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南国フルーツは南国で食す

沖縄ではとにかくフルーツが美味しかった。

マンゴー、パイナップル、ドラゴンフルーツ・・・どれも甘くて最高。

朝食ブッフェのフルーツもモリモリで。スムージーやフルーツジュースも美味しかったなぁ。


昔、ある疾患で手術を控えていたとき。中医学の先生にお世話になり、漢方薬と食養生で手術をせずに症状を治した経験があります。

その時は寒い北国に住んでいたので、南国でとれるような甘いフルーツは食べないようにと言われていました。

甘いものは【体を冷やす作用】があるのですよね。

逆に北国でとれる根菜類などは【体を温める作用】がある。本当に自然界というのは完璧にデザインされています。

土地のものは、その土地で食べる。これが鉄則です。


例えば長雨が続いてある野菜があまり数とれなかったとしたらその野菜の価格は高騰する。そして、その長雨の中でも強く残った野菜は安く買える。

そんな時は、雨でも生き延びた野菜を食べる。高いお金を出して、雨でダメになってしまった野菜を食べることはない。

人間もその気候の中で生きているのだから、その長雨の中でも強く生き残った野菜の栄養をいただくのが一番。

食事が体をつくるのだ。


体が冷えて疾患が出ていたので、温める効果のある漢方薬をわざわざ高いお金を払って飲んでいるのだから。北国で南国の甘いフルーツをモリモリ食べなさんな、と。

漢方薬は手のひらに乗る程度。体を作っているのは毎日の食事。

そんな教えを受けつつ、南国のフルーツは南国で食べるように、と言われた。


だから・・・南国に行った時には、ここぞとばかりに、美味しいフルーツを心ゆくまでいただきます。最高。幸せ。

沖縄旅ノート

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