見出し画像

成田空港から車で20分、古民家を再生した一棟貸の宿が4月にオープン。絶景をながめる露天風呂やシアタールームも

成田国際空港の東に位置する千葉県香取郡多古町(たこまち)。

同町は3月18日、株式会社マイナビ地方創生と古民家の再生事業に取り組み、一棟貸の宿「大三川邸」として4月にオープンすると発表しました。

最大8人で泊まれるほどの広さがある古民家で、田園風景が楽しめる露天風呂やプロジェクターが設置されたシアタールーム(蔵)などを用意。スタッフは常駐しておらず、チェックイン・チェックアウトがタブレットを通しておこなわれるため、コロナ禍においても安全に利用できます。地元飲食店が作った特別メニューや地産ワインのデリバリーも可能となっています。

オープン後は地域の方々と運営しながら、観光客やワーケーションの誘致を進め、多古町の関係人口を創出する施設になることを目指すとしています。

画像1

▲リノベーションされたエントランス

画像2

▲古民家の古材から造作した家具などを設置したリビング

画像3

▲田園風景を楽しめる絶景風呂

画像4

▲プロジェクターが設置されたシアタールーム

リリースによると、多古町は南北にゆったり流れる「栗山川」、約1万株のあじさいからなる「あじさい遊歩道」があり、美しい田園風景が広がる豊かな自然に恵まれた町。食では千葉の三大銘柄に数えられる「多古米コシヒカリ」や、全国屈指の生産量を誇る「多古やまと芋」などで知られています。

江戸時代には多古藩として栄えており、中でも大三川邸の所有者であった大三川家は、この地で農業を営みながら、旧多古町の町長にもなったことがある由緒ある家柄です。今回、150年以上の歴史があるこの古民家が、地域のランドマークとなるような一棟貸の宿へと生まれ変わりました。

なお、本事業は多古町の地方創生事業によるもので、リノベーションの監修と運営などをマイナビ地域創生が担い、オープンまでの事業協力にANA成田エアポートサービス株式会社が携わっています。宿泊料金は現時点で公開されていません。最新情報はInstagramのアカウントで公開されています。

(画像出典:マイナビ地域創生 プレスリリース

おきてがみは、人口減少時代における地域の「豊かさ」を探求するWebマガジンです。地域のグッドアクションを紹介する他、各地で活動する編集部のコラムなどを掲載しています。フォローいただけると嬉しいです!

いただいたご支援は、活動資金(取材の交通費、寄稿者への原稿料など)として活用させていただきます。