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1999年生まれ。 音楽やってます。そしてちょっとした物書き。このブログは個人的な発信…

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1999年生まれ。 音楽やってます。そしてちょっとした物書き。このブログは個人的な発信です。ご連絡はホームページのお問い合わせへどうぞ。

最近の記事

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忙しい人のための『気紛れ』(エッセイまとめ)

マガジンを始めてからはや一年も経とうとしているのですね。まだ二十代の半ばにも達していないが、それでもエッセイを書くということには私なりの青春の回顧なのです。今回はそんな過去の作品を総集する作業とともに、昔の写真を小出しにしながら回顧録的にまとめていけたらと思います。 ステイトメント

    • 胃袋(3月)

      目に入ったマテリアルや、想像力とやらを、羅列してみる1ヶ月間の記述。 いつもはスラスラかけるんだけど、今月はなんか上手く書けません。今はもう歌しか書きたくない!そんな瞬間がたまーにきます。今月はまだ始まったばかりなのに、時間が長く感じる。サウナに入って、砂時計が落ちていくのをじーっと見続けていると感じる時間の長さ。ウイスキーの氷が溶けて、カランと音を立てた時に気づく時間の長さ。ああいう感じ。まあサウナなんて、結局はぼーっとしてる方がずっと時間経つのは早いのに。そういう感覚が

      • 胃袋(2月)

        目に入ったマテリアルや、想像力とやらを、羅列してみる1ヶ月間の記述。 涙の結露大作戦 ノイズ、舞台のブザーが鳴る TOMO KOIZUMI Dress as a painting, painting as a dress 月へ行く30の方法「恵比寿映像祭」 リーキット「僕らはもっと繊細だった。」 そういう意味ではこのアー写はお気に入り、いい目してる。 みなさんのお気に入りの俺のアー写、ぜひ教えてください 旅の詩集(寺山修司編纂) 読み方:おもいで1 過去に自分

        • 胃袋(1月)

          目に入ったマテリアルや、想像力とやらを、羅列してみる1ヶ月間の記述。 光を携えて(後藤映則/ENERGY #01) 横浜シティーオブライツ 教授曰く HedMaynerのストライプからやってきた! 最後がやってくるテープ フロアにいる人たちはみんな自由 Billie Eilish、あなたが音楽家なら最もクールなサントラは… 生命体の揺れとハモる瞬間 余白をキャッチするチャレンジスタート 山口一郎/シンガーとして唄う力を取り戻す なくそうとして出るものが個

        • 固定された記事

        忙しい人のための『気紛れ』(エッセイまとめ)

          ズキズキ

          ゆらゆらゆらせ、心の長針 日常をズキズキさせたいぜ 行き先は気にしない切符です 心の修学旅行のバスです ズキズキズキズキ刻んでいこうぜ ららら、ふるえて ららら、ふるえる まだ練習中

          ズキズキ

          生命力/脳トレ/俺の巻き返し運動

          あとは寝るだけの時間に、 急に掃除とかしたくなるの、なんでだろう。 去年の12月の自分 キラキラした自分にとにかく出会ってやるぜって感じだった。テンション高めですよね。まあ見てくれてる人はわかるかもですが、キラキラパワーを鍛えてやるぜなんて思ってリール投稿で「君とシンパシー/Gang!/GoodbyeMiracle」の一連の楽曲投稿をしてました。お、ニューな俺いいじゃんといい感じで思っていたけど(今もまあ思うけど)、自分の体験が削ぎ落とされたポップな自分がちょっと虚に見えて

          生命力/脳トレ/俺の巻き返し運動

          2023

          10. ジェイムス・ブレイク/Playing Robots Into Heaven 09. Eddie Chacon/Sundown 08. Mom/悲しい出来事-THE OVERKILL- 07. Romy / MidAir 06. スガシカオ / イノセント 05. キャロライン・ポラチェック / Desire, I want to turn into you 04. cero / e o 03. トロイシヴァン / Someting To Give Eac

          一瞬の永遠はあといくつあるだろう

          自分の世界観に影響を与えるような、一瞬の永遠に何度出会ったことあるかで人生の楽しさみたいなのがちょっとは変わると思っているこの頃、どうもokkaaaです。 一瞬の永遠。演劇の思い出で言うと一つだけある。 いつか、学校の校外学習で観に行った尾崎豊の公演のワンシーンが忘れられず、いまだに思い出すことがある。尾崎豊の最期の瞬間を描いた象徴的なシーン。多感な中学生にとっては衝撃的なシーンで、多少その後もクラスで話題になってたことを思い出す(とは言ってもおどけて真似をしてみたりする程

