習慣を変えるのにも苦労する、なんて辛すぎます!

というわけで。
今回は引き続き苦痛にまみれた摂生のお話です。

――そんなことしたくねぇよ!

もやしもそう思います。
けれどこの飽食の時代では、多少なりとも摂生しないと体調を崩してしまうんですよね。
余りに簡単に食べ物が手に入り、しかもその中にはひっそりと『食べるとやばいモノ』まで混ざっている。
現代において三大欲求の『食事』にこそ、注意を向けるべき最大の問題であると言っても過言ではありません。

とはいえ、ですよ。
日常的に過度な摂生を強いるのもストレスを溜めるだけ。
しかもそのストレスの溜まり具合は人によってまちまちです。
たとえば『日々の運動は健康にいい』からと言って、一日中動き回っているようなアスリートと同じことはできません。
人によって耐えられるレベルや内容が変わってくるので、単に『この方法が最適だ!』とはならないわけですね。
こんな風に、対極にある摂生と享楽のバランスが、いかに自分好みにカスタマイズできるかがとても重要になってきます。

――といった、ややこしいお話は置いといて。
それではもやし的考察による『誰も損をしない最高の痩せ方』をお伝えします!
さっそく結論から。

献血に行きましょう。

たとえ献血によっていかに助かる命があろうとも!
面倒な手続きに加え、時間が掛かって痛い思いもする。
運動やサウナを控えるように言われるし、何なら失神や貧血を起こすかもしれません。
そんなにも大きな負担強いる献血に足を運ぶなんて人が良すぎる――わかる、わかるぞっ!!
人に優しくしたいと思っていても、これだけハードルが高ければ嫌なものは嫌ですからね。

けれどメリットが何もないわけではありません。
たとえば献血の際に行う検査はすべて無料です。
しかも献血は年に何度も行え、過去の血液のデータが見れます。
体調管理の指標の一つとしては非常に有益な情報にできそうですよね。
まぁ、数値の読み方を学ばないといけませんが。
他にも献血の場所によって、ちょっとしたご褒美が用意されている場合があるようですよ。


さてさて。ここまでは献血の表向きのメリットでした。
しかし本題はここから――まぁ、もやしに医学知識はありませんので、話半分くらいで楽しんでください。
また、難しく考えずに状況による『足し算・引き算』くらいの感覚で見てくださいね。

全献血の200mlを行えば最低でも200g、400mlなら400gの減量が即時に可能です。
体重に含まれる血液を物理的に外に取り出しているので確実です。
とはいえ「水分を摂れば戻るじゃん!」というお言葉もごもっとも。
実際に赤十字のHPでは同様の理由から、ダイエットになるかは疑問が残るよ、的な返答がありました。

しかしよく考えてみましょう。ダイエットって体重だけで考えますか?
そもそも食事の直後は、食べた分だけ体重が増します。
それは単に皿やカップに入っていた物が胃袋に移動しただけですから、何もおかしなことはありません。
ではその体重、翌日も同じだけ増えたままでしょうか?

違いますよね。
前日の体重と同じかどうかはさておき、飲食以上に太ることはありません。
ちなみにもしも増えたままな人は病院に行ってください。
体内でエネルギーが増殖できる新人類の可能性があります。
是非とも飢えに苦しむ我々人類のために研究に手を貸してください。


では、そんなごく限られた人たちではない、普通の人はどうなのか。
飲食物は消化・吸収によりエネルギーに変換され、身体のあらゆる場所で消費されていきます。
また、その過程で発生した絞りカスやゴミは、最終的に尿や便になって排出されます。
こうして摂取エネルギーと消費エネルギーの吊り合いが取れた状態で、体型や筋肉・体重を維持します。
つまり短期間に大きく増減するのは、このバランスも大きく崩れているということになるわけです。

ちなみに体重が増えるほど、身体を動かすための筋肉が多く必要です。
体積が大きくなるほど、末端にまで血流を巡らせるために心肺に負荷が掛かります。
意外に感じるかもしれませんが、重く大きな体型の維持には、それに見合うだけのエネルギーが必要になるんですよね。
こうして考えると、何だか『太る努力をしている』とも見えてくるので不思議です。
もしかすると新たに運動習慣を始める『痩せる努力』よりも、今までやっていた『太る努力を断つ』方が効果が高いかもしれませんね。


といったところで献血に話を戻しましょう。
身体の隅々まで栄養(エネルギー)を運ぶ役目を担っている血液を抜けばどうなるでしょうか。
少なくないエネルギーが失われるとは思いませんか?
たったそれだけで摂取と消費の拮抗が崩れそうですよね。

加えて、体内を巡る血流量は一定に保たれているそうです。
当然ですよね。多すぎても少なすぎても不都合が起きますからね。
となれば、抜いた分の血液を補充するように身体が動き始めます。

もちろん『ただ水を血管に流し込めば血になる!』なんてわけはありません。
もしもそうなら献血など実施せず、水から生成すればいいんですからね。
結局、補充のために血液の材料と生産エネルギーが必要になりそうじゃありません?

調べてみると血液量は数時間ほどで戻るそうですが、一時的ながら『血が少なくなる』わけです。
少なくとも抜く前に比べてエネルギーの運搬能力は下がるはず。
また、血流量が戻っても成分濃度まですぐに回復するわけではありません。
この辺は水路を流れる水量と船を思い浮かべればわかりやすいでしょうか。
弱まった水量で運ぶ力は下がりますし、浮かべた船の数が減るなら積み荷であるエネルギーの供給量が減るのは当然ですよね。
これを補うために脈拍や血圧を上げる動きがあるかもしれませんよね?
まぁ、体調に配慮して安全マージン取ってるはずなので、そこまで大きな差はないと思いますが。

さらに言うなら、『献血(出血)は他の生理現象とは全く違う』ということです。
排尿や排便は体内のゴミ出しを任意で行います。
発熱・発汗は体調を整えるために自動制御されています。
そうした生理現象が効率化・ルーチン化されている中で、献血(出血)という手段は身体には備わっていません。
要は『必要な物が突然失われる』という緊急事態なわけですね。
上記のような対応を緊急的に行えば、それはもう多大な消費になりそうじゃありませんか?

現に献血後のもやしは何となく身体が火照って暑く、脈拍が若干早いように感じられました。
とはいえ、検温機では平熱だったので気のせいだったかもしれませんが。
プラシーボの効果ってかなり大きいですからね。


なんて、もっともらしいことを並べてみました。
改めて言いますが、もやしに医学知識がないため本当のところは分かりません。
もしかすると急で大きな消費に対応するため、一時的に消化・吸収力が爆上がりするとか。
逆に消費を抑制する機構が備わっているとか。
そもそも血を作るのは普通のことなので、考えているほど消費が大きくないとか。
そんな風に人の身体はもっとすごい造りになっている可能性も大いにあります。
けれど自分の平常時を基準として考えれば、こうしたことが起きていてもおかしくないと思いません?
というお話でした。

あ、でも注意が必要です。
これらの考えはあくまで『普段通りの食事や行動をしている上で献血したら』というお話です。
よって、この妄想通りに消費が大きくなったとしても、それよりも多く食べれば意味がありません。
というか普通に太ります。

さて、こうして人の役に立て、普段は分からない自分の体調も見れる。
さらにはちょっとした注意をしなくてはいけないけれど、数か月にたった一日我慢すれば体型の維持にも貢献できる……かも?
そんな風に考えれば、献血に行ってみるのもいいかもしれませんよね。


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