隠岐なまこ

島根県の離島 隠岐郡海士町で春〜秋は野良しごと、冬はなまこを干しています。マイブームは…

隠岐なまこ

島根県の離島 隠岐郡海士町で春〜秋は野良しごと、冬はなまこを干しています。マイブームは「家庭水田」を流行らせること。

最近の記事

稲の花を見ながら今年の田しごとをふりかえる 〜草対策編〜

・・・と、いうわけで、少々早いですが、今年の田んぼ作業のひとり反省会です。 人のできることは終わり、あとは天気次第 タイトルの写真は本日(8月3日)の稲の様子。走り穂が出ています。チョロっと出てる白いのが、おしべ。これから9月下旬の稲刈りまでにするのは、まわりの草刈りとか、たまに田んぼの様子を見て水を入れることくらいです。 今年の田植えは6月6日だったので、植えてから2ヶ月で出穂。稲の品種によって穂の出る時期は1ヶ月ほどズレますが、いずれにしても成長が早い。 稲は、発

    • 除草剤なしで草の生えない田んぼの話

      田んぼの稲穂は日ごとに垂れ、稲刈りを間近に控えています。 今日は、除草剤なしで草の生えない田んぼが現れた、というお話。 今年は大小6つの田んぼを作っていますが、一番広い田んぼで、田植え以降、除草剤なしにも関わらず、まったく草が生えないという事件が起きました。 6月8日 田植え。2日後の10日、島で和食を学ぶ「島食の寺子屋」の生徒さんたちが助っ人で来てくれて、補植。 「田車を押したい」という息子と一緒に、端から2〜3列、田車を押したのは6月20日。泥が柔らかくてうまく押

      • 見えてきた 家庭水田の課題と希望

        家庭水田の記事の公開後、現在(2021年3月)までに、7世帯の方に興味あり、と声をかけてもらいました。役場で農業振興に携わる友人にお願いし、田んぼを探してもらった結果、このうち5世帯は既に借りる田んぼが決まり、田植えに向けて着々と準備を進めているようです。海士町内の田んぼをしている方は65世帯とのことなので、数だけでは7%増。2021年は海士町の家庭水田元年になりそうな感じで、ワクワクしています。 今回は、家庭水田構想実現のための課題と、見えて来た希望についてです。 家庭

        • 米は買う?作る? 家庭水田 公開Q & A

          今回は、公開Q & Aです。来年(2021年)を稲作元年にしようとしている方から、質問が届きました。家庭水田やってみたいな、という方が他にいたら何かの役に立つかもしれないので、この場でお答えしてみます。 *注意* 回答は、私の経験に基づいたもので、実際に作る田んぼの条件や、作り方によって回答の数字と差が出てくると思います。あくまで、家庭水田の具体的なイメージを持っていただくためのもの、とご理解ください。 では、いってみましょう。(質問は原文ママ) ・スタートするのに最低

        稲の花を見ながら今年の田しごとをふりかえる 〜草対策編〜

          家庭水田をやりたい人、現る。

          前回の記事を見て、「来年から自分で田んぼをやってみたい!」という方が複数、現れました!複数、っても二人ですが。すごいことです。今日は我が家の米事情や、田んぼの生き物をご紹介しつつ、家庭水田の魅力を掘り下げたいと思います。 自分が食べたい品種を選んで作る海士町で栽培されているうるち米は、コシヒカリ・つや姫・きぬむすめ、といったコシヒカリ系の品種が主ですが、我が家では3年前からササシグレ、昨年からは加えて亀の尾という品種を育てています。 どちらも古い品種で、化学肥料を使って育

          家庭水田をやりたい人、現る。

          「家庭水田」やりませんか

          note、はじめまして。いきなり、なんのこっちゃ?なタイトルです。 「家庭水田」、私の頭の中をぐるぐる回って、ポンと出てきた言葉です。 広辞苑っぽく勝手に定義すると・・ かていすいでん【家庭水田】 ① 家庭菜園の田んぼ版。家で食べるための米を栽培する田んぼ。 ② 農薬や化学肥料を極力使わず、気軽につくる小さな田んぼ。 これを流行らせたい。勝手に家庭水田構想(妄想)をしています。 それはなぜか。 家庭水田は楽しい冒頭の写真は、田車を押す息子(4)です。小さな田んぼ

          「家庭水田」やりませんか