          一瞬の永遠はあといくつあるだろう

          23-24

          24になりました。もうそろそろ学生生活が解体されていった事実も受け入れられるようになってきて、今は少しでも時間の速さに自分の素直な気持ちが追いつけるように足掻いている。20代前半、なんでもかんでもフレッシュでいたいね。 というか目が悪くなってきたという事実がだいぶ自分にダメージを与えている。たぶん、もともと目が悪い人にとっては、こんな事実はたいしたことないんだろうけど、社会人になって、付随してた学生時代の炎の色が赤から青に変わろうとしているこの瞬間に、目の前の景色がぼやぼや

          AW23 「目の輝きについて」に寄せて

          音楽ライブは常に「現在」でなければいけない。博物館に収められているものではなく、「現在」を共に「生きる」ものでなければ意味がないのだ。 綺麗な化石を掘り出して満足しているだけでは、ただの標本だからだ。そして今、僕の音楽は「現在」にない。それは単なる懐古主義的な音楽であるとかそういうわけでもなく、自我保持システムとして自分に組み込まれてしまっているものになっていないかということだ。「現在」、たとえばそれは自分の音楽と時代性の間をどう埋めるか、みたいなこと。それが音楽になければ、

          AW23 「目の輝きについて」に寄せて

          短編「スコール」

          「もうすぐ夏が終わりますね。」 君はそう呟いた。 空気がカラッとし始めた時期に大雨が降った。 その大雨は周りの世界の空気を一変させる。 緑道の提灯が灯っていられるのもあとわずか。 夏の終わりを告げるように、雨が降り始める。 ザー、ザー。 日中の灼熱の空気をリセットするかのような雨。 僕の声をかき消すかのような雨。 あの記憶を洗い流すかのような雨。 その音を聴いて、あの夏を思い出す─ 君は詩人で詩集を2冊ばかり出している。だけどもちっとも売れない。街で君の名前を見たことはな

          短編「スコール」

          自画像

          12 気になってたマティス展へ行ってきた。最近は土日でしか美術館に行けなくなってしまったので、タイミングを見計らって行ってきたのだが、土日の美術館は人が多い。作家の魂の遍歴を孤独な集中力で見つめ続けることで自分の何かしらが引きずり出されるみたいな感覚が面白いのに土日は人が多すぎてそれに集中できない。何か音をあびながら歩くか…と思い立ったのがこのアルバム。家で聴いてもその家の空間がどこか別のアート空間へ飛ばされるような究極の音のシャワーでそれはそれでよかったんだけど、こういう

          社会人2度目の梅雨

          ここは何より失われた心を受け入れる特別な場所でならなくてはいけないのです。 ボイスメモに録音された自分の声が湿り気のある梅雨の壁に吸収されていく。ベタっと張り付いたまま跳ね返りはしない。そんな空気感が社会人2度目の梅雨のはじまりを告げている。 このボイスメモは街と不確かな壁(村上春樹)の好きなシーン。オーディオブックを聴くようになってから、文章のテキストの部分に集中して、声に出してみることにはまってる。声にして生まれたリズムに集中してみることで、頭の中で読み上げるのとは違っ

          社会人2度目の梅雨

          少年のシークレットは唯一であり公の秘密

          三島由紀夫のこの一説、 どんな人間にもおのおののドラマがあり、人に言えぬ秘密があり、それぞれの特殊事情がある、と大人は考えるが、青年は自分の特殊事情を世界における唯一例のように考える。 投稿した頃は、「煌めき」を絶賛制作してる時で、 少年の秘密は触れられぬ唯一のスペシャルと捉えてたけど ライフステージが変わり、PtIIIを出した今では 大人のシークレットはそれぞれにあり、それぞれが無自覚的にそれを共有し合い、存在していることが見えてくるのに対して、少年のシークレットは

          少年のシークレットは唯一であり公の秘密

          歌詞を作り、大体わかってきた。設定やコンセプトを決めることが1番難しいということ。作業場にいる時間よりも、それ以外の日常で哲学する時間の方がよっぽど時間を使うんだということ。そしてそれこそが作家として営為なんだと。改めて気づく。そして今もそのひらめきを待ち続けてる。

          歌詞を作り、大体わかってきた。設定やコンセプトを決めることが1番難しいということ。作業場にいる時間よりも、それ以外の日常で哲学する時間の方がよっぽど時間を使うんだということ。そしてそれこそが作家として営為なんだと。改めて気づく。そして今もそのひらめきを待ち続けてる。

          もらったことば #夜中の超散文

          君ってよく人のセリフ奪うよね。って言葉に僕は結構ギクッとするんだけど、たぶんそれってプレゼントをもらう感覚で言葉を受け取るから、嬉しかったら使ってしまうし、話してしまうせいだ。 でも吸収することと盗用することはもちろん違う。ちゃんと自分の中に取り込んでから自分のものにしなくちゃ。まぁこんなこと言うの今更感あるんだけど、本当に表現を始めた時は「今この瞬間、僕は僕の言葉で話せてるだろうか?」と本気で思ってたから。 そうそう、僕の新曲「エスオーエス」の歌詞、いろんな人から貰った

          もらったことば #夜中の超散文