不朽の名作の在り方
こんにちは。okknです。
お酒は飲んでも呑まれるな、とはよく言いますが、一昨日の飲み会は久々に呑まれかけました。
お酒を飲むときは、等量の水をしっかりと飲みましょう。
不朽の名作のお話。
先週土曜日に、久々に映画館に映画を観に行ってきました。
なぜ行ったかと申しますと、劇場の無料鑑賞券の期限が迫っていたからです。
コロナウイルスの影響で鑑賞券の期限が3ヶ月延長されたのですが、その延長された期限が6月28日(日)まででした。
1300円を無駄にするのももったいないので、仕方なくなにか映画を見に行こう、となりました。
そして、上映中のタイトルを眺めていると、なんと、スタジオジブリの名作4作品が特別上映中じゃないですか!
これは渡りに船だと思いました。
何を観たかと申しますと、「千と千尋の神隠し」です。
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上映当時、私は小学4年生でした。
2001年という年は私にとって忘れがたい出来事が多かったので、よく覚えています。
そのうちの1つが「千と千尋の神隠し」の鑑賞です。
漫画を読んだことがなかったため、少し不思議な冒険体験が見事にハマってしまいました。
そして、主人公は当時の私の年齢と同じ10歳で、ものすごく感情移入が容易だったことを覚えています。
その後、VHS化された後はしばらく、1週間に1回は見るような勢いで見続けていました。
そんなマイブームもいつしか過ぎ去り、実はここ7、8年は「千と千尋の神隠し」は観ていませんでした。
なので、本当に久々に観たというわけです。
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久々に観た「千と千尋の神隠し」についてまず思ったのが、本当に子供も大人も楽しめる作品だなと。
前回観たのが記憶違いでなければ、高校生の終わり頃だったと思います。
まだギリギリ子供でした。
社会に出ることが大人になることだとすると。
いわば、大人になって初めて観た「千と千尋の神隠し」というわけです。
子供の頃に「千と千尋の神隠し」に対して感じていたことは一貫して、楽しい冒険譚ということでした。
しかし大人になって感じたことは、懐かしさでした。
一人ぼっちになってどうして良いかわからず、途方に暮れていたら誰かに助けられた時の安心感。
一人心細い中で、誰かに親切にされて無性に泣きたくなったとき。
友達が困っているから対価なく無性に助けたいと思ったこと。
他にもいろいろな場面で懐かしさを感じました。
大人になって感じなくなったことを思い出させてくれることは、それだけで良い作品だと感じています。
つまり、不朽の名作と世でもてはやされている作品は、世代を渡っても楽しめる作品だと思います。
子供も大人も楽しめる、そして子供にとっての、大人にとっての楽しみ方も違う。
そんな作品だからこそ、日本で一番観られた映画になったのではないかなと思います。
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スタジオジブリが作る作品には、誰かに何かを伝える熱量が非常に詰まった物語が多いと思っています。
テーマがありつつも、見る方向性が、鑑賞する年齢が変われば、見方が変わる。
まるで万華鏡のようですね。
変わらずに、世界の人々から愛される作品を作り続けて欲しいですね。
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