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哲学・日記・メモ「音楽的ではない絵画の事」

音楽的ではない絵画の事

カンディンスキーの絵画は絵画の体裁をした音楽だ。
それは具体的なのチーフを排して、非具体的なリズムを本質として志向している。
だからカンディンスキーの絵画は音楽なのだ。

対して本質を志向しない絵画と言うものもある。
岡本太郎は「芸術はいやったらしくなければならない」とか何とかいったが、そのような絵画こそが絵画なのだと、私も思う(しかし私は岡本太郎は好きではない)。
太郎は「いやったらしい」なんて言っているが、それは抽象の過程で削ぎ落されていく、具体的な世界の生々しさの再回収でもある。
そしてそれこそが絵画の絵画性なのだろう。
絵を描くという行為がそもそも実存に根ざしているのだとしたら、である。

2023年10月1日


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