見出し画像

【認知症】やってはいけない関わり方

今回の記事では、
看護師としての経験をもとに、
認知症の患者さんに「やってはいけない関わり方」をお話しします。

認知症の方は、「記憶障害」といって出来事そのものが抜け落ちてしまう症状があります。

かといって、全てを記憶できないわけではありません。

とても悲しいですが、看護師やヘルパーの中には「この人は認知症で覚えてないから」と、対応が粗雑になっている方が中にはおられます。

しかし当たり前にこれはNGです!

倫理的にアウトなのは当然ですが、それだけでなく

認知症患者さんが対人関係で持った「感情」は、感覚として記憶に残るからです。

粗雑な対応をしていると、認知症の患者さんは「何をされたか」は忘れてしまいますが、

「不快な思いをした」という感覚は残ります。

認知症の患者さんは、自分が安心できる環境で過ごすことが病状の安定にも必要不可欠なので、

粗雑な対応は認知症の患者さんの病状を悪化させてしまう、リスクの高いケアとなってしまいます。

逆に、いつも優しく誠実な関わり方をしていれば
「この人は良さそうだ!」という感覚が残るので、

信頼関係を築くことができ、認知症患者さんの中に安心感が生まれ、病状の安定に繋がります

関わり方ひとつをとっても重要なケアとなるので、日々意識して向き合いたいですね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?