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中学三年生の時 優しい担任の先生の対応でいじめが悪化した話

今回は上記の前回の記事の続きで、私が中学三年生の時、担任の対応がまずくいじめが悪化してしまった話を書いていこうと思います。

前回の記事を読んでいなくても内容的には分かりますが、もしよかったら前回の記事も読んでくれると嬉しいです。

中学三年生の担任B

Bはとても優しく、いじめの話を他の教師から聞いていたのか、新学期早々自分から私に話しかけてくれました。

「何かあったら、いつでも相談していいんだぞ」

私はこの段階では、とても信用できるいい担任に当たったなと思いました。実際人としては今でも大好きです。

ただし、いじめ対策として信用できるかというと全く話は別です。

物理の時間だけ学級崩壊

彼の担当は物理でした。最初こそ普通の授業なのですが、彼の弱々しい見た目と声、喋り方、それに反する態度の大きさがいじめグループの生徒の反感を招き、授業中に騒ぎ出したのです。

つまり、彼自身もいじめっ子達からのいじめのターゲットにされてしまったのです。

一応、相手は教師なのでいじめといっても生徒同士で起こるような暴力、暴言、嫌がらせが横行していたわけではありません。しかし彼の授業になると彼らは一斉に騒ぎ始めました。それを止めようとしますが、当然のようにスルーされます。担任教師としての威厳はそこにはカケラもありませんでした。

この時点で私は、この人にいじめを相談しても良くならないなと確信しました。

担任に頼れず苦しい学校生活に

二年生時のいじめグループの主犯四人のうち、三年生で同じクラスになったのは一人だけでした。それでも、敵の戦力は4分の1になったにも関わらず残念ながらいじめはどんどん悪化していきました。

主な内容は、科学実験の時に机をビチャビチャに汚されるなどの犯人のわからない形での嫌がらせと、体育の授業時に「下手くそ」「真面目にやれ」「ゴミとチームメイトになってイライラする」などミスするたびに屈強な運動部員に怒鳴り散らさせるという2択でした。

Bは舐められていたので、理由さえつければ直接悪口を言っても問題ないと判断したのでしょう。

とにかく辛いことは辛いのですが、「身の危険」は去年の担任のお陰でなかったわけです。これは感謝してもしきれません。もしも二年生の時点でBか担任だったら… と思うとゾッとします。

中学三年生前半のクラスでの立ち位置

まず、中学二年生の後半はかなり楽しく過ごしていたので、中学三年生に上がっても私をいじめるのは一部の運動部員だけでした。

この時点では運動部=いじめに加担というわけではなく、むしろ執拗にオキモトに「だけ」異常にミスを指摘する同僚達に疑問を持つ運動部員もいたという感じでした。

また、運動部に所属していない文化部のメンバーは私と仲良くしてくれました。友達も普通におり、体育(と教師が体罰するパワハラ教師の英語の文法)の時間はお腹が痛くなる事もありましたが、おおむね学校は楽しかったのです。

しかし、担任Bの間違ったいじめ対応により、私の楽しかった中学校生活は奈落の底へと引きずり落とされるのです…

担任Bの恐るべき指導

ある日、私はAに職員室に呼び出されました。真面目に授業も受けているのに何を言われるのかと職員室に行くと、彼に開口一番「Zと仲良くしてくれ」と言われました。

私は驚いて「なんでですか?」と聞き返しました。すると「お前はいじめを受けているから、同じいじめを受けているZの気持ちが分かるだろう」との事。

Z(仮名)というクラスメイトは、運動部から殴る・蹴るなどの自分より激しいいじめを受けていました。また、彼が癇癪持ちだった事もあり、自分をいじめから庇ってくれた優しい友人すら「彼はいじめられても仕方ない」「いっそ学校を辞めて、フリースクールで勉強した方がいい」という感じでした。私自身いじめは反対ですが、彼とは関わりたくないというのが正直な所でした。

この時点で、この担任は「ヤバイ」事に気がつきましたが、ここでZを突き放すと私もZへのいじめに加わる事になります。いじめが嫌いな私にとって、それはそれでできませんでした。

その後、Aによって「オキモトは安全」ということがZに知れた結果彼は私の周りをつきまとうようになりました。

結果、Zへのいじめは全く止まず私へのいじめが大幅に悪化しました。ただでさえ人望がないいじめられっ子に、さらにより人望のないいじめられっ子がくっついた結果。今まで私をいじめる事に興味がなかった層までもが、私をいじめる事に加わるようになりました。

それまではあくまで第三者目線では「運動部のチンピラにいじめられていた被害者」だった私は、Zに付き纏われることでクラスでの扱いが「やばい人を惹きつけるヤバイ人」になってしまったのです。

これにより、クラス内で私へのいじめは完全に正当化されてしまいました。更にZの友達だという印象がついた事で連鎖的に「私の友人である」というだけで、クラス内での立場が悪くなる事になってしまいます。

この頃から段々と、私の周りから人が離れていったように記憶してます。

何がいけなかったのか

正直色々ツッコミ所があり過ぎるのですが
①いじめっ子に言い返せないほど気が弱いのに、なぜか学歴自慢をするなど偉そう
②いじめっ子に対して注意すらできない・しない
③話は熱心に聞くが、提示する解決方法がトンチンカン
④いじめられっ子(私)の気持ちを無視
⑤Zと私がグループを組むことによる、周囲の生徒の私への印象の変化が想像できていない

上記が悪く、結果的に私もZも救われない悲惨な結果になってしまったのではないかと私は考えております。

ちなみに一応フォローしますと、たまの自慢話以外は滅茶苦茶優しくて良い先生です。授業も面白くて分かりやすい。

だからこそ、そんな「良い人」でも無意識に生徒を奈落の底に突き落とすかも… ということを伝える為に、長くなってしまったのですがエッセイとしてこの件を書いてみました。

長記事の読了ありがとうございました。次回は自分が高校中退した理由について書いていこうと思います。よろしくお願いいたします。

